【ベトナム】世界遺産「チャンアン」で大自然を感じる!

ベトナムには2019年2月時点で8つのユネスコ世界遺産が登録されています。ここで紹介する「チャンアンの景観」は、2014年に登録された、最も新しい世界遺産名所となります。美しく雄大な自然をボートに乗って眺めることができ、日本人にもじわじわと注目されてきている最新の観光スポットです。

目次

ハノイから日帰りで行けるのが大きな魅力

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チャンアンまではハノイから車で2時間程度のところにあります。チャンアンのあるニンビン省には空港がありませんので、陸路で行くこととなります。同じくハノイから3時間で行ける世界遺産のハロン湾は、日帰りと一泊のクルーズツアーが催行していますが、チャンアンは河川を移動するため、宿泊できる大型客船はありません。よく「ハロン湾とどちらにしようか迷っている」という声も聞きますが、大型客船に乗って自然風景を眺めたいならばハロン湾。手漕ぎボートでゆっくりと散策したいならチャンアンと考えるといいでしょう。ともに眺められる風景はそれほど変わりありません。

ツアーではホアルーと一緒に回る!

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チャンアンのあるニンビン省は、中国から独立して最初に建てた王朝のある場所です。その王朝はホアルーと呼ばれる都で、現在もその跡地が残っています。チャンアンツアーに参加すると、まず間違いなくこのホアルー見学もセットとなっています。ツアーを通さないで個人で行くこともできますが、それだと歴史背景が分からないので、単なるお寺にしか感じません。できればツアーに参加してガイドの説明を受けながら見て歩きたいところです。

世界遺産の絶景を肌