旅は道連れグランドサークル【Part 5】アーチ公園からユタ内陸部へ~ちょっとレアなお土産も紹介

アーチ国立公園

アーチ国立公園からコロラドリバーの流れに添って、アーチ国立公園から西に向かいます。

Part 1でご紹介したコロラド高原のメインのエリアになり、ダイナミックでユニークな大自然の宝庫です。それと旅の途中などで購入できる、ちょっとレアなお土産などもご紹介します。

目次

<ちょっとレアなお土産>

<イエビチェ・スピリットに出会ったとき>

<アーチ公園からユタ内陸部へ>

ちょっとレアなお土産

ネイティブアメリカン柄のTシャツ、ポストカード、ドリームキャッチャなどは観光地のギフトショップで、ナバホラグ(毛織物)、シルバー&ターコイズジュエリー、ペンダルトンバッグ、カチーナドールなどはNavajo Arts and Crafts Enterpriseで購入できます。

>>>Navajo Arts and Crafts Enterpriseの記事:【アメリカ】オリジナルのインディアンジュエリーに出会う旅

さらに、ちょっとレアなギフトをご紹介したいと思います。

1. Boot Barn (ウエスタンショップ)

カーボーイハット

ここのところ、お客様からのお問合せが多いのが、カウボーイハットのレザータイプとフェルトタイプです。

それぞれに合うシェイプ、サイズが違うと思うので、オンラインショップでなかなか変えないのが帽子類ではないでしょうか?

折角のチャンスですから、アメリカに来たときに、自分へのプレゼント用として、途中で寄り道して探してみるのもいいと思います。素材もウール、レザー、コットン、麦わら類、お値段も$60~$200くらいまで、いろいろあります。最近女性でもファッションに取り入れている方をよく見かけますね。

ウエスタンショップもいろいろあるのですが、いちばん支店が多くて、カーボーイ&ガールハットの他にも、カジュアルなシャツ、ブーツなど品揃いもよいのがBoot Barnです。

>>>Boot Barnの店舗一覧はこちら

2. Arizona Sake LLC(日本酒)

アリゾナ日本酒

アリゾナ州のホーブロックで、日本酒を製造している櫻井厚夫さんの手作りブランド Arizona Sake。

一昨年、SAKE COMPETITION 2018の海外出品酒部門で金賞になり、製造が追いつかないくらいの人気で、入荷待ちになることもあるそうですが、今のところ下記のフェニックス、フラッグスタッフ、ホーブロックの取扱店で購入できます。

櫻井さんはお酒作りの他にも、味噌作りのセミナーをしたり、酒粕を無料でサービスをしたり、日本食文化交流にも力を注いでいて、サークルが広がっているようで楽しみです。

近くには、Petrified Forest national park (化石の森国立公園)もあり、このあたりは2億2500万年前は、熱帯雨林だったそうです。かなり肥沃だったんでしょうね。化石化した巨木がゴロゴロしていて、中には宝石に匹敵するような化石もありました。

旅の途中で寄り道して見るのも楽しいと思います。見学希望の方は、櫻井さんにメッセージしてみてくださいね。

Arizona Sake L.L.C. 連絡先(櫻井 厚夫さん)

  • Holbrook Arizona
  • 電話 928-241-8594
  • Eメール arizonasake@gmail.com
  • ※蔵見学は事前にご連絡ください
  • ウェブサイト

Arizona Sake 取扱店

3. Sweet Shoppe Candy(チョコレート、キャンディ)

ここのお店のデコレーションが、可愛くて立ち寄ったところ、パッキング、オリジナルのカップ、Tシャツもなかなかお洒落で、アメリカのスイーツにしては、Homemade Fudge、Gourmet Chocolatesなどお味も甘さ控えめでお気に入りです。ギフト用にもいいと思います。

イエビチェ・スピリットに出会ったとき

10月中ごろになると、ドライブの途中でこんなことに遭遇することがあります。

イエビチェダンサー

彼らは、ナバホ族の冬の儀式を司る精霊のダンサーでイエビチェと呼ばれ、儀式のシーズンになると、伝承してゆくためのドネーションを集めるために、イエビチェダンサーの装いで、街に繰り出します。

地元の人の話によると、イエビチェと出会ったことは、とてもラッキー!なのだそうで、感謝の気持ちを込めて、$10~$20くらいドネーション(寄付)するのがマナーなのだそうです。

