コロナ禍での日本出入国・イタリア出入国についてレポート!(2020年8月時点)

私は現在イタリアに住んでいますが、8月に日本に一時帰国し、1ヶ月ほど滞在後、またイタリアに戻りました。今回は、コロナ禍に経験したイタリアの出入国、日本の出入国等の様子をレポートします!

現在はまだ日本から海外旅行には行けないものの、ビジネスや海外在住の方の一時帰国などで出入国したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。刻一刻と状況は変わると思いますが、最近の情報(8月時点)としてぜひご参考にしていただけますと幸いです。

目次

イタリア出国時の流れ

まずイタリアの出発については、余裕を見て空港に3時間以上前に着くようにしましたが、全体的に空いていてすごくスムーズで、時間が余ってしまいました。

空港に入る時に検温があったり、チェックインカウンターにガラスパネルが設置されていたりと、もちろんコロナ禍ならではの対策や対応はありましたが、必要以上に手続きや検査に時間がかかるようなことはありませんでした。

また、空港内の店舗はDFSやブランドショップも含め、だいたい通常通りに営業していました!

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イタリアではすでにヨーロッパ域内を中心に旅行が解禁されていますので、普段より空いているとはいえ人はいましたし、想像していたよりも通常運転だなーという印象でした。

機内の様子

私はカタール航空を利用しましたが、搭乗ゲートでフェイスシールドを配布され、乗り継ぎ後も含めずっと付けているように言われました。

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機内には座席のゾーンごとに呼ばれて搭乗しましたが、座席はガラガラでした。隣の席は必ず空席になっているだけでなく、その隣も空席だったので、3シートゆったりと使うことができました。その点だけはコロナ禍ならではのメリットと言えるかもしれません!

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機内サービスは普段と大きくは変わりませんでしたが、客室乗務員はマスクはもちろんのこと、防護服のようなものを着て完全防備の体制です。また、マスク、手袋、サニタイザーの入ったキットを配布してくれました。

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1番困ったことと言えば、基本的にフェイスシールドを外してはいけないので、食事の時に邪魔で食べにくかったことです・・・。

日本入国時の流れ

日本の入国については、まず機内で質問票というものを受け取り、どこから来たのか、体調が悪くないか、日本の住所(滞在先)等、あらかじめ記入しておきました。

私は日本の実家に車で帰ることにしていましたが、自宅に帰れない場合などは予めホテル等を確保しておく必要があります。

そして日本に到着し、航空機を降りたら空港職員に案内されて検査を受ける場所に進みました。

検査の方法は唾液検査で、試験管のようなものに唾液を溜めて提出するもので、簡易ブースのようなものが設置されていてそこで採取します。

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提出後、質問票を見ながら自己隔離中の注意点などの詳しい説明を受け、検査結果が出るまで約1時間ほど待機するように言われました。以前は検査結果は翌日以降になってしまうので、結果が出るまでホテルで待機するか自宅へ帰っていたようでしたが、変更されたようです。

待機のスペースは通常時には多くの人が行き来しているような通路に椅子が置いてあり、いかに空港が空いてしまっているかということを感じます。

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番号札を呼ばれてひとりひとり結果を伝えられ、無事陰性だったので入国審査に進みました。

以上の流れで、到着してから約3時間で空港を出ることができました。なお、所要時間は日本到着便の混み具合によってかなり前後すると思いますのでご注意ください。

日本滞在中の自己隔離

自己隔離中については、必要最低限の外出はできますが、人との接触はなるべく避け、公共交通機関は使わないようにとのことでした。イタリアでのロックダウンを経験した私としては、日本の自己隔離が緩やかで驚きました。

とはいえ自己隔離中は自宅で大人しく過ごし、隔離が明けてからおいしいものを食べたり日本での用事を済ませることができました。保健所等から確認の電話が入る可能性があると聞いていましたが、結局日本に滞在中1度もかかってきませんでした。

日本出国時の流れ

そしてまたイタリアへ戻る日がやってきました。出発当日は余裕を持って空港に3時間くらい前に着きましたが、空港全体はガラガラで、チェックインカウンターも空いており、スムーズに手続きできました。

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チェックインカウンターでイタリア入国時に提出が必要な自己宣誓書の英語版を渡され、入国までに書いておくよう言われました。

なお、空港内のお店やレストラン等はかなり時間短縮しているようで、夜だからということもあったかもしれませんが、ほとんど開いていませんでした。

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イタリアの空港よりも、乗り継ぎのカタールの空港よりも、どこよりも空いていて、こんなにがらんとした空港を見るのは初めてでした...。

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イタリア入国時の流れ

イタリア入国時は検温されたのみで入国審査に進み、日本で渡された自己宣誓書とパスポートを提示しました。なぜイタリアに来たのか?滞在許許可証を持っているか?などと質問されたことに答え、滞在許可証を提示したら入国スタンプを押してもらえました。

イタリアは7月から日本を含む14か国からの入国が可能になっていますが、それでもやはり入国理由など聞かれるのですね・・・。

普段より質問されましたが、思っていたよりずっとスムーズで、到着から30分ほどで空港を出ることができました。

まとめ

日本もイタリアも出入国の手続き関係は全体的にスムーズでしたが、これまでに見たことのないような空港の人の少なさや、中には防護服のようなものを着ている人もいて、異常事態だということを改めて感じました。

これまで自由に旅行できていたことがとても幸せなことだったように思います。早くまた旅行に行ける日が戻ってくれることを祈るばかりです。

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ロマーニャ

現在イタリア在住の元旅行会社社員です。旅はライフワークで、これまでに訪れた国は40か国以上。主にイタリアとヨーロッパの情報についてご紹介します!

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