インドでトライしてほしい！夏にオススメのアーユルヴェーダトリートメント

こんにちは。田澤ともきです。

毎日が45度のニューデリーからお届けします。日本はこれから夏ですが、夏といえば体のお肉が気になる季節。ショートパンツなど露出の多い服がきれるかどうかお悩みの方に、ぜひインドでトライしてほしいアーユルヴェーダトリートメントをご紹介します。

アーユルヴェーダって何？

アーユルヴェーダとは、「アーユル（生命）」と「ヴェーダ（知識）」の組み合わされた言葉で、古代6000年前から現代まで存在するインドの伝承医学です。WHOにも認定され「予防医学」とも言われています。ドクターは国家資格にあたり、西洋医学とアーユルヴェーダは鏡のようなものです。

体を3つのエネルギーで表し、バランスをとる事を重要視する。

アーユルヴェーダでは体は三つの特徴をもったエネルギーによって作られています。そのバランスを崩すと病気になります。同じ病気でも、人によって病気の原因は異なるため、治療法も違います。アーユルヴェーダの治療は、原因を排除し、自己治癒力を高め、再発を防ぐともいわれています。また「肥満」は立派な病気とみなされています。

脂肪が取れるトリートメント

もちろん、社会生活に支障がなくても「肥満」は過剰な脂肪ですから、健康ではありません。このバランスを整えるためにアーユルヴェーダ薬とトリートメントを行います。私達の体は、自然のエネルギーを体に取り込み、バランスを整えてあげるだけで余計な脂肪が代謝で落ちるようになっているのです。

肥満の原因は「カファ」と呼ばれるドーシャのエネルギーの増えすぎが原因です。このエネルギーが増えすぎると、体重だけではなく、物事をおっくうに考えたり、めんどくさく感じたり、たんや、粘液が増えたり、汗がとまらないという症状も現れます。

体だけではなく心の「重さ」も軽くしてくれる

アーユルヴェーダの面白い点の一つに、「体」と「心」はつながっているという考え方があります。たとえば、太ってなくても、なんとなくだるい、眠気がいつもある、体が重く感じる、という事もカファの増えすぎの症状の一つです。

この異常なカファを体の外に流してあげるトリートメントの一つに「ウドワルタナ」というトリートメントがあります。体脂肪、むくみを取り除きカファを取ってくれるといわれている施術です。

ウドワルタナの効果、効能

ウドワルタナは主にケララで行われるトリートメントです。患者さんによって穀物の粉末と油を混ぜたり、オイルマッサージの後ドライハーブパウダーを使ったりします。自然のハーブの粒子を利用し全身にスクラブをするイメージです。必ず、材料は体温より少し高い温度まで温めます。この粒子が毛穴の汚れを取り除き、血流をよくし、摩擦によって体がポカポカしてきます。

肥満の方、体重をコントロールしたい方などに効果があります。またむくみがひどい方、脂肪を落としたい方もいいですよ。逆に非常に細い体で、少し血圧が低い方がトリートメントを受けようとしましたが、ドクターにウドワルタナよりもアビャンガとシロダラがいい、と言われました。

アーユルヴェーダのトリートメントは日本ではリラクゼーションの一つと考えられていますが、せっかくインドで受けるなら、アーユルヴェーダドクターの問診を受けて、指示を聞いた方がいいです。

アーユルヴェーダのチカラはすごい

インドへお越しの方は、ぜひローカルのアーユルヴェーダクリニックへマッサージを受けに行くことをお勧めします。病院ですが、アーユルヴェーダトリートメントは健康な方でも受けていいのです。そして、より健康な時間を継続できるためのトリートメントですので、疲れをとり、緊張をほぐし、老廃物を取り除いて永遠に健康でいられるのが理想です。

それは、体だけではなく心にも影響します。体が健康だと、気持ちが前向きになり、明るく、愛情が持てるようになります。体の不具合は、ストレスかもしれないし、ストレス解消するには体の毒素を排出する必要があるのです。不思議な関係です。せっかくインドにお越しの際は、観光や冒険した後、必ずリラックスする日を一日設けて疲れを残さず、元気に旅をしたいものです。