【イギリス】ロンドンから日帰りもOK!ケントのビーチとカンタベリー

ボタニー・ベイ

「イングランドの庭園(Garden of England)」と呼ばれるケント(Kent)は、ロンドンの南東に位置するお隣の州。ロンドンの通勤圏でありながら、ビーチや世界的に有名な大聖堂のあるカンタベリーなど、ロンドンからの日帰り観光が楽しめるスポットがたくさんあります。

目次

ケント北東部には魅力的な海岸の町がいっぱい!

ロンドンの中心部から、電車で南東へ1時間半以内という距離感で、北海に面したケントの北東部には、気軽に訪れることのできるビーチがたくさんあります。

  • 美味しいオイスターが味わえるということでも人気の高いウィスタブル(Whistable)
  • 昔ながらのシーサイド・リゾート的な眺めが楽しめるハーン・ベイ(Herne Bay)
  • 砂浜のビーチとアミューズメントパークで有名なマーゲート(Margate)
  • 南海岸で最大級のマリーナを持つラムスゲート(Ramsgate)

などなど。今回は中からいくつか取り上げてご紹介します。

ノスタルジックな雰囲気漂うハーン・ベイ

イギリス、ハーン・ベイのビーチ

最近ではアーティスティックでお洒落な感じも醸し出している近郊の町、ウィスタブルに比べて、混み具合もほどよく、いい意味で「古き良き」シーサイド・リゾート感が味わえるのが、ハーン・ベイです。こちらのビーチは、砂浜ではなく、小石のビーチ。その海岸線に沿って、フィッシュ・アンド・チップスのお店や宿泊施設、ゲームアーケード、そしてランドマークのクロックタワーなどが並びます。

イギリス、ハーン・ベイのミニゴルフ施設

こちらは観光客にも人気の、海岸沿いのミニゴルフ施設。海を眺めながら気軽にプレイが楽しめます。

隠れた穴場スポット?ボタニー・ベイ

イギリス、ボタニー・ベイの看板

少し大きめの町、マーゲートとラムスゲートの間の東海岸には、いくつか穴場のビーチがあります。中でもおすすめなのが、ボタニー・ベイ(Botany Bay)。先ほどのハーン・ベイとは異なり、白い砂浜が楽しめます。

イギリス、ボタニー・ベイの白い砂浜

朝早めに到着すれば、人気のないビーチを満喫できますが、お昼ごろまでにはもう大賑わい!イングランドならではの白い岸壁がこちらでも見られます。

イギリス、観光客でにぎわうボタニー・ベイ

ボタニー・ベイの少し南、鉄道駅からも徒歩で10分というブロードステアーズ(Broadstairs)のビーチは、同じ頃とんでもない人出でした。

イギリス、混みあうブロードステアーズのビーチ

イングランド国教会の総本山、カンタベリー大聖堂

ケントでどうしても外すことのできない観光スポットが、カンタベリーです。ロンドンのセント・パンクラス駅から、高速鉄道で1時間。世界遺産のカンタベリー大聖堂があり、イングランドでも有数の観光地かつ、世界各国からの留学生にも人気の高い学園都市でもあります。

イギリス、カンタベリーの街中から見る大聖堂
<街中から臨むカンタベリー大聖堂>

イギリス、カンタベリー大聖堂

1400年の歴史を誇るカンタベリー大聖堂は、イングランド国教会(Church of England、イギリス国教会ともいう)の総本山。カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)は、イングランド国教会における最上席の聖職者で、初代は597年に着座したアウグスティヌス。現在のジャスティン・ウェルビー(Justin Welby)大主教は、105代目に当たります。

イギリス、カンタベリー大聖堂内部
<かつてベケット大司教のShrine(聖骨箱?)があった場所に灯るろうそく。聖骨箱は1538年、ヘンリー8世の命により取り壊されている。CGにより復元されたShrineの姿

12世紀、国王ヘンリー2世との対立から暗殺され、その後聖人となったトマス・ベケット(Thomas Becket)大司教にまつわる奇跡によって、巡礼地となったカンタベリー。16世紀には、国王ヘンリー8世の離婚問題から始まり、ローマ・カトリック教会からイングランド国教会へと移行するにあたり、総本山となったカンタベリー大聖堂には、語りつくせぬほどの歴史が詰まっているのです。

イギリス、カンタベリー大聖堂のステンドグラス
<ステンドグラスも歴史をなぞった内容になっている>

イギリス、カンタベリー大聖堂外観

イギリス、カンタベリー大聖堂外観

イギリス、カンタベリーの街中の表示
<カンタベリーの街中の路上で見かけた、2021年ならではのサイン>

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