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夏のギリシャ旅行で気をつけること
それぞれの季節に良さのあるギリシャですが、観光のハイシーズンは5月から10月ぐらいまで。もっとも「ギリシャらしい」雰囲気を楽しめるのは、やはりこの時期です。
今回は、特に夏のギリシャで気をつけるべきことをまとめてみました。夏のギリシャ旅行を満喫するためにも、注意すべきポイントはしっかり押さえましょう。
●気候について
地中海性気候に属するギリシャでは、夏の間ほとんど雨が降らずカラッと晴れた日が続きます。7~8月には40℃を超えることも。湿度が低いので気温の割には比較的過ごしやすいですが、日差しには厳重注意。
アテネの人気観光スポットであるアクロポリスなどの遺跡は陰になるところも少なく、歩き回るのもハードなので熱射病にならないよう対策が必要です。日焼け止め、帽子、サングラスで日差しをガードすること。ミネラルウォーターを携帯し、水分補給も忘れずに。
遺跡観光は日差しや気温がピークに達する10~15時ぐらいの時間帯は控え、その時間帯を博物館めぐりにあてるなど、観光スケジュールを賢く組むと疲れも少なく快適に過ごせます。
シエスタの時間(14~17時ぐらい)は店も閉まっていたりしますが、観光地の土産物店などは開いているので、お土産ショッピングやのんびりランチもいいですね。
ビーチを満喫したいなら、その年にもよりますが気持ちよく泳げるのは6~9月ぐらいです。
整備された有料ビーチとそうでないビーチがあり、どちらもそれぞれ魅力がありますが、整備されていないビーチでは日よけになるものがなかったりするので気をつけて。海で泳ぐのも、紫外線のピーク時間帯は避けるのが賢明です。
整備されたビーチではカフェやタベルナが併設されているところが多いので、日差しの強い時間にはゆっくり食事やドリンクを楽しみつつ、のんびり一日過ごすのもいいもの。泳いでる間は、当然ながら貴重品の管理には注意しましょう。
●ギリシャ人のバカンスシーズン
バカンスをとても重要視するギリシャ人にとって、夏は「のんびりする季節」。特にアテネなど大都市は、みんながバカンスに出かける8月には閑散としてしまいます。観光業に携わるギリシャ人にとっては逆に一番忙しい時期ですが、一般のギリシャ人は必ずと言っていいほど休暇をとるので、都市部では閉まってしまうお店やレストランも結構あるので気をつけてください。
ギリシャ人のバカンスのピークは8月15日の聖母被昇天祭で、この祝日を挟んだ2週間ぐらいがアテネの閑散期。もちろん、アテネでもプラカなど観光客の多いエリアは普段通りなのでご安心を。
この時期注意するのは、フェリーの混雑などでしょうか。8月の最初の2週間ぐらいが一番混み合います。
●服装について
暑いので肌の露出が多くなりがちですが、あまり肌を出した格好で教会に入るのは失礼に当たります。厳粛な祈りの場所であることを忘れずに。基本的にギリシャではドレスコードにそれほどうるさくありませんが、ちょっといいレストランに行く時は、男性のショートパンツやサンダルなどカジュアルすぎる格好に注意。
最初に挙げた気候についても関連しますが、ギリシャの夏はかなり暑いと言っても、8月の終わり頃には薄手の上着が必要になることも。特に島などではこの時期かなり強い風が吹くことがあり、夜には少し肌寒くなったりします。
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アナグノストゥ直子
- アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。