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メキシコ人が愛してやまない「タコス」を代表するおすすめタコス4選
メキシコを代表する料理の一つが、メキシコ人が愛してやまない「タコス」。日本でもタコスは近年、よく知られるようになりました。タコスはとても奥が深い料理で、非常に多くの種類があります。朝に食べるタコスや夜に食べるタコスなど、時間帯によっても売られるタコスが異なります。この記事では、タコスの中でも私が日本人におすすめするタコス4選をご紹介します。
目次
- 1. タコス・デ・パストル(Tacos de Pastor)
- 2. タコス・デ・カナスタ(Tacos de Canasta)
- 3. タコス・デ・ギサド(Tacos de Guisado)
- 4. タコス・デ・ぺスカド(Tacos de Pescado)
1. タコス・デ・パストル(Tacos de Pastor)
タコス・デ・パストルは、タコスの中でも王道とも言えるタコスです。このタコスはお肉のタコスを提供するタコスレストランで食べられます。普通、お肉のタコスは夜に食べるのでメキシコ人のように夕食に、または夜中のスナックとして食べに行くと良いでしょう。タコス・デ・パストルは、薄くスライスした豚肉をホットペッパーなどでマリネして準備します。
ドネルケバブのように長いスティックに何枚も積み重ねて、くるくるとゆっくり回転させながらあぶって調理します。このタコス、実は昔レバノンからの移民が伝えてメキシコ風にアレンジされて始まったそうです。「タコス・デ・パストルがタコスの中で一番好き!」というメキシコ人はとても多いです。
2. タコス・デ・カナスタ(Tacos de Canasta)
タコス・デ・カナスタは朝から昼に食べるタコスで、レストランでなく普通はスタンドで食べるタコスです。メキシコではどの地方でも、朝方に大きなカナスタ(バスケット)に大量のタコスを入れて、スタンドを出すおじさんやおばさんを見ることができます。
タコス・デ・カナスタは、豚の皮を煮たチチャロンや、豆煮込み・マッシュポテトが代表的で、ケサディーヤのように二つ折りにします。とてもシンプルなタコスですが、上から緑のトマトのソースをたっぷりかけて食べるととても美味しいです。スタンドで食べるのでメキシコ旅行上級者は、ぜひ食べてみてください。
3. タコス・デ・ギサド(Tacos de Guisado)
タコス・デ・ギサドは、煮物をのせて食べるタコスです。家庭では作ったおかずをトルティーヤにのせて食べれば、何でもタコス・デ・ギサドになります。タコス・デ・ギサドのレストランでは、主に、「ピカディジョ(ひき肉のトマトソース煮)」「ポジョ・コン・モレ(鶏肉のチョコレートソース掛け)」「アルボンディガス(肉団子スープ)」「ラハス・コン・クレマ」を載せたタコスが定番です。
中でも、ラハス・コン・クレマはチレ・ボブラノというホットペッパーとコーン、またはジャガイモをサワークリームで煮た、とても美味しいタコスです。タコス・デ・ギサドは普通、朝~昼に食べるタコスです。タコス・デ・ギサドのレストランは、夕方4時くらいには閉ってしまいますので、ランチに行く予定を立てるといいでしょう。
4. タコス・デ・ぺスカド(Tacos de Pescado)
タコス・デ・ぺスカドは、魚のタコスです。魚を細くスライスして、フリッターのように油で揚げてトルティーヤの上にのせます。トッピングはトマト・玉ねぎ・コリアンダーを混ぜたピコ・デ・ガヨの他に、甘いタマリンドソースや辛いハバネロ・ソース、そしてマヨネーズとチレ・チポトレを混ぜたソースをかけて食べると、とても美味しいです。
タコス・デ・ぺスカドのレストランでは魚のタコスの他に、蟹のタコスやエビのタコスなどシーフードのタコスもあります。ベジタリアンの方や、魚・シーフード好きは食べてみたいタコスです。タコス・デ・ぺスカドは、タコス専門店だと夕方頃には閉ることもありますが、シーフードレストランなら夜まで営業しているので、時間を気にせず食べに行けます。
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Yu Larraz
- 2009年よりメキシコ在住。カリブ海のキレイな町で英語教師、日本語教師の傍らWebライターとしても活動中。