【タンザニア】ザンジバル出入国で注意すべきこと

ザンジバル

暑い夏が続きますね。まだまだ続く気配のコロナ禍で、きっと皆さま体調に気を付けながら工夫して夏を過ごしていらっしゃることと思います。

本来、夏といえば旅行シーズン。ここタンザニアも観光客が戻りつつあり、経済が復活しつつあるようです。今回はタンザニア屈指の観光地ザンジバルの様子をお伝えします。

※この記事の情報は2022年8月5日現在のものです。

目次

ザンジバルのコロナ状況

ザンジバルはタンザニアの一部ですが、自治政権を持つ、香港のような島です。空港やポートにはザンジバルのイミグレーションが設置されています。外国から直接ザンジバルに到着できる航空便もあり、わざわざタンザニア本土を経由する必要がありません。

ザンジバル空港
<ザンジバルの空港>

ザンジバルでの新型コロナウイルスに対する認識はタンザニア本土と同じで、もうなくなったと思われています。マスクをしている地元の人はほとんどおらず、観光業も盛んに行われています。コロナ全盛期も観光客の受け入れを止めず、疫病で行き場を失った観光客がたくさん訪れていたそうです。

2022年8月5日現在、タンザニア本土でもザンジバルでも入国禁止の措置はとっていません。本土で先に入国した場合、ザンジバルで陰性証明書やワクチン接種証明書を提示する必要がありません。国内線で到着する人々は、すんなりイミグレーションを通過することができます。

本土を経由せずザンジバルに直接入国する場合、以下の手続きが必要となります。

オンライン健康調査の回答

到着の24時間以内前にザンジバル保健省のウェブサイトから健康調査票に回答しなければいけません。出発地や利用した航空会社などについての質問が載せられています。

>>健康調査票はこちら

ワクチン接種証明書の提示(任意)

WHOに承認されているワクチン接種をしている場合、その証明書を見せることで、出発前にPCRテストの陰性証明書を取得する必要がありません。ただしQRコード付きの証明書に限られ、コードがないものは認められていません。

ワクチン接種証明書
<ORコードのついたタンザニア発行の証明書>

陰性証明書の提示

前述の証明書がない場合は、出発前の72時間以内に発行された陰性証明書が必要になります。英語で書かれた証明書が要りますので、PCR検査をする前に、その機関が証明書を英語で発行してくれるか確かめる必要があります。機関によっては追加料金が必要になることもあります。

迅速抗原検査

コロナが流行っている特定の国や地域からの入国者は、到着時に自費(25ドル)で迅速抗原検査を受けなければなりません。保健省のサイトに指定国のリストがあり、8月5日現在で10か国が対象になっています。日本は対象外です。

>>指定国リストはこちら

ストーンタウンのコーヒーハウス

ザンジバルの状況は上記の通りで、割とスムーズに入国することができます。入国してビーチに行く前に、観光客がよく立ち寄る場所...それが世界遺産としても有名なストーンタウンです。空港から車で15分にある、活気のある街です。

このストーンタウンで有名なホテル兼カフェが、コーヒーハウスです。ストーンタウンの真ん中辺りに位置し、散策するのにもってこいの場所にあります。私も行くたびに可愛いカフェで、美味しいコーヒーと素敵なケーキで一服しています。

コーヒーハウス
<コーヒーハウスのホテル部分>

先日このホテルに泊まる機会がありました。いつもお客さんがいっぱいで、なかなか泊まるのが難しいこのホテル、閑散期ということもあり1泊することができました。1階がカフェ、2階以上がホテルになっています。

1階のカフェにあるレセプションで鍵をもらう際、まずはウェルカムドリンクとしてカフェメニューから1品選ばせていただきました。疲れた旅路に美味しいドリンク、この心遣いが嬉しい!

