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長野・地獄谷野猿公苑(海外でも人気の"snow monkey")
~地獄谷野猿公苑 海外でも人気の"snow monkey(スノーモンキー)~
地獄谷野猿公苑は、長野県の志賀高原を源とする横湯川の渓谷に位置しています。標高850mのこの地は、一年のほぼ三分の一が雪に覆われる厳しい環境です。険しく切り立った崖に囲まれ、噴泉が絶えず噴煙を上げる光景に、いつしか人々は「地獄谷」と呼びました。
しかし、ここはサルたちにとっては楽園。古くからニホンザルの群れが自然のままに暮らしています。
サルの仲間は、ゴリラやチンパンジー、オランウータンなど、世界中に180種ほど存在しますが、ほとんどはアフリカや東南アジアといった熱帯から亜熱帯地域にかけて生息しています。
日本固有種のニホンザルは、ヒトをのぞく霊長類の中で最も北に棲むサルとして知られています。海外では"snow monkey(スノーモンキー)"と呼ばれ、人気があります。
なんと言っても、地獄谷のニホンザルは「温泉に入るサル」として、広く世界中の人々に愛されています。
サルたちが温泉に入るのは、地獄谷の厳しい冬の寒さをしのぐための手段。ですから、温暖な時期には積極的に温泉には入りません。温泉に入ることは、サルたちの生活のほんの一部分でしかありません。温泉に入らない時期でも、一年中ニホンザルの観察は楽しんでいただけます。
地獄谷でサルたちがお待ちしています。
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