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お祈りに欠かせない!インドのきれいな花輪飾り
インドではお寺の前などで、お花を売っているお店を必ず見かけます。
お花といっても、花束のようなものではなく基本的に花輪。マリーゴールドやバラなどの花輪が色鮮やかでとっても美しい!これはお寺や自宅の神様にお供えする為に売られています。
こちらはベナレスにあるサンカト・モーチャン寺院という有名なお寺の前の花屋。たくさんの花輪が売っていますが、長さや大きさによって値段も変わります。
インドの方々は、花輪やお供えもののミターイー(スイーツ)を持ってお寺に参拝します。
ヒンドゥー教の寺院の中の神様像には必ず立派な花輪がかかっています。これは毎日必ず新しいものに変えるのだそうです。
ベナレスのガンジス河のほとりで毎晩行われているアールティー(祈りの儀式)でもこの通り。神像がうもれちゃうぐらいの花輪が!マリーゴールドがとってもきれいですよね。
こちらはイスラム教の霊廟の前で売られていたお花。イスラム教の方も霊廟に参るときは主にバラの花をお供えとして持っていくようです。やはり祈りにお花は欠かせないんですね。
こちらはバンガロールと言う町のフラワーマーケットで売られていた花輪。立派な花輪ばかりで壮観!多くの人が訪れてたくさんの花輪を購入していました。
もちろんマリーゴールドやバラは定番のものとしてどこにでもあるのですが、その他のお花の種類は地域によっていろいろ違っているので、地域それぞれのお花マーケットを見ているとおもしろいです!
見てください!車の中の神様像のためにも、小さな小さな花輪をかけてしっかり祀っています。これはジャスミンの花で、とてもいい香りがします。
こういうのを見ると、なんだかほっこりしますよね。
その他、結婚式でも花輪をかけあいますし、誰かを歓迎するときも花輪をかけて歓待しますし、インドではとっても身近な存在の花輪。インドの花輪は吉祥のシンボルとして考えられているのですね。
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すずまむ
- 2001年よりインド在住。現地の大学で日本語を教えて早10年。通訳・ライターなどもこなしつつ、日印交流の為日々奮闘しています。