公開日:
最終更新日:
香港で布問屋街といえば迷わず深水埗!
深水埗
この名前を聞いて思い浮かぶものは、その人によって違うのかもしれません。
パソコンや携帯などのデジタルグッズ、安くて美味しいローカルレストラン、手作りアクセサリーに欠かせないビーズ類、それから手芸・・という域を超える布の問屋街。
香港は同じような店がひとつの場所に集まることが多いのですが布問屋が集中するのは深水埗の南側、一番多いのは南北に走る南昌街の東側でしょうか。
これだけ似たような店があって、どうやって生き残れるんだろう・・と心配になるほどの店舗数。
そして、各店舗にはこのようなサンプル品が所狭しと並んでいます。
ちなみにこのサンプルは無料で持ち帰りが可能。
皆さんこのサンプル品を持ち帰り、吟味して購入・・・ということが普通のようです。
たしかにこれだけ多いと、自分がどんな布欲しいかも途中から分からなくなりますし、「いいね」と思った店が一体どこにあったのかだってすぐ忘れてしまいますもの。
路面店のお店以外に使いやすいのが、このような露店。
こちらはサンプルなどなく現物のみです。
取り扱い種類は路面店には劣るかもしれませんが、ここの良さは少量でも売ってくれること。
ちょっと試してみたいとか、趣味でやるのに大量は必要ないですよね。
1メートル欲しい・・という時などは、こういう露店のほうが融通が利くので便利なのです。
とりあえず今日はこのまま退散しましょうか・・・というその時、布以外にとっても気になるものを発見しました。
売り物なのか、それとも元売り物なのか、確認してみましょう。
ラックに置かれているおそらく端切れの布。
お店によっては中途半端な布を安く売っていたりするので便利なのですが、気になるのは布の柄や値段より、一番上に君臨するあのお方。
いい場所ですね。高さもあって、しかも下に物まである。
幾つもの布が重なるその弾力感、いかがなものでしょうか。
しかも偶然なのか必然なのか、よりによって黒や紺などの濃い色ばかり。
まだ毛が抜ける季節ではないにしても、白い毛が布にペッタリ舞っていますもの。
布問屋の美女
香港では至るところで看板ニャンコに出会うものですが、こんなに堂々と商品の上で寛いでいる子は初めてかもしれません。
またこのラックの向こうにはちゃんとトイレも置かれていました。
ということは、ここが定位置という証拠。
端切れが売り物かどうかは未確認ですが、ダメと言っても座るのでしょうね。
数え切れないほどの布が売られる問屋街。
そぞろ歩きの際は看板娘の存在もどうぞお忘れなく。
深水埗の布問屋エリア
MTR深水埗駅出口AまたはCを出て、東方面へ進み南昌街を過ぎた辺り。
平日日中が主な営業時間(店舗により異なる)
Ranking香港記事ランキング
-
mangonaoko
- 香港人と結婚して数年、猫2匹と香港在住。現在“猫が暮らす香港”をテーマに 水彩イラストを中心に活動中。