国内&海外旅行の飛行機で、スマホを機内モードにする理由と方法

スマートフォン

スマホの機能の中でも、普段ほとんど使うことがない「機内モード」。その名の通り、飛行機に乗る際の機内で主に必要になる機能なのですが、具体的にどのような役割があるのか今ひとつわからないという人は多いのではないでしょうか。

今回は、機内でスマホを機内モードにする理由と、機内モードの設定方法について詳しく紹介していきます。

目次

<1. 機内モードとは?>

<2. 飛行機内で機内モードにする理由>

<3. 飛行機内で機内モードにするタイミング>

<4. 機内モードにするメリット>

<5. 機内モードの設定方法>

<6. 機内でWi-Fiは利用できる?>

1. 機内モードとは?

機内モードというのは、携帯電話やスマホなどのすべての無線通信をオフにする機能のことです。

ここでいう「すべての無線通信」というのは、電話回線だけでなく、Wi-Fi、Bluetooth、GPSなど飛行機の運転や管制システムなどに影響を与える可能性がある電波のことを指します。

かつて、飛行機に乗っている間は必ず携帯やスマホの電源を切っておく必要があった時期もありましたが、2014年に規則が改正されたことで、機内モードをオンにしていれば機内でも携帯やスマホを使うことができるようになりました。

機内モードをオンにすることによって通信がストップするため、そのままだと電話での通話はもちろん、メール、インターネットなども使用できなくなります。飛行機を降りた後も、オフに切り替えない限りストップしたままなので、忘れないようにしないといけません。

詳しくは後述しますが、機内モードのままWi-Fiを個別にオンにして、Wi-Fi接続サービスにつなぐことは可能です。

また、機内モードは飛行機を利用する際の機能として登場しましたが、データの通信量やバッテリーの消費を抑えたいときなど、使い方次第で日常生活でもメリットがある機能だと言えるでしょう。

2. 飛行機内で機内モードにする理由

飛行機の搭乗中に機内モードをオンにする一番の理由は、それがルールとして定められているためです。携帯電話やスマホから発生する電波は、飛行機や管制システムなどに影響を与え、正常な運行を妨げる可能性があると言われています。

そのため、飛行機の機内では携帯電話やスマホは電源を切るか機内モードにする必要があり、違反した場合には航空法施行規則164条15によって50万円以下の罰金が科せられる場合もあるのです。

また、最近の携帯電話やスマホは海外の基地局の電波を自動的にキャッチし、特別な手続きをしていなくても海外でインターネットを利用することができます。

スマホの契約内容によっては、海外でインターネットを利用してしまうと通信料がかなり割高になってしまいます。実際に海外旅行後に驚くほど高額の請求が届いてしまうケースもめずらしくありません。機内モードは飛行機の機内で一旦オンにするとすべての通信が遮断され、飛行機を降りた後も機内モードをオフにしない限りその状態が継続されるため、こうしたトラブルを防ぐ効果もあるのです。

3. 飛行機内で機内モードにするタイミング

では、実際に飛行機に乗る場合、どのタイミングで機内モードに変更する必要があるのでしょうか。機内で携帯電話やスマホを使うことができない時間帯は「出発前に飛行機のドアが閉まった時から、目的地に着陸し飛行機が止まるまで」という考え方が一般的です。

うっかり設定をし忘れてしまうことを防ぐためにも、飛行機に搭乗する前には機内モードにしておくようにしましょう。

4. 機内モードにするメリット

機内モードは飛行機や管制システムへ影響を与えないということ以外にも、設定することによってさまざまなメリットがあります。機内モードを利用する主なメリットを詳しくみていきましょう。

4.1 バッテリーの節約

機内モードをオンにすると、その端末の通信がすべてオフになります。そのため、バッテリーの消費を抑えて節約することができるのです。

これは飛行機の機内だけでなく、山間部や地下などの電波状況が悪い場所でも効果があります。なぜなら、スマホなどの端末は電波状況が悪くなると、基地局を探して通信しようとするため、バッテリーの消費が激しくなる特徴があるからです。

4.2 通信量を節約できる

機内モードをオンにするとモバイル通信やWi-Fi、Bluetoothの接続が解除されるため、通信量を節約することができます。海外旅行などの際に現地のモバイルデータ通信を意図せず使ってしまうということも防げます。

5. 機内モードの設定方法

機内モードの設定はとても簡単で、事前の手続きも不要です。ここではiPhoneとAndroidの機内モードの設定方法をそれぞれ詳しく紹介します。

5.1 iPhoneの機内モード設定方法

右上隅から下にスワイプすると出てくる「コントロールセンター」から、飛行機のアイコンをタップするだけでOKです。もしくは以下の方法で行います。

  1. ホーム画面から「設定」へ進みます
  2. 「設定」の中から「機内モード」を選択し、オンに切り替えればOK。画面上部に飛行機のアイコンが表示されていれば、正しく機内モードに設定できています

5.2 Androidの機内モード設定方法

画面上部から下にスワイプすると出てくる「クイック設定パネル」といった画面から、飛行機のアイコンをタップするだけでOKです。もしくは以下の方法で行います。

  1. まずは、アプリ一覧の「設定」を選択します
  2. 「設定」のメニューから「ネットワークとインターネット」を開きます
  3. 「ネットワークとインターネット」の設定メニューで、「機内モード」をオンにすれば設定完了です

6. 機内でWi-Fiは利用できる?

機内モードに設定していれば、飛行機搭乗中にも携帯やスマホを使用することは可能です。では、実際に機内でWi-Fiを使うことはできるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

6.1 機内モードの設定次第で利用できる

機内モードをオンにすると自動的にWi-Fiがオフになります。しかし、設定画面からWi-Fiのみを個別に有効にすることは可能です。普段Wi-Fiに接続する時と同様に、接続したいLANネットワークを選択しましょう。

6.2 航空会社によってはフリーWi-Fiが用意されている

航空会社によっては航空機向けのWi-Fi接続サービスを提供しているところも多くあります。例えば、ANAやJALで提供されているWi-Fi接続サービスは、国内線は原則無料で、国際線は有料になります。飛行機内でインターネットを使いたいという場合には、搭乗予定の飛行機がWi-Fi接続サービスの対象便かどうかを確認しておきましょう。

今回はスマホを機内モードにする理由と方法を紹介しました。旅行や仕事などで飛行機を利用する際には、上記を参考にして設定するようにしましょう。

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