▲高野山・根本大塔 （写真提供：和歌山県観光連盟）

秋本　今年、高野山は「開創1200年」を迎えましたが、4・5月の様子はいかがでしたか？

西さん　例年、一年間の参拝者数は150万人くらいですが、今年はご開帳の4・5月50日間だけで60万人お越しいただきまして、大変驚きました。

秋本　大反響だったから10月にもう一度ご開帳を行うんですよね？

西さん　はい。春は人が多くて参拝が大変だったという声もいただきまして、秋にもご開帳を開催します。秋には紅葉が始まって、蛇腹道という壇上伽藍と金剛峯寺を結ぶ土の道がライトアップされますし、紅葉がとても綺麗でオススメです。

秋本　あとは、宿坊に泊まって精進料理や朝のお勤めなども楽しめますよね。そういえば、今年は「2015年に訪れるべき"世界20選"」にも選ばれました。

西さん　最近は外国人の方、特に欧米の観光客が増えましたね。「素朴で、変に観光地化されていないところがいい」と言ってくれています。

久世さん　『奥の院』は、朝一番に行くのがいちばんやね。

西さん　はい。和歌山県の「朝日・夕日百選」（（公社）和歌山県観光連盟）に選ばれている場所ですので、一の橋の参道にみなさん行かれますね。

秋本　それから世界遺産に登録されている「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野古道も歩く人が増えていますよね。

▲熊野古道。静寂な空気が流れる山道を歩くとそこは聖地へと続く道の始まりです。 （写真提供：和歌山県観光連盟）

根川さん　『大門坂』というところから石畳があっていちばん雰囲気がいいですよね。熊野古道を気軽に味わっていただけるコースです。最近の健康ブームに乗ってたくさんの方に来ていただいています。本格的な格好をした山ガールなど若い女性もお見かけしますね。こちらも外国人の方も多いですよ。

秋本　世界にも注目されている"和歌山"というわけですね！

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