【スウェーデン】コロナ禍の質素なクリスマスと年越し

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2020年はクリスマスマーケットも各地で中止

スウェーデン クリスマスツリー

いつもならクリスマスマーケットや他のイベントで1年のうち最も賑わう12月。コロナの影響で2020年はほとんどのイベントが中止になり、人で賑わうはずの広場も人がおらず少し寂しい様子でした。

庭に珍客現る!コロナ禍も悪いことばかりじゃない?

スウェーデン 庭に入ってきた鹿

世界中でコロナ、コロナとネガティブな話題が尽きないですが、コロナ禍だからこそ森から出てきてくれた?珍客も。

スウェーデン 庭に入ってきた鹿

猫にしては大きい...と思ったら野生の鹿たちが!畑でムシャムシャ・・・。食べて欲しくない場所は食べておらず意外とお利口さんでした(笑)。たまにアナグマもいたり庭が野生動物公園と化しています。

スウェーデン 庭に入ってきた鹿

常に周りを警戒しながらもお腹いっぱい食べたようで満足気に去っていきました(笑)

家の中をより華やかに

スウェーデン クリスマス デコレーション

太陽が朝9時頃に昇ったと思ったら14時過ぎには暗くなり、冬は暗黒の時間がとても長いスウェーデン。近頃はより家に居る時間が増えるので、少しでも快適に過ごそうと周囲では昨年より派手にライトアップする人が多い気がします。

スウェーデン クリスマス デコレーション

ライトアップにはまったく興味が無かった我が家。しかしご近所さんが例年より派手に庭や窓に凝ったイルミネーションを施していたことに影響を受け、今年は室内外を明るくするのにこだわってみました。

スウェーデン クリスマス デコレーション

スウェーデン クリスマス デコレーション

真っ暗だった庭がパッと明るくなりました。外出自粛を余儀なくされている隣人の方が少しでも明るい気持ちになりますようにという想いを込めて。

スウェーデン クリスマスのシンボル 星型オーナメント

窓辺には、いつものクリスマスシンボル"星型オーナメント"だけではなくインドで手作りされた温もりがあるデコレーションを購入。

スウェーデン クリスマス デコレーション

まるで窓辺に大きな花が咲いたかのような幻想的な空間になりました!家に居る時間が長いからこそ快適な空間を追求したくなるものです。

最大8人!2020年は質素なクリスマスと年越し

スウェーデン クリスマス デコレーション

スウェーデン クリスマス デコレーション

クリスマス前に公衆衛生局(Folkhälsomyndigheten)より「クリスマス及び年末は少人数、最大8人での集まり。室内でも可能な限り距離を取ること」を推奨。

ただ、スウェーデン人にとって家族で集まるクリスマスは特別なもの。職場では、コロナ禍だから今年はクリスマスは誰にも会わない、何もしないという人もいた一方で、コロナ禍だからこそ家族に会いたい、クリスマスを1人で過ごす方がコロナよりも恐れていること、と話す人もいました。

一概にスウェーデン人といっても価値観、人生観、死生観が人に寄って様々なので、スウェーデン人はみんなこう思っているとは言い切れないものです。

スウェーデン クリスマス料理

クリスマスイヴはスウェーデンの典型的なクリスマス料理を堪能。コロナ禍だからこそより美味しい料理を食べたい、ということで北部スウェーデンから新鮮なサーモンを取り寄せ。平凡な料理が鮮やかに、ボリュームたっぷりに、そしてより美味しくなりました。

スウェーデン クリスマス 花火

そして年越し。スウェーデンは白夜のため、夏は空が明るすぎるので花火が見えないのです。花火=夏の風物詩ではなく、年明けとともに花火をするのが一般的。写真は町の住民があげていたニューイヤー花火。こちらでは自分達で花火をするので毎年怪我人も多く出ます・・・。今年はコロナ禍で病院側も大変な状況ということもあり、十分注意して花火をあげるようにメディア等で勧告があったり、場所によって規制が敷かれたりしました。

スウェーデン ヘラジカ肉 タコス

新年は、ヘラジカ肉を使ってタコス。肉は狩猟のライセンスを持っているご近所さんからいただいたものです。ヘラジカ肉を食べたのは初めてでしたが、牛肉より脂分が少なく食べやすかったです。トルティーアを添えてタコスに。食欲が止まりませんでした!

ようやく降った待ちに待った雪

スウェーデン 雪景色

暖冬で雪が降らず真っ暗な日が続いた2020年の年末年始。年明けに待ちに待った雪が!視界を明るく照らしてくれます。

スウェーデンでも新型コロナワクチン接種開始&マスク着用推奨

スウェーデン クリスマス デコレーション

2021年に入り、さっそく新型コロナウイルスのワクチン接種がスウェーデン全土の高齢者施設で接種希望者を対象に始まりました。また1月7日からはバス、地下鉄、電車などの公共交通機関で他人との距離が取れない状態の際にマスク着用が推奨され、最近までマスクは意味がないと言っていたのにも関わらず、現在はやはり感染防止のためマスクは必要ということになっています。

つい最近まで議論されていたことがすぐ実行されており、のんびりしていたのに行動に移すのは意外と素早いスウェーデン?という印象。また、新型コロナ関連に関する情報や状況を日々伝えるのは公衆衛生局で、他のテレビニュースはどれも手短で新型コロナウイルス、変異種に関する不安を煽るようなニュースをあまり流していません。そのため、人々は良い意味でも悪い意味でも新型コロナウイルスに関して冷静でいられるのかなと個人的には思います。

2021年は世界中でコロナが落ち着いて平和な日常が戻ってきますように。

▼スウェーデンの新型コロナウイルス最新情報はこちら

>>スウェーデン公衆衛生局(Folkhälsomyndigheten) 英語

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KANAE.T

宮城県出身。2014年スウェーデン・ダーラナ地方に移住。北欧、アート、デザイン、ダーラナホース、クルビッツ(ダーラナ地方の伝統的な花柄)、動物大好き!

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