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ホーチミンの日本人町に入ればそこは昭和の時代
ベトナムだけではなく、世界各地に在住日本人が集まる「日本人町」というものがあります。中華街のような大規模ではありませんが、旅行者にとっても異国で見る日本というのは興味があるのではないでしょうか。
今回はホーチミンの日本人町をご紹介します。
日本人町があるのはレタントン通り。市民劇場から徒歩10分程度で行くことができます。大通りにはたくさんの日系飲食店やマンション、コンビニ、輸入雑貨ショップがあります。しかし、今回歩いてみるのは、その大通りから一本路地に入った先に広がる区画。まるで迷路のように道が入り組んでいるので、旅行者は迷うかもしれません。夜になると頭上には提灯が灯り、日本の昭和を感じさせるような独特の雰囲気が漂い始めます。
また、このエリアには多くの日本人が暮らしているのも特徴の一つです。通りを行き交う在住日本人は、見事に現地に溶け込んでいます。
ベトナムでは、縦長の3階ないし4階の戸建てが一般的で、ワンフロア左右に一部屋ずつ10畳ほどのワンルームがあり、そこを間借りするのが基本です。1階は大家が住んでいる場合が多いです。二人以上で住むと手狭ですが、一人暮らしにはちょうどいいです。
日本人はお馴染みの大阪グルメであるたこ焼き。実はこのたこ焼き、現在ホーチミンで大ブームとなっています。タコ焼き屋台が道端のいたるところで出現して、屋台の回りにはバイクをとめて焼きあがるのを待つベトナム人で大行列。
ベトナムでは近年手軽に食べられる外国グルメが屋台を媒介に若者にブームとなっています。たこ焼きの前は韓国のトッポギやチーズがブームでした。今回は長く続くといいですね。
ラーメン店も日本人町には複数軒あります。お酒を飲んだあとにラーメンを食べたくなるときってありますよね。そんなときにもおすすめです。
この路地にある飲食店のほとんどは昭和初期をモデルにした居酒屋ばかり。店に入れば美空ひばりさんの歌声が聞こえ、立ち飲み居酒屋が流行り、みんなでハイボールを傾ける、そんな懐かしい時代を映しています。旅行者の方にもおもしろく興味深い発見があるかもしれません。是非一度訪れて、日本人町に迷い込んでみてください。
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古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!