ファミリーにオススメ!イタリアのリゾート村体験記

小さな子供を連れてバカンスに行くことを決めた時、一番悩んだのは宿泊先でした。

条件は、幼児食を作る必要があるのでキッチン付きの宿であること。子供用ベッドの貸し出しなど、子連れに便利なサービスがあること。そして、プールがあること。

そうした条件を考慮し、今までは家族経営の小さな宿を好んでいましたが、今年の夏のバカンスでは大型のファミリーリゾートに初挑戦してみることにしました。結果的にはそれが大正解!子連れでもストレスフリーで素晴らしい体験ができたので、今回はイタリアの家族向け大型リゾート施設を紹介します。

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今回私たちが訪れたのは、ガルダ湖南にあるペスキエーラという町から、車で10分ほどの距離にある大型バカンス村です。

着いてみてまず驚いたのは、その敷地の広さ!貸しアパートが並ぶ区域の他に、ホテルやゴルフ場もあり、徒歩では移動し尽くせないほど広いんです。遊具がある公園、屋内ボールプール、ミニサッカー場やビーチバレーコートなど、滞在客は敷地内の設備をどれも無料で使うことができます。私たちはリゾート内の1軒のアパートを借り、10日間ほど滞在しました。

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こちらが、私たちが借りたアパート。

ダイニングキッチンと風呂トイレ、寝室というシンプルな作りです。アパート内の設備は、必要十分といった感じかな。快適さは五つ星ホテルとまではいかないけど、どこも清潔だし、調理器具や掃除道具なども一通りは揃っているので生活に不便はありません。食材の買い出しは町のスーパーでしたけれど、一応施設内にもミニマーケットがあって、ちょっとした買い物はそこでもできるようになっていました。

私たちは使う機会がなかったけれど、最寄りの町ペスキエーラには、滞在客向けに無料のシャトルバスが出ています。

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もちろん、料理したくない日にはレストランやピッツェリア、Barで食事することもできます。ピッツェリアでは石窯で焼いた美味しいピザが安く食べられるし、レストランは大人18ユーロ(子供無料)で食べ飲み放題でした。

唯一の難点は、利用客がみんな子連れだからレストランのディナータイムがすごく早いことかな。だいたい21時半にはみんな食べ終わってしまって片付けが始まるみたいです。

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何より素晴らしかったのは、このラグーナビーチ。とっても広くキレイなプールで、アパートから徒歩数秒の場所にあります。

巨大なプールの横には子供用プール、ジャグジー付きプールも完備。リゾート施設内にはこの他に屋外プールが2つ、屋外プール1つ、サウナやフィットネス機器があるウェルネスセンターもありました。

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着いた日の夕方、ラグーナビーチで遊んでいたら、突然音楽が鳴ってキャストたちによるダンスパフォーマンスが始まりました。そんなサービスがあるなんて想像してなかったのでビックリ。

後でわかったんですがリゾート内の至るところで、毎日朝から晩までキャスト主催のイベントが開かれていて、ダンス教室やヨガ教室、ゲームやスポーツ、外国人向けイタリア語教室まで(!)、予約不要、誰でも無料で参加できるようになっていたんです。キャストたちはみんな親切で、盛り上げ上手。本当に、至れり尽くせり!!

夜になると施設内にある屋外劇場でキャストたちがミュージカル・ショーをやっていて、そちらも自由に見ることができました。

朝から晩まで思う存分体を動かして遊ぶことができて、キャストたちにも親切にしてもらって、娘もとっても楽しそう。プールサイドでのDJイベントや生演奏ジャズライブなど、大人が嬉しい企画も盛り沢山で、親子ともに大満足の滞在でした。

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10日間滞在したけど、とても全部は遊びきれない!今まで大型の宿泊施設を敬遠してきたけど、まさかこんなに楽しいものだとは思ってもみませんでした。子供を産まなかったら、きっと一生体験することがない場所だったかもしれません。

そうそう、滞在客のほとんどはヨーロッパ(特にドイツ)からの観光客で、施設内の共通言語が英語なことにも驚きました。やっぱりイタリア人は今までの私と同じように、大型宿泊施設を嫌う傾向があるのかな?と思ってみたり。

イタリアで子育てをしていて、日本よりも子連れ旅行がしやすいな、というのは何度か感じたことがあります。今回私たちが選んだ宿もそうですが、2歳以下の子供は滞在費無料というところも多くて、ベビーベッドやお食事チェアの貸し出しなどもあります。町の中で授乳できる場所や清潔なトイレを探すのは日本より難しいですが...でもホテルやレストラン、公共交通機関などでも、ヨーロッパの人は小さな子供に対してとても寛容です。少しくらい騒いでしまっても周囲が温かく受け入れてくれるから、親側のストレスがだいぶ軽減されるんですよね。

子連れでイタリア旅行は無理と諦める前に、ファミリー向け宿泊施設を中心に旅を組み立てる、というのは一つの有効な選択肢かもしれませんよ。

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佐藤 モカ

イタリア・フィレンツェ在住。作家、フリーライター、マーケティング各種リサーチやコーディネートなど。2013年女児出産、現在育児奮闘中。

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