阪急たびコト塾へようこそ!「歌で旅するケニア♪」ができるまで

早川さんと大西さん

目次

突然ですが、キベラスラムを知っていますか?

たびコト塾で、スラムの話を聞いていただくのは、初めてかもしれません。ケニアには、200前後のスラムが存在しますが、その中でも、アフリカ最大規模のスラム街が、キベラスラムです。ケニアの首都ナイロビの中心地から、約5kmほど離れた場所に存在し、とても狭い土地に、100万人から200万人の人々が暮らしていると言われています。そこには、ナイロビの人口の半分以上の人々が、スラムで暮らしているという現実があります。

>>マソゴスクール・キベラスラムの詳細はこちら(マゴソスクールを支える会HP)

地図

そして今回の主人公がキベラスラムであれば、たびコト塾がその舞台。たびこと塾は、説明会の会場で2015年9月に大阪からスタートした、阪急交通社の文化講座です(ヨガやダンス教室、お酒の講座も開催しております)。お客様に、より旅行を楽しんでいただける情報やコンテンツの発信を。そして、旅行以外でも知的好奇心をくすぐられる様な興味広がる講座を、日々開講しております。

>>阪急たびコト塾(関西エリア)の詳細はこちら

スケジュール

たびコト塾で、この企画を思い立ったきっかけは、実はSNSでの出会いでした。イマドキです!!(っていうアピールの昭和感。)そもそもはパソコンの見過ぎで、目も心もしょぼしょぼしていた私は『遠くの景色見たい、それはアフリカ!!』と、ひたすらアフリカ大陸の放浪するバックパッカーや、旅人達のアカウントをたくさんフォローし、投稿を見ては妄想の日々でした。

そして運命のあの日、今回たびコト塾でお話ししていただいた早川千晶さんの「10月10日関西で講演会の日程が空きました」の一言に出会ってしまったのです。

チラシ

ケニアに魅入られた

ずっと憧れ、応援はしていたものの、直接コンタクトを取ったことが無かった早川さんに「旅行会社の講座でお話ししていただくのなんて無理でしょうか?」と、いちかばちかな連絡を、どきどきどきどきしながら送信したのであります。そして、弊社たびコト塾担当者に「絶対、やってみたい企画があるんです!」と直談判。いよいよ『歌で旅するケニア♪』メンバーと、わたしの旅が始まりました。

ツアーのちらし

先ずは、講座の日程と時間を決めたのですが、結局、前日にあたる移動日の午後に開催することになりました。早川さんたちは、当日東北からフェリーで移動するため「渋滞に巻き込まれたりしたら、台風で間に合わなかったらどうしよう」と、心配の種はつきません。

そうかと思えば、「少しでも早めの時間の方が、お客様はお越しいただきやすいのでは?」とたびコト塾の担当さんからアドバイスをいただいたり。結局、お仕事後の方にもご参加いただけることを祈りつつ、18:30開始の『夜たびコト』の時間帯に開講することになりました。

講座内容

そして、1番大切な講座の内容が、実は最も難航しました。

当初は、キベラスラムで困難な状況に暮らす人々の実情を聞き、みんなでミーティング形式でお話をしよう、という案もあったのですが、なかなか触れることのできない『ケニアの音楽』を聞いてみたい、というお客様が多いのでは無いか?ということになり(音楽の演奏があるたびコト塾は、いつもとても人気なんです)、今回は、みなさんとケニアを繋ぐ入り口として、ケニアの音楽演奏を聞いていただき、キベラスラムで暮らす人々のお話も聞いていただくという大まかな内容が決定しました。

アフリカから伝えたい命のメッセージ

そして、いよいよ当日です。少し早目に会場に着いて、早川さんたちをお迎えに行き、荷物を運び、椅子や物販台を並べたり、リハーサルの音を聞きながら(ほぼ1人締占めです。とても、とても贅沢な時間でした)お渡しする資料を挟み込みして、お客様をお待ちします。

どきどきどきどき。。。みなさん、無事にお越しいただけるかな??アフリカ方面に関する学校や、レストランにも可能な限りお知らせしました。どんなお客様がいらっしゃるのか?失礼の無い様に、緊張の時間です。

入り口

実は、講座が開始してしばらくは、遅れていらっしゃるお客様をお待ちするため、私は、会場の外でそのまま受付待機しています。

少し「あ~私も最初から近くでみたいな~」という欲がなかった、と言えば嘘になりますが、会場から漏れ聞こえてくる演奏と、楽しそうなお客様方のお声を聴いていると「わぁぁ!!」じわじわと嬉しい気持ちが溢れてきました。(隣のワインを飲みながらダイエット講座を受講の皆様は、何が行われているか?気になって仕方なかったのではないでしょうか??)

歌の様子

それでは、たびコト塾ホームページより、今回の講師2名を改めて、紹介させていただきます。

歌とお話の早川 千晶さん。ケニア在住31年!!世界放浪の旅の末、ケニアに定住。孤児、貧困児童、ストリートチルドレン救済の学校と子どもの家「マゴソスクール」代表。歌手のMISIAさんと共に一般社団法人mudef(music, design and art)を通じて活動しておられます。

>>一般社団法人mudef(music, design and art)の公式HPはこちら

ギター、歌、カヤンバ担当の大西 匡哉さん。ミュージシャン。映像作家。ケニアの伝統音楽家スワレ・マサイ氏に師事。ケニアで8年間の伝統音楽修行の後、帰国。ドゥルマ民族の伝統継承者、旗持ちに就任。日本全国各地で演奏中。

そして、最後に写真は無しですが(次回、会いに来てください)、物販&運転手担当のMさん。楽しい仲間達です!!

早川さんと大西さん

歌って、踊って、奇声を発して(おかしくなった訳では無い)男女ごとに違う、雄叫びとも微妙に異なるんですが、裏声と地声の表現のコラボを、、ともかく、これが楽し過ぎて、みなさんノリノリで、「かなりストレス発散になった!」とのご感想もいただきました。大きな声を出す機会ってあまり無いですものね。私もめちゃくちゃはまりました。

あと楽器がどれもユニークで、演奏後に話しておられるファンの方々に便乗し、私も少し体験させていただきました。全然、音はしなかったんですけどね。。才能が。。

ギター演奏

そして、お待ちかねの物販。カラフルな色と、見たことの無いデザイン、そして、動物たちがかわいいいい!!おしゃれ!!それぞれに、少しずつ作り手の物語が存在します。

ビーズでできたトカゲ

何の動物かな??

いろいろな動物の飾り

たくさん入って、丈夫。そして縫製が本当にしっかりしています。私も感動のあまり、購入しました。

カラフルなバッグ

これも、おしゃれですよね。日本には無い色彩センスですよね。

バンダナ

リメンバー・ケニア

実は、楽しい仲間たちのうち大西さんの太鼓演奏が、また近々たびコト塾でお聴きいただくことができます。

  • 12月20日(金)の夜たびコト:アフリカンアコースティックライブ ~アフリカの風 大地の響き~(阪急たびコト塾 関西エリア)
  • 12月21日(土)開催:クリスマスフェスタ(阪急たびコト塾 関西エリア)

こちらは、親子参加が前提となります。

もし、宜しければクリスマス前のひと時を、ケニアの風を感じていただければと思います。

※このイベントは終了しました。

夕陽

遠いケニアの音楽を聴いて、キベラスラムの子供たち、そして大人たちのことをたくさん考えた夜のたびコトでした。

日本の都会の片隅でも、サバンナの大草原の真ん中でも、場所は違えど、悩みや問題はたくさんありますが、きっと、まずは知ることが大切なんだ、と私は思います。明るく軽やかに元気に笑って去って行ったケニアの風を感じつつ。きっと、キベラスラムの人たちも、うつむかず、大阪と続く空を見上げている筈だと信じながら。

※この記事は2019年12月に公開したものです。2021年8月に一部のリンクを修正しました。

関連記事

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

とうもと くみ

舞台観劇とスポーツ観戦(球技・格闘技)が趣味な、どこでも行っちゃう『インドア脳だけど、アクティブ派体験型トラベラー』です。旅しながら、少し昔の物語を書き続ける事が、夢。離島や、閉じられた館で事件が起こったり、時代劇の人情ものが大好物。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!