【富士山登山】やっぱり日本一の独立峰 世界遺産の山からの大パノラマに感激!!

こんにちは!「三度の飯と山が好き!!」がキャッチフレーズの倉山(くらさん)です。

日本一の山、いえ、今や世界遺産となっている「富士山」ですが、皆さんはもう登られましたか?

ご来光を拝む夜行登山、朝から登る日帰り登山など登り方も様々ですが、いつかは登頂してみたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

2020年は緊急事態宣言により、前代未聞の登山道4ルート全てが閉鎖され、足を踏み入れることはできませんでしたが、2021年は感染対策を施した上での登山が可能になりました。

私が登山を始めたきっかけは「富士山に登頂したい」という気持ちでしたが、それ以来、毎年登り続けており、2021年はチャンスを見逃さず登頂できました。今回は、天候にも恵まれ全てが満足だった富士山の様子をご紹介します。

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目次

富士山の登山口はどこ?登山口までどうやって行くの?

7月の山開きに合わせて、登山道は、静岡県側に富士宮、須走、御殿場の3ルート、山梨県側に吉田の1ルートがオープンし、3,776m日本一の山頂を目指すことができます。

中でも一番登山客が多いのは吉田ルートで登山客全体の6割強が吉田ルートを登ります。また歩行距離が長いのは御殿場ルートで、同じ富士山でもルートによって夫々の特徴や楽しみ方があって、何度登っても飽きることはありません。

一般的には五合目の登山口までシャトルバスなど公共交通機関を利用して向かいます。

このそれぞれの五合目も、ルートによって標高が異なり、一番高いのが富士宮の2,400m、一番低いのが御殿場の1,450mとなり、山頂までの歩行距離と時間が変わって来ますので富士登山を計画する際はご注意ください。

電車利用の場合、五合目行きのバスはJR御殿場駅、富士宮駅、富士急線の富士山駅が最も多く発着しており、マイカー利用の場合は中央自動車道なら吉田IC、東名高速道路なら御殿場IC、または裾野ICを降りて「富士山パーキング、水ヶ塚または須走パーキング」に駐車し、シャトルバスに乗り換えて、各ルートの五合目まで移動します。(規制があるのでマイカーでは五合目まで行けません。)

主要都市からなら富士山五合目行きのツアーバスも運行されますので、比較的交通の便は良いと言えるでしょう。

>>富士登山のアクセス情報・マイカー規制はこちらから(富士山オフシャルサイト)

五合目からの登山が一般的といいましたが、もちろん一合目からも、海岸の海抜ゼロメートル地点からでも富士登山は可能です。実際に歩かれた方もいらっしゃいますよ。

過去に私が歩いた一合目から登る富士山の記事がありますので参考にしてみてください。

>>【日帰り登山】一合目から登る富士山!夏山の準備運動登山

今回歩いた富士宮とプリンスルートとプラスのルートをご紹介します

今回一緒に歩いたのは気の合う登山仲間4名で、日帰り日中登山を計画し、7月中旬に実施しました。

早朝、マイカーで神奈川県内から東名高速を利用し、御殿場ICから水ヶ塚の駐車場に車を停め、富士宮口五合目行きのシャトルバスに乗り換え移動しました。

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<水ケ塚駐車場>

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<缶バッチと健康確認済みの腕輪>

シャトルバス乗車前には検温と健康チェックが行われ、問題が無ければ写真の確認済みの腕輪が発行されます。缶バッチは保全協力金1,000円を納めると貰える証明の記念品です。(バッチの色は登るルートによって違います。青色は富士宮ルート、赤色は須走ルート)

雲一つない快晴の天気で、風もなく、この時期としては滅多にない登山日和に恵まれました。

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高所に身体を慣らすため登山準備をゆっくり済ませてから、標高2,400mの富士宮口五合目を8時50分にスタート!

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この辺りは森林限界で、植物は殆どなく溶岩と火山灰の滑って歩き辛い登山道が続きます。

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五合目から六合目までは30分で到着。山頂までこのような看板がしっかりあって案内も明瞭です。さすが富士山!

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六合目から七合目付近までは約2時間。荷揚げ用のブルドーザーが大活躍しています

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九合目を超えました。登り始めてここまで約5時間。酸素濃度は既に下界の70%です。

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<山頂前の鳥居>

ここまで登れば富士山頂も目の前です。澄んだ青空の快晴が続きます。

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<浅間大社奥宮>

富士山頂上には石造りの浅間大社の奥宮が建立されています。山岳安全祈願をしました!

