ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチの未完作がある!?ミラノ観光名所「スフォルツェスコ城」とは

※2018年8月、加筆修正をいたしました。

スフォルツェスコ城はドナト・ブラマンテやレオナルド・ダ・ヴィンチも「アッセの間」と呼ばれる部分の装飾に携わり、15世紀にミラノの領主であったスフォルツァ家が完成させたお城。ミラノを代表するルネサンス建築です。

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ミラノのルネッサンス期最大の城「スフォルツェスコ城」とは

109メートルにも及ぶフィレーテの塔。時計はおよそ100年前に追加されたものなのだそう。
109mにも及ぶフィレーテの塔。時計はおよそ100年前に追加されたものなのだそう。

スフォルツェスコ城はもともとはミラノの貴族である、ヴィスコンティ家によって建てられた城塞。しかし1450年、スフォルツァ公爵がヴィスコンティ家の居城を改築し、増築されました。このスフォルツァ家は15~16世紀にミラノを統治していました。

その後も改築と増築がなされ、途中ナポレオンによって一部が破壊されるも、19世紀に修復された過去をもつ、とても歴史の長い城塞です。

お城というよりも、まさに要塞と言える構造

高い壁が続きます
高い壁が続きます。

荘厳な雰囲気
荘厳な雰囲気に圧倒されてしまいそう。

「お城」と言うと、豪華な装飾がなされていたり、童話の王様が住まうようなファンタジックなお城を思い浮かべてしまいがちですが、このスフォルツェスコ城は豪奢な外観よりも守りに徹する、まさに要塞!という雰囲気です。

それもそのはず!スフォルツェスコ城は戦闘を経験したお城

先ほども述べた通り、スフォルツェスコ城は1796年にミラノを征服したナポレオンによって一部の施設が破壊されました。当時ナポレオンはイタリア遠征軍隊長として、オーストリアと対立、その中間にあたるジェノヴァやミラノと言った地域はまさに戦火の最中にある状況でした。

このように、実際に戦闘を経験しているお城ということもあり、どこか堅牢さや重厚な印象を感じさせるのも納得できますね。

荘厳なオブジェ
オブジェも荘厳な印象です。

現在の中庭は、憩いの場所として開放

壮絶な歴史を持つスフォルツェスコ城ですが、現在は施設内に博物館があり、中庭も観光スポットとして開放されています。現地に住む人々はもちろん、観光客が利用できる憩いの場所でもあります。

休憩中の方がちらほら
休憩中の方がちらほら

重厚なレンガ道。歩いていると、まるでタイムスリップしてしまったよう
重厚なレンガ道。歩いていると、まるでタイムスリップしてしまったような気持ちになります。

この中庭、なんと騎士たちの練習場だったそう!

騎士たちの練習風景を妄想しながら、ちょっぴり休憩
騎士たちの練習風景を妄想しながら、ちょっと休憩

今でこそ憩いの場として機能する中庭ですが、当時は騎士たちが鍛錬するための修練所でした。中世を舞台にした作品では騎士の練習風景などが描かれることがありますが、実際はどのようなものだったのでしょうか。想像が膨らみますね。

なお、記念写真の人気スポットは噴水前のようで、どなたもたくさん写真を撮っていました。

夜のスフォルツェスコ城は、さらに厳かな雰囲気に

光のベールをまとう、スフォルツェスコ城
光のベールをまとう、夜のスフォルツェスコ城

夜のスフォルツェスコ城は、昼の雰囲気とは全く異なるほどの厳かなオーラをまとっていました。夜は人気があまりなかったため、ちょっぴり怖く感じる場面も......。夜に行く場合は、複数人のグループで行くなど治安にも十分にお気を付けください。

幻想的です
厳かで幻想的な雰囲気に惚れ惚れします......。

博物館には、ミケランジェロによる「未完の三部作」がある!?

そして、もしスフォルツェスコ城の観光にある程度の時間が割ける方や、美術に関心の高い方はぜひ城内の博物館にも足を運びましょう。ここには、かの芸術家ミケランジェロが遺した未完の作品「ロンダニーニのピエタ像」があります。

ロンダニーニのピエタ像はミケランジェロが84歳から88歳の最期まで作られた彫刻とされており、バチカン市国のサン・ピエトロ寺院にあるピエタ像とはずいぶんと雰囲気が異なります。

バチカン市国のピエタ像はまるでそこに人がいるかのように肉体的で、エネルギーを感じる神々しさや慈悲が見られますが、ロンダニーニのピエタ像はその対極にあるかのように、どこかもの悲しい慈悲に溢れています。

さらに2013年には、お城の天井にかのレオナルド・ダ・ヴィンチが描かれたとされる壁画が「発見」されました。ダ・ヴィンチの壁画は1498年に作られていたとされていますが、その後の戦闘により制作が中断されてしまったのではないか、と言われています。(※)

参考:ハフィントンポスト:ダ・ヴィンチの隠された壁画発見 イタリア・ミラノにあるスフォルツェスコ城の天井から(外部サイトに遷移します)

ミラノを取り巻く歴史を、戦いや芸術などさまざまな視点から知る事ができるスフォルツェスコ城は、ぜひ行ってみて欲しいスポットです。

スフォルツェスコ城 基本情報

名前:Castello Sforzesco
住所:Piazza Castello, 20121 Milano, Italy
開場時間:7:00-19:30
入場料:無料(美術館は別途チケット購入が必要)
公式サイト::http://www.milanocastello.it/

博物館基本情報

営業日:火~日曜日
※無料入場日:毎月第1火曜日と第3火曜日は14:00から、最初の日曜日
営業時間:9:00-17:30(最終入場は17:00まで)
入場料金:5.00ユーロ
ガイド付きツアー(毎週土曜日15:00):8ユーロ
※入場料や閉館日などは、公式サイトで最新情報をご確認ください。

写真:Italyii(イタリィ)編集部

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