この時も突然でびっくり!しましたが、フォーマルにドネーションをして写真の承諾もいただきました。

アーチ公園からユタ内陸部へ

さて、今回はアーチ国立公園から西へ、大陸プレートが衝突したと言われている地域、ユタ州の内陸へとご案内します。

はじめに:宿泊について~RVキャンプ&キャンプグランド

キャンプ

ユタ州に入ると、ホテルの数よりもキャンプ場の数が多くなり、キャンプをするファミリー、ご夫婦などよく見かけます。上手くホテルとキャンプ場を組み合わせて、半々くらいで旅をする人も多いようです。テントサイトで車1台$20~$30、RV利用だと$40くらいで、シャワー設備もあり、ホテルの半額くらいになります。この辺りは夜空がとても綺麗なので、星好きの方には、興味のあるスポットでキャンプもおすすめです。

>>>最寄りのキャンプ場はこちらのcampendiumからチェックしてみましょう。

>>>予約なしでOk!のところもありますがこちらのRecreationから予約できます。

1. Arches National Park(アーチ国立公園)

アーチ国立公園

モアブから10分というアクセスですが、園内も広くてモニュメントの数も多いので、Devils Garden Campgroundに1泊してゆっくり2日に分けてトレイルを廻りました。メインは、デリケートアーチ、バランスロック、ダブルアーチ、ザ ウィンドウですが、デビルスガーデンの何か出てきそうな奇怪な世界も魅力的です。他にもたくさんあるので、コチラを参考に選んでみてくださいね。

アーチ国立公園

このアーチ国立公園のあたりは、何度も海になったことがあり、下層には巨大な岩塩層があるそうです。地球が躍動的だったころ、液化塩素物質が流出して、このアーチの造形美を生み出したのだそうで、2,000以上のアーチがあるというのにはビックリ!です。キャンプをしたときに、星空とアーチの幻想的な世界に興奮してなかなか眠れませんでした。日の出前の白んでくるころも最高です。

Devils Garden Campground

このRVキャンプ場は人気があって、3/1~10/31までオープンしています。事前に6か月前から予約ができるようになっています。$25より、車2台10名まで。

2. Potash Road Dinosaur Tracks and Petroglyphs

恐竜の足跡と岩絵

ここはあまり知られていないのですが、アーチ国立公園の左手前を入ったところに、恐竜の足跡と岩絵があります。なんと1億9000年~1億5000年ころの恐竜の足跡、その後の狩猟の人々、紀元600年~1300年ころのフリーモント族による岩絵が、一緒になっているところがまた興味深いです。

古代の人々も、恐竜の足跡を見つけて、感激してメッセージを残したのでしょうか?中には恐竜のような絵もありました。トレイルのハイキングも楽なので、2時間くらいあればで大人も子供も楽しめて無料です。UT191からUT279コロラドリバー沿いのドライブも気持ちよいですよ。

3. Hamburger Rock Utah& Campground

サンドストーン

このキャンプサイトにあるコロコロしているサンドストーンが、なんとユーモラスなマッシュルームのようなハンバーガーのような形をしているのです。この石を見るためには、キャンプしないといけないのですが、キャニオンランドもここから一望できてパノラマ撮影も楽しめます。

夏には、キャニオンランド公園のキャンプ場がいっぱいになることが多く、そのために作られた隣接のキャンプ場で、先着順で10テントサイトオープンしています。1泊$15で、水は個人で用意必須のキャンプ場です。前回ご紹介したNews Papar Rockから北西に30分くらいのロケーションになります。

4. Natural bridges national monument (自然橋国定公園) 

ブリッジ

この公園のブリッジは、アーチ国立公園のアーチに比べると白い色合いをしています。長い間の水の流れによって穴が開いたそうです、

Sipapu(シパプ)、Kachina(カチーナ)、Owachomo(オワチョモ)のブリッジは、展望台からも見られるようになっているのもうれしいですが、近くで見上げるとまた感動的で、写真にも迫力が出ます。

それぞれにチャレンジしやすいように1~2時間のハイキングになっているものと、ループでセットのコース、遺跡コースもありますが、10~16kmあり結構坂が急で帰りがきついので、選んでチャレンジしてみてくださいね。

自然橋国定公園

5. Capitol Reef National Park(キャピトルリーフ国立公園)

キャピトルリーフ国立公園

このあたりは、地殻変動が大きかったそうで、大陸プレートが衝突したためにできた断層が南北に100マイルくらい続いています。Waterpocket Fold (ウォーターポケット褶曲)とも呼ばれていますが、この尾根のことをリーフにたとえたそうです。開拓者の人たちも手に負えなかったらしく、まだ観光地としてはマイナーですが、地質的に貴重な断層、2億2500万年前の鮮やかな赤褐色のモエンコピ層、白いナバホ砂岩のドーム、大きな大地の水たまりなどもあり、ネイティブアメリカンの人々が「虹の休む大地」と呼んでいたことも感じられると思います。

園内は舗装されたScenic Drive(シーニック・ドライブ)が通っていて、オーバービューで途中下車しながらドライブするだけでも風光明媚で気持ちよいのでおすすめです。

キャピトルリーフ国立公園

6. The Fruita(フルータ)

シーニック・ドライブ沿いに夏から秋にかけて、果樹園が試食フリーでオープンしていて、チェリー、プラム、アプリコット、洋なし、アップル、くるみ....など食べ放題!持ち帰りしたい人は料金は掛かりますが、$10くらいです。

それと開拓時代の博物館 Gifford House(ギフォードハウス)のギフトショップの手作りのパン、ジャムも美味しいです。実はわたしたちは、これがお目当てだったりもします。フレモント川の近くに住んでいたフレモント人の遺跡や岩絵もクリアーに残っていて、ユニークな感じで興味深いです。キャンプ場も近くにあるので、のんびり旅をしたい人におすすめのスポットです。

この奥のWaterpocket (ウォーターポケット)とCathedral Valley(カテドラルバレー)などのドライブ、ハイキングは、複雑な地層と大きな水たまりがとても綺麗ですが、オフロードで雨のシーズンは4WDでも危ないところもあるので、ビジターセンターで道路状況などを確認してからチャレンジしてくださいね。

7. Bryce Canyon National Park(ブライスキャニオン国立公園) 

ブライスキャニオン国立公園

この公園に初めて出会った時のエピソードですが、数年前の9月のなかごろ旦那さんのバースデーに、アーチ国立公園からザイオン国立公園、レイクパウエルにゆく予定だったのですが、UT-12ドライブ中に雲行きが悪くなってきて、旦那さんも長距離ドライブで疲れてきた様子。どうしようか??しばらく沈黙??バイスキャニオンに寄り道しようか!ということになって、ビジターセンター寄ってみたところ、サンセットキャンプグランドが空いているということで、当日滑り込みセーフでRVキャンプインできたのでした。

そのあと夕立になったものの、旦那さんの誕生日の朝は秋晴れになり、サンライズポイントからの日の出もふたりで参拝できて、意外なバースディプレゼントになりました。それからここがお気に入りのスポットのひとつになっています。

サンセットポイントからのNavajo Loop(ナバホ ループ)は往復2kmくらいの程よいハイキングで、Bryce Amphitheater(円形劇場)も近くで見ることができました。Hoodooの地層(土柱)は数百万年かかって自然風化できたなんて!この壮大さと迷路のような不思議な美しさにはほんとうに感激!です。でも雲行きによっては神秘的にも不気味にも見えるので、グランドサークルはお天気次第で楽しめると実感です。

次回はPeek-A-Boo Loopにチャレンジしたいと思っているところです。初級から上級のハイキングコースが用意されているので、こちらを参考に、好きなルートを試してみてくださいね。

この公園は、入場料がグランドキャニオン並みですが、リゾート化もすすんできているようで、ホテルもいろいろな種類があり、RVパークも整備されていて、North Campgroundの近くには、ログハウスタイプのグロスリーストアーがあり、日用品、食料も入手できて、横にはランドリー&シャワーもあり、リズナブルプライスで快適に過ごせます。

ブライスキャニオン国立公園

  • URL:https://www.nps.gov/brca/index.htm
  • 入場料:車1台 $35(America the Beautiful National Parks Passを使えます)
  • フリーシャトル:4月中ごろから10月中ごろまで、ビジターセンター、Ruby's innから朝の6時ころから15分置き位にフリーシャトルが出ています。シャトル使用料金は、入場料に含まれていて、どこでも自由に乗り降りできます。シーズンのころには、駐車場がいっぱいになることもあるので、シャトルの利用もおすすめです。

お読みいただきありがとうございます。

グランドサークル東側からの旅、5回にわたりお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?また機会があれば、ローカルでレアな部分をご紹介したいと思います。

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スペンサーサチエ

1992年より北米アリゾナ州在住。自営でネイティブアメリカンのアート&クラフトのご紹介&ガイド、デザイン&写真の仕事をしています。グラウンドサークルの穴場、文化などナビゲートできるような記事を発信中です。

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