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<さらに剣が峰へ>

最後の難関、馬の背の急登を剣ヶ峰の頂き目指して登ります。ここからがまた絶景でした。駿河湾や伊豆半島を望み沼津から静岡の市街地も三保の松原や日本平、八幡山まで一望です。

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<富士山登頂の石碑>

ここが日本一の標高3,776mです。思わず【日本最高峰富士山剣ヶ峰】の石碑に抱きつきました(笑)。ここには何度も訪れましたが、これ程までに人が少なく、待つこともなく自由に写真が撮れたのは初めての経験でした。

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<GPS基準点>

山頂には、GPSを利用して位置を正確に連続測定するための電子基準点があります。

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<山頂の火口>

富士山頂の火口は直径約780m深さ200mという大きさを誇ります。火口淵を周遊する「お鉢巡り」は一周約3km、90分程で歩けます。(強風の日と夜間はやめましょう)

ちょっとブレイク

富士山頂剣ヶ峰には1964年(昭和39年)に完成の気象庁が設置した「富士山測候所」があり、世界最大級の探知範囲(半径800km)を誇る気象レーダーが同年10月から1999年11月まで本州を直撃する台風の早期探知を行うなど活躍しましたが、その立派な施設が現在でも残されています。

過酷な気象条件の場所に建てられた富士山レーダー建設の物語は、新田次郎著作の小説『富士山頂』で忠実に紹介され、映画化もされています。※これは富士登山前におすすめの小説です。

NHKの番組「プロジェクトX ~挑戦者たち~」の『巨大台風から日本を守れ~富士山頂・男たちは命をかけたプロジェクト』では、当時、高山病と強風に闘いながら工事に携わった方々の汗と涙と苦労の結晶が紹介されていました。番組を見て、その魂にとても感動を覚えました。

>>富士山測候所を紹介する記事はこちらから(山梨日日新聞社)

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<御殿場下山口の石碑>

下山道には大砂走で名高い御殿場ルートを選択。時刻は既に15時です。山頂も登山道も例年に比べると人はガラガラの状態です。でも急いで下山しないと。

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<須走館>

七合目付近の砂走館まで一気に下山できます。山中湖や箱根、伊豆半島が一望。快晴と無風の天気はまだまだ続き。なんとも素晴らしい登山日和に恵まれました。

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<影富士>

これが富士山の姿を台地に写す影富士です。

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<宝永山火口>

宝永火山の淵に差し掛かった頃、御殿場ルートから皇太子殿下が富士登山をされた際に歩かれたことが由来になった『プリンスルート』へ方向を変えて、火山灰の下山道を小走りで進めます。この場所は宝永火山の火口底ですが、見上げるとその雄大さに驚きますので、ぜひ歩いてみて下さい。

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<五合目の看板>

18時20分、無事に下山。往復11kmの距離を9時間掛けて歩き、満喫しました。水ヶ塚駐車場行きの最終バスに間に合いましたが、バスは相当減便されていました。

そして私の"もったいない精神"から・・・決しておすすめする行動ではございません!

『こんなにも天候が安定した富士山はこのまま下山するのはもったいない。もう一度登頂して満天の星とご来光を拝みたい』と宝永山を歩いている頃から思い始めていました。一緒に歩いた3名には別行動することを詫びて、私は単独で山頂を目指すことを決めました。

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<夕焼け>

富士宮ルート五合目を再スタートしたのは19時。鮮やかな夕焼けを眺めながらの再登山です。

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<下界の夜景>

日が暮れてしまっても天候が安定している為、市街地の夜景がきれいに見えます。爽やかな風が心地いい!

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<標高3,000m>

酸素濃度が下界の70%になる標高3,000m付近を21時に再び通過します。気温が急に下がって来るのもこの高さからです。山頂からご来光を拝む時間にはまだ早いので、登山者はほとんどいません。登山道はまるで貸し切り状態が続きます。

再びブレイク

夏山時期の富士山登山客数は、ここ10年間平均で約27万人です。2020年の登山道は閉鎖していたため実質ゼロでしたが、2021年は約7万9千人と報道されていました。これは如何に登山客が少なかったかが証明されています。コロナ禍で登山ツアー中止の影響が主因だと思いますが、外国人登山客をほとんど見掛けることはなく、それも大きな理由の一つだと思います。

実際、私が二往復目の夜行で歩いた富士宮・御殿場・須走ルートで出会った方は数名です。いつも賑やかな山頂の山小屋やお土産屋さんは扉が閉められ、誰もおらず、ゴーストタウンのように静まりかえって寂しく、そしてとても寒かったです。こんなに人がいない富士登山も初めての経験でしたが、まるで世界遺産の山を貸し切っているみたいで、我ながら満足感もちょっぴりありました。

>>「2021年夏期の富士山登山者数について」はこちらから(環境省HP)

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<御殿場口看板>

御殿場ルートからの山頂に着いたのは午前1時40分。満天の星が何とも素晴らしく、大小の星が空を敷き詰めて輝いていましたが、残念ながら私のスマホカメラでは写真には残せませんでした(泣)。

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<須走ルートを示す看板>

ご来光の予定時間4時30分頃まではとても待てない状況でしたので、須走ルートを下山し、途中から拝むことに決めて午前2時に下山を開始しました。

登山道は私一人だけの貸し切り状態なので、ゆっくり火山灰を踏み締めて歩きます!

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<ご来光>

ご来光が拝めたのは六合目付近でしたが、感動の一瞬です。

山中湖をはっきりと映し、あっという間に世界を明るくしてくれます。とても暖かくホッとする瞬間でした。(須走ルートは東面登山ルートのため、五合目から山頂までの間でご来光が拝めます。)

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<富士山の看板>

須走ルートの五合目に午前6時無事ゴール。止まると寒いのでゆっくり歩き続けた11時間の登山でした。東富士山荘で食べた「こけもものソフトクリーム」が五臓六腑に染みわたりました。(本当はビールが飲みたかったのですが販売が中止されていました。)

余談ですが、ここ東富士山荘のきのこ料理はおすすめで、特にきのこ鍋が抜群です。

私の過去の記事で紹介していますので参考にしてください。

>>【日帰り登山】富士山の魅力 須走「まぼろしの滝」と「小富士」散策の眺望

雑談とワンポイントアドバイス

今回ご紹介した富士宮ルートは、標高差で約1,370m、標準登山時間は登り約5時間、下り約3時間です。

私が一人で下山した須走ルートは標高差で約1,770m、標準登山時間は登り約6時間、下り約3時間ですが、下りは70%程が砂走のルートなので、頑張れば2時間を切って降りることができます。

一番登山客の利用が多いのは吉田ルートとご紹介しましたが、須走ルートは八合目で吉田ルートと合流し、週末のご来光登山では名物になっている人間渋滞が発生し、とても自分のペースで歩くことなどできない状態になります。こんな時は金剛棒やストックを持って行けば多少ですが楽に歩けます。

富士登山で欠かせないのはやはり体力です。溶岩や砂地の急勾配が続きますので、初めての登山が富士山では話になりません。

体力増強、身体を慣らすために、敢えて寒い冬から近隣の山を歩き始めるのも、富士山登頂を目指すのには良いと思います。

関東近郊の山でも丹沢や奥多摩、山梨や秩父、登山者数世界一の高尾山などを十分に歩いて、登山体力とテクニックを身につけてから、初めての場合は経験者と同行するか旅行会社が主催するガイド付きの登山ツアーに参加されると良いでしょう。

また、高所の登山で心配されるのは高山病です。これは人それぞれなので、登山中に症状が出てしまったら、決して無理はしないで下山する方が安心です。事が起きてからでは遅いですから。

>>高山病の詳細はこちらから(山岳医療救助機構HP)
>>体力作りのためにこちらの記事を!→【日帰り登山】関東近郊の眺望絶佳『丹沢山地』を歩こう!

登山準備として

どの山でも共通しますが、登山道具三点セットはしっかりした物をご用意ください。

  • 1. 登山靴・・・自分の足にフィットし履き慣らした靴が絶対
  • 2. レインウェア・・・透湿耐水性機能が高い素材の物を入手する
  • 3. ザック・・・荷物は全てザックの中にしまい背負い登山中は両手が使える様に

私は、岩場の登山や高所登山ではヘルメットを持参して出掛けます。小さな石でもあたり所が悪いと大惨事になります。富士山の登山にも必要を感じています。あと、どうにもならないことで怖いのは雷雨。特に落雷に注意が必要です。登山中、間近で雷に合うと鼓膜が破れそうな轟音が全身に響き渡ります。

また、近くの樹木や地面からの電流、側撃雷に合う事故もありますので予報には注意して下さい。微かにでもゴロゴロと聞こえたら早めの行動が必須です。

>>【参考】富士登山初心者向けガイドより「登山時、落雷から身を守る方法」

最後に

世界遺産の富士山は何度登っても毎回新しい感動があります。

このシーズンは、改めて須走ルートを日中日帰りで単独登山して自身30回目の富士山登頂を達成しました。

しかし世の中にはとてつもない強者がたくさんいらっしゃいますので、密かに小さく自己満足(笑)。

>>富士山を知るのに便利なサイト「富士さんぽ」はこちらから

最後に私が登頂30回目に撮影した富士山頂付近からの動画をご覧ください。

こんなに素晴らしい富士山に私と一緒に登ってみませんか?

・・・登山の紹介はまだまだ続く。

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倉山(くらさん)

2013年富士山が世界文化遺産登録の夏、50歳を迎えるこの年に富士山登頂を人生の思い出にしようと体力作りに近郊の山を歩き始めました。最初は息切れ筋肉痛や転倒など情けない状態でしたが、大自然に抱かれる心地よさに魅了されてしまい今では低山から日本アルプスまで登山なしではいられない生活になりました。仲間でお弁当持ってく歩く山が楽しくて大好きです。単独行でストイックに歩く山も好きです。素晴らしい景色、美味しい空気、そして大自然のありがたさを仲間の皆さまに感じて頂きたいと思う毎日です。目の疲れもストレスも景色を見ると癒されます。体調がとても良くなり食事が美味しくなります。きっと良いことが待っている山歩きを私と一緒に始めてみませんか。

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