UAEのお土産といえば！チョコレートショップ「Patchi」を大解剖

ドバイ・アブダビ旅行を考える時、ガイドブックなどでお土産として必ず目にするのが高級チョコレートショップ「Patchi」のチョコレートではないでしょうか。私たち在住者も、一時帰国時の際には必ずと言っていいほど購入している、「Patchi」でのチョコレートの買い方、お教えします！

Patchiとは

Patchiは、実はUAE発ではなく同じ中東はレバノン発の高級チョコレートショップです。日本では、バレンタインの季節などにデパートの催事に出店していることもありますが、店舗はまだないので手に入りにくく、お土産にぴったりです。

アラブ人にとって、チョコレートとはとても特別なものです。イスラム教ではお酒を飲むことが禁じられていることもあるせいか、アラブ人は女性はもちろん男性も甘いものが大好き。何かお祝い事があると、チョコレートを贈る習慣があり、筆者もUAEで出産した際にはキレイに盛り付けられたチョコレートをいただきました。

この様に大皿にたくさんのチョコレートを盛り付けるのが、アラブ流！

こんな習慣もあって、UAEにはこのようなチョコレートショップがたくさんありますが、Patchiはやはり知名度もパッケージのオシャレさも、味もピカイチで非常に人気があります。

店内の様子

Patchiは、大きい店舗から小さい店舗、ショッピングモール内から路面店まで、様々です。ドバイモールの店舗は、これがチョコレート屋さん？と言うくらい、ひろーい店舗になっています。ドバイもアブダビも、観光客が訪れるようなショッピングモールには入っていますので、モール散策のついでに寄ってみてください。

こちらはアブダビ、マリーナモール（Marina Mall）内の店舗。広々とした店内にゆったりとチョコレートが並んでおり、アラブ人が椅子に座りながら優雅にお買い物しているのをよく見かけます。また、店内に入ると、必ず試食用のチョコレートをくれます。

様々なパッケージチョコが売られています。袋入りのチョコレートはだいたい、50dhs〜80dhs（約1,500円〜2,400円）くらいの価格帯です。

Patchiと言えば、ピスタチオグリーンのパッケージが有名ですが季節限定で様々なデザインのものが出ます。箱入りチョコレートは、だいたい100dhs〜（約3,000円〜）くらいでしょうか。

中国旧正月向けのパッケージは、色鮮やかで目を惹きます。

こちらはなんと金塊デザイン！抜群の中東らしさでなかなかウケるのではないでしょうか。

ずらりと並ぶ板チョコ。ドライフルーツやナッツ入り、ホワイトチョコや砂糖不使用のものまでたくさん種類があります。

お土産になかなかこのような買い方はできませんが、美しく盛られたチョコレートは圧巻！思わずカメラを向けたくなります。高級チョコをこんな風に贈るとは、リッチさを感じずにはいられません。

オススメは量り売りチョコ

パッケージのチョコレートももちろん良いのですが、筆者がオススメする買い方は、「量り売り」です。

Patchiの店舗には、必ずショーケースがあり、ずらりと並ぶチョコレートが！この中から、好きなチョコレートを選んで、箱につめてもらえるのです。カウンターの奥に店員さんがいて、親切に対応してくれますよ。買い方が分からない、店員さんに話しかけづらいと躊躇せず、ぜひトライしてみてください！

実際に量り売りチョコを買ってみよう！

ショーケースに並ぶチョコレートには、2つのカテゴリがあります。

「Classic」カテゴリは、比較的シンプルなチョコレートで、「Deluxe」カテゴリはゴロっとナッツが入っていたり、中に色んなフレーバーのジュレが入っていたりと、少し凝ったチョコレートになります。お値段は、Classicが1キロあたり221dhs（約6,600円）、Deluxeが1キロあたり241dhs（約7,200円）と、Deluxeの方が少しお高いです。（共に2020年11月現在の価格です。）

1キロあたりって？とつい考えてしまいますが、1キロからしか買えないわけではないのでご安心を。小（250グラム）、中（500グラム）、大（1キロ）の3種類の箱から欲しいサイズを選び、中に好きなチョコレートを選んで入れてもらうシステムです。もちろん箱代はかかりません。

簡単な買い方としては、「Classicを250グラム、MIX」などと言えば、店員さんがClassicのチョコレートを選んでミックスして入れてくれます。そこに「ダークチョコレート多めで」とか、「全部ナッツが入っているもので」など注文をつけることも可能。時間に余裕があるときは、非常にたくさんの種類があるのですが、味を一通り聞いてみて、気になるものを詰めてもらうのも、楽しいですね。

どのくらいチョコが入っている？

キロ、グラムと言われてもチョコの量が想像しづらいですよね。参考までに、筆者が購入した量り売りのチョコが、どれくらい入っているのか見てみましょう。

こちら量り売りの箱、3種類です。

左から、大・中・小です。写真のように、リボンをかけてもらうこともできますので、このままギフトとして差し上げることもできますよ！

ふたを開けるとこのような感じです。筆者も初めて数えてみましたが、こちらClassicのチョコレートが、小の箱に20個でした。

こちら中の箱は、Deluxeが37個でした。Deluxeのチョコレートは、大きいものや中身が詰まっているものも多いので、納得です。

最後は大の箱。Deluxeが圧巻の75個！こんなに食べたら鼻血が出そうです。

チョコレートはそれぞれ大きさが違うので、個数は前後しますが、だいたいの量の参考になれば幸いです。筆者は、日本へのお土産にはこの量り売りをたくさん買って行って、そのまま箱でお渡しすることもあれば、ばらまき用に色々な種類を小さい袋にさらに分けて入れてお渡ししたりします。パッケージチョコは味が1種類しか入っていないものが多く、こちらの方が色々な味が楽しめてよいかな、と思います。

まとめ

ドバイ・アブダビのお土産として、デーツ（なつめやし）のドライフルーツなども有名ですが、配りにくかったり、好き嫌いが分かれるところではあります。Patchiのチョコレート、色々な目的に合わせたサイズやパッケージ、買い方もあるので、お土産として自分へのご褒美として大活躍します！空港でも出国後に買えますが、パッケージもののみで種類も少ないので、ぜひ旅行の際には店舗に足を運んでお買い物を楽しんでみてくださいね。