バナナエスプレッソシェイク
<バナナエスプレッソシェイクをいただきました>

それぞれお部屋には「カプチーノ」や「エスプレッソ」といったコーヒーにまつわる名前が付いていて、もうそれだけでウキウキしちゃいます。お部屋の中もコーヒー豆が色んな所に使われていて、いい香りにうっとりします。

朝食は屋上テラスで食べることができます。朝日を眺めながら、美味しいコーヒーを飲む...。これだけで生活の忙しさから解放される気分になれます。南国のフルーツや焼き立てパンといった、乙女心くすぐる朝食メニューにも心が浮き立ちます。ザンジバルに興味のある方、ぜひコーヒーハウスもチェックしてみてください。

朝ごはん
<テラスでのんびり朝ごはん>

>>コーヒーハウスのホームページ

ザンジバルから出国

出国の際にはザンジバル側に何の要求もなく、そのまま飛行機に乗り込むことができます。ただ目的地で陰性証明書が必要である場合、前もってPCR検査を受けなければなりません。ザンジバルでのPCR検査の受け方は以下の通りです。

1. ザンジバル保健省の予約サイトへアクセス

PCR検査を受けるには、まずはしっかり予約しなければなりません。予約は当日にもできるようですが、3日前くらいまでにしておけば安心です。予約サイトへアクセスしたら、一番左の赤い「BOOKING」という囲みにある「Book Now」を選択します。

>>保健省のサイト

予約サイト

2. 予約情報を記入

次に予約のための情報を記入していきます。使用する航空会社、検査方法(一番上のRT-PCRを選ぶ)、検査日、出国日、出国時間を選びます。すると最後に、検査機関を選ぶ項目がでてきます。機関を選ぶと、予約できる時間を選択できるようになります。

この検査機関を選ぶときに、「Mobile Service」を選択すると、医師が旅行者のいるホテルまで出張してきてくれます。他の検査機関は80ドルですが、これを選択すると120ドルになります(Global Hospitalも120ドル)。詳しい料金は現地でお確かめください。

>>検査機関のリスト

予約情報

3. 個人情報の入力

次に名前などの個人情報を入力していきます。名前、姓を入力していきますが、日本人はミドルネームがありませんので、空欄で飛ばせます。生年月日、性別、職業、レジデンス情報(観光客はrest of the worldを選択)、国籍を入力します。

個人情報の入力

4. 連絡先の入力

次にEmailアドレスと電話番号を入力します。電話番号がない場合は、Emailアドレスだけで大丈夫です。後で予約情報や証明書が届けられますので、必ず有効なアドレスを入力しましょう。

5. 住所の入力

ここでは泊まっているホテルの情報を入力していきます。住所が分かりにくいかもしれませんので、フロントなど、ホテルの人に手伝ってもらうといいかもしれません。ホテルの名前、部屋番号、ホテルのある区域を入力します。

6. パスポート情報

最後にパスポート番号を入力し、顔写真のあるパスポートのページを携帯のカメラで撮ってアップロードします。そしてザンジバルに入国した日付も入力します。

7. 最終確認

これまで入力した情報に誤りがないか確認し、正しければ青の「submit」ボタンを、直したい場合は灰色の「previous」ボタンで戻ります。青いボタンを押すと予約が完了し、予約情報がEmailアドレスに送られてきます。

8. 支払い

サイトのホームに戻ります。今度は左から2つ目の水色「RESULTS」の中にある「View Results」をクリックします。パスポート番号を入力すると、支払い画面に移ります。「VISA」「MasterCard」のロゴをクリックして、クレジットカードで支払うことができます。支払い完了後、その旨のメールが届きます。

支払い画面

9. 検査

予約した日に検査機関へ、予約メールを持って行きます。予約時間の15分前に着くよう推奨されているようです。結果は48-72時間で出るそうですが、頼めば24時間で出してくれることもあるそうです。登録したメールアドレスにリンクが送られてくるので、そこから証明書をダウンロードします。

10. 日本の証明書の記入

日本に帰国するには、日本用の陰性証明書が必要になります。日本を出発する前に、フォームをダウンロードして印刷しておくと便利です。この日本専用の証明書フォームを持って、同じ検査機関へ行きます。ダウンロードした現地の陰性証明書を見せながら、ドクターに必要事項を記入してもらい、その機関のスタンプを押してもらえば今度こそ終了です!

>>日本の証明書(COVID-19 に関する検査証明)フォームはこちら

終わりに

今回はザンジバルの様子をお伝えしました。出国の際のPCR検査がちょっと手ごわい印象です。PCR検査陰性証明書なしで、各国を行き来できる日が待ち遠しいですね!!まだコロナは続きそうですので、皆さまどうぞお気をつけて夏をお過ごしください。

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