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カーニバルはリオだけじゃない!マルタのカーニバルレポート!
毎年2月末〜3月末に世界各地で行なわれるカーニバル!代表的なのはブラジルのリオのカーニバルですが、元々はキリスト教と関係のあるお祭りなので、キリスト教徒が多い国や関わりがある国では毎年この時期はカーニバルの時期ですね。
マルタも国民の98%はキリスト教徒。クリスマスやイースター、そしてカーニバルも国民にとってはとても大事なイベントです!毎年この時期にはマルタ島もゴゾ島も大きなカーニバルでとても盛り上がります。
先日マルタの首都バレッタで行なわれたカーニバルへ足を運んできたので、その様子をお届けします!
目次
マルタのカーニバル概要
リオのカーニバルで有名なのは派手な衣装を身にまとった人たちが送るサンバですが、マルタのカーニバルはハロウィンのように仮装とパレードで盛り上がります。
マルタのハロウィンは子供のための仮装イベントといった感じですが、カーニバルの規模はハロウィンイベントよりも大きく、子供だけでなく大人も仮装してイベントを楽しみます。
毎年カーニバルの時期は多くの人が様々なコスチュームを身にまとって、各地で行なわれるイベントに繰り出します。代表的なのはゴゾ島で行なわれるものと首都のバレッタで行なわれるものです。
昨年はゴゾの方に行ってきたので、今年はバレッタに行ってきました。
カーニバルの様子:バレッタ手前フロリアーナ
毎年この時期は天候が不安定で、昨年のカーニバルシーズンは豪雨のため中止や延期もありましたが、今年のカーニバルは曇りではありましたが寒すぎず雨も降らず、賑わいを見せていました。
まずバレッタに行くためにバスに乗りますが、この日はやはり多くの人がバレッタに行くためにバスに乗っていて、満員で何本か見過ごすことに。以前、マルタでの公共バス観光の記事にも書きましたが、マルタでは満員だとバスには乗せてくれません。次のバスが来るまで気長に待ち、ようやくバスに乗ると道の途中で時々バスから仮装している人の姿も見られました。
バスの終点はバレッタですが、やはりイベントとあってバレッタが近くなってくると渋滞してくるため、手前のフロリアーナで降りました。フロリアーナには夏のMTVの野外イベントにもなる大きな広場があり、そこでは既にパレードに出るフロート車が待機、出店も出ていてお祭りの雰囲気でかなり盛り上がっていました。
仮装をしている人、カーニバルを見にきている人大体半々ぐらいです。
カーニバルの様子:バレッタ
ここからバレッタまで歩いていくと、バレッタの入り口ではピエロの格好をした鼓笛隊がパフォーマンスをしていました。鼓笛隊には大人も子供も所属していて、全員がボランティアでこの鼓笛隊に属しているそうです。
今年流行したQUEENの音楽をメインに演奏していて、大人は楽器がメイン、子供は簡単な楽器と踊りがメインでバレッタの街のカーニバルを盛り上げていましたよ♪
少し先に進むと、今度は仮装した人たちが街を練り歩いていました。
本格的なインディアンの衣装を着た人や、一家総出のアダムスファミリーがいました。かなり本格的。
<インディアンの衣装を身につけていた女性は写真撮影で大忙し!>
バレッタの中心にある聖ヨハネ大聖堂の前でもバンドが寸劇を交えて演奏していたり、また違う場所ではクラブミュージックがかかっていて、同じ仮装をした人たちが集まってお酒を飲みながら踊っていたりとかなりランダムに楽しんでいました。
そうこうしているうちにパレードが始まり、先ほどフロリアーナの広場で待機していたフロート車がキラキラと電飾を光らせ、音楽を爆音で鳴らし、バレッタの細い道をゆっくりと一台ずつ進んでいきました。
このフロート車は毎年グループが集まってカーニバルのために創作し、どれが1番ユニークな創作だったかがコンテストで決定されます。
今年は日本のアニメ、「ルパン三世」をテーマにしたフロート車をはじめとして、どれもかなりカラフルで見応えのあるものでした!
最後に
私たちはパレードの途中、16時前頃に帰宅し始めましたが、夜は夜でまた違った盛り上がりを見せるみたいです。来年は夜に行ってみたいと思います!
マルタに旅行するなら、1年に1度のカーニバルの時期も検討してみてはいかがでしょう?日本とは違うお祭り文化が楽しめますよ!
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Rikki
- マルタ島在住、ライター。ガイドブックでは知ることの出来ない、マルタのニッチな情報もお届けできればと思います。