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ギリシャ/アテネから日帰りでも楽しめる遺跡とリゾート
夏、バカンスシーズン真っ盛りです。
ギリシャで夏といえば海!バカンス!ということで、そろそろアテネの街は閑散としてきている今日この頃。
うちはと言うと何故か今年の夏は仕事が立て込んでたりで忙しく、恒例の島でのバカンスに行けるかも怪しくなってきましたが、時間が許す限り近郊のビーチへ出かけたりしています。
先日は、ちょっと足をのばして......と言ってもアテネからは余裕で日帰りできるコリントス方面へ行ってきました。
ペロポネソス半島の入り口に位置するコリントスの見所は、まずアッティカ半島とペロポネソス半島を隔てるコリントス運河、そして古代コリントスの遺跡があります。
遺跡のあるアルヘア・コリントスは現代のコリントス市からは少し離れていてバスで行くには難易度高めなので、ツアーを利用するのがおすすめ。
写真のアポロン神殿は、紀元前6世紀頃に建てられたもの。元は38本あったドリス式列柱は現在7本が残っているのみですが、ひとつの石を削って造られたもので見ごたえがあります。
また、商店が立ち並んでいたとされる大通りやアゴラ、貯水槽などの遺跡も比較的よい保存状態で残っていて、かつての栄華がしのばれます。
次は、コリントスの北東8km、コリント湾沿いのリゾートタウンであるルトラキへ。再びコリントス運河を渡り、ちょっと戻ります。
ガイドブックなどでも紹介されている有名な風景は高さ80mもの丘を一直線に縦断する幅23mの箇所ですが、ルトラキへ向かう時に通ったのはイスミア橋。
この橋、可動橋なのですがちょっと変わっていて、船が通る時は運河に沈む降開橋なのです。
橋の真ん中から見た風景。
向こうの、幅が狭くなっているところがわかるでしょうか?
ルトラキはギリシャ語のルトロ(浴場)に由来し、古代の名前はテルマエ。
その名から想像できるように、温泉そして上質なミネラルウォーターが湧くことでよく知られており、最古のリゾート地であったと言われています。
そして、現代のルトラキで、もうひとつ有名なのがカジノです。私は利用したことがないのですが、ヨーロッパで最も規模が大きいカジノのひとつだそう。
カジノが入っているのは「クラブ・ホテル・カジノ・ルトラキ」というホテル。なかなか素敵なリゾートホテルです。
ホテルのプールと......
ビーチも綺麗。
あまり何もないところを撮ってしまいましたが、近くにはカフェやバー、レストランもあり賑わっていました。
アテネから結構近いので、ちょっとしたバカンスにもよさそうです。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。