赤・黄・緑のコントラスト 絶景の紅葉スポット 立山室堂

立山室堂 紅葉

目次

はじめに

雄大な自然を間近で感じられる人気の観光スポット、立山黒部アルペンルート。

初めて訪れた3年前はガスで全く見通しがきかず、2年前はあまりの美しさに虜になり、また見たいと思い3年連続紅葉の時期に合わせて、立山室堂(たてやまむろどう)を訪れました。

今回は10月初旬に、ケーブルカーと高原バスで向える室堂から、標高3,000m越えの雄山登山と、雷鳥沢や山肌を間近に見られる母恋坂から立山連峰を望む、彩り豊かな紅葉スポットへのトレッキングをリポートします。

山頂

山頂

室堂とは

室堂(むろどう)は、立山黒部アルペンルートの中間に位置する標高2,450mのターミナルです。

室堂ターミナル直結のリゾートホテル・ホテル立山には、ランチや軽食を楽しめるレストランも有ります。他にも売店やお土産屋、アウトドアショップもある充実した設備です。

富山県側からは高原バス、長野県側からは黒部ダムを経由し全線トンネルのトロリーバスでアクセスします。

>>ホテル立山の詳細はこちらから

雄山とは

雄山(おやま)は、室堂ターミナルからアクセスできる霊峰立山の名峰です。往復4時間で登れることから多くの登山客が訪れる、霊峰立山の登山で最も人気がある山です。

室堂(2,450m)から、山荘のある一ノ越を経由し、片道約2時間で雄山山頂(3,003m)へ。途中の一ノ越までは整備された石道を進んで行くので比較的楽ですが、一ノ越から山頂は勾配も上がり砂利や岩場もあるので、登山靴や手袋、雨具、防寒具など、しっかりとした装備が必要です。登山届は室堂を出発するときに出しておきましょう。

山頂には、雄山神社の峰本社があり、夏山シーズンには多くの登山者が訪れます。

山の天候は変わりやすく、ガスで見通しがきかない事もありますが、視界が晴れれば剣岳や雷鳥沢、みくりが池を見渡す絶景と赤・黄・緑の色鮮やかな紅葉が!目の前に飛び込んできました。

紅葉

立山室堂へのアクセスと今回のスケジュール

立山室堂へのアクセス

JR富山駅から、富山地方鉄道に乗り換え立山駅へ(約70~90分)、立山駅からケーブルカーで美女平へ(約7分)、美女平から高原バスで室堂ターミナルまで(約50分)です。(長野県の信濃大町から向かうルートもあります。)

今回の登山・トレッキングルート

電鉄富山駅 +++立山駅---美女平===室堂ターミナル・・・一ノ越・・・雄山・・・一ノ越・・・ 雷鳥沢・・・エンマ台・・・みくりが池・・・室堂ターミナル===美女平---立山駅+++電鉄富山駅

  • 歩行距離:7.9km
  • 高低差:860m
  • 時間:7時間

(記号:+++電車、---ケーブルカー、===バス、・・・徒歩)

室堂への紅葉おすすめルート

例年9月中~下旬から見頃を迎える室堂の紅葉。

今回は例年より少し遅いようで、訪れた10月初旬でも美しい紅葉を見ることができました。個人的には雄山からの紅葉が今回一番の感動スポット!

ちなみに、あと何日か経つと、山頂に雪が積もり、雪の白、紅葉の赤・黄、山肌の緑の絶景が楽しめます。

雄山を正午に出発し、まだ室堂に戻るには早いので(当時の富山方面行き最終バスは16時発)、紅葉の時期に一度は通ってみたかった母恋坂へ向かうことにしました。

一ノ越を少し下ったところから、谷筋にある登山道を通り雷鳥沢へ。母恋坂と呼ばれるこの道は、人通りが少なく、間近にせまった山肌の景観を見ることができます。

一ノ越の先の分岐から直ぐは大きな石の上を歩いたり、道も分かりづらかったりするので、石に書かれたペンキの矢印を頼りに高度を少しずつ下げ、川に沿って雷鳥沢を目指していきます。大きな石の上は浮石になっている事もあるので、慎重な歩みが必要です。

天候が曇りがちになり写真は暗くなってしまいましたが、紅葉の立山連峰を見上げる景観は素晴らしいものでした。

紅葉

雷鳥沢は日本有数の高さを誇るキャンプ地(2,280m)で、この高さから見る街灯のない満天の星空は、本当に素晴らしいと言われています。夏のシーズン期には一面にテントが張られる景観がカラフルで映えます。次回はキャンプして夜空を眺めたいと思います。

雷鳥沢から室堂に向かう途中のみくりが池(2,405m)までは、途中にアップダウンもある高低差約120mの登り階段です。一旦雷鳥沢まで下ってきた体には、この登りが堪えます。時間に余裕があれば室堂に着く前に、みくりが池温泉で汗を流すのもおすすめです。

ツアーで自由時間があまりない場合でも、室堂からみくりが池まで足を運ぶ事をおすすめします。ここからの景観は、立峰をバックに水面が映える美しい写真が撮れると思います!

室堂からみくりが池までは、多少の階段はありますが高低差も少なく、石畳の道で歩きやすい片道20分程の道のりです。

みくりが池
<みくりが池(※2019年撮影)>

もう少し時間があれば、みくりが池から5分程雷鳥沢方面へ歩みを進めてみてください。

エンマ台(地獄谷展望台)まで来ると、迫力ある山々が目前に広がり、室堂ターミナル前やみくりが池から見る景観とは違った絶景をお楽しみいただけると思います。

紅葉
<紅葉(※2019年撮影)>

山の天気は変わりやすいと言います。まさにその通りで、ガスが出ていても、少し経てば一気に晴れることもあります。時間の許す限り、粘るのも無駄ではないと思います。

紅葉
<見事なコントラスト(※2019年撮影)>

日本には素晴らしい紅葉スポットが数多くあります!その中でもコントラストが見事で、私が自信を持っておすすめしたいのが今回の立山室堂です!

最後に

今回のルートでは、室堂ターミナルと、一ノ越(有料)、雷鳥沢(有料)にトイレがあります。

飲み物などは室堂ターミナルでも買うことはできますが、平地より割高になります。トレッキングや登山の場合は軽食等とあわせて事前に準備しておくのがおすすめです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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