元クルー(船員)の「もっち」が語る!快適なクルーズ生活の為のお役立ち情報:準備物編

こんにちは。元クルーズ客船乗組員の「もっち」です。

今回は、元客船クルーというよりは一人のクルーズ好き、そして添乗員としての目線で、快適な船内生活のためのお役立ち情報をご紹介したいと思います。

今回は「準備物編」です!

日本発着に参入している外国船を含め、ほとんどの客船にはバスタブはありません。「熱いお風呂に浸かる」という概念があまり無いからです。各キャビンにあるのは小さなシャワースペースだけ。それは仕方ないことなのですが、乗船後に気づく意外と不便な点は、「船によってはシャワーヘッドが固定式で動かせない」ということ。

mocchi_shower1.jpg(この写真はシャワーヘッドが動かせるタイプ」)

海外旅行に行った時にも多いですよね。シャワーヘッドが上の方に固定されていてシャワーホースが無く、伸ばせない、向きを変えられない、その上水圧が弱くてまともにシャワーが浴びられないということ。しかもそれが客船だったら、毎日同じ不便な思いをしなければなりません。

そこでお勧めしたいのが、①「洗面器の持参」です。洗面器一つあれば固定式のシャワーであっても格段にシャワーが浴びやすくなります。

mocchi_shower2.jpg(シャワーヘッドが動かせないタイプなので洗面器があると便利」)

さらに洗面器はシャワー以外にも役に立ちます。「洗濯」です。クルーズではただでさえスーツやワンピースなど荷物が増えますよね。日数の長いクルーズだとなおさらです。靴下や肌着など小さな着替えは、日中に自分で洗ってキャビンで乾かして使う。室内は乾燥していることが多いので、小さなものならすぐに乾きます。

それから、②小さな「タコ足ハンガー」の持参もお勧めです。

靴下や小さな肌着を洗って乾かすにはハンガーが必要ですが、キャビンにあるのは洋服をかけるハンガーですので、自分で小さなタコ足ハンガーを一つ持参すると重宝します。短めの洗濯ロープがあっても良いですね。

その他に持参すると便利なのが、③「目覚まし付き・タイマー付きデジタル時計」です。

「時間を忘れてゆったりくつろいでいただく」為、キャビン内には時計をつけていないのがクルーズ客船の基本です。船によっては室内のテレビをつけて時間を確認できるものもありますが、いちいちテレビをつけるのも少し面倒ですよね。目覚ましやタイマーをかけるのも、キャビン内のテレビや電話でセットしなければならないことが多くあります。でも外国船だとそれも日本語ではないため、うまくセットできないこともあります。

そこで重宝するのが時計です。それも目覚まし付き、かつデジタル時計が良いです。内側キャビンだと外の日光が入らないため、時間が分かりにくくなります。場合によっては昼なのか夜なのか分からなくなることもありますので、デジタル時計で昼と夜が見やすいものが便利です。

私の知り合いで、「せっかく外国クルーズに参加して、寄港地でのオプショナルツアーを申し込んでいたのにキャビンで爆睡してしまい、昼と夜を間違え、起きた頃には既に出港していて、一番楽しみにしていた寄港地観光が出来なかった。」という人がいます。目覚まし付きデジタル時計があればそういった事態も避けられます。

デジタル時計がお勧めな理由のもう一つは、時間合わせをしやすいことです。

外国クルーズに参加すると、途中で時差が変わる場合もあります。アナログ時計だと時間を正確に合わせるのが難しいものもありますので、正確に合わせやすいデジタル時計の方がお勧めです。

そしてもう一点、デジタル時計はデジタル時計でも、「腕時計型のデジタル時計」は是非準備していただきたいと思います。船内イベントやアクティビティはスタート時間が決められており、異なる種類が幾つも同じ時間帯に行われることも多いです。時間を無駄にせずに自分の興味のあるイベントやアクティビティに効率よく参加するためには、タイマー付きデジタル腕時計を活用するのがとても便利なのです。

クルーズにお勧めな準備物は他にも沢山ありますが、初めてでは意外と気づきにくいことを中心に今回はご紹介させていただきました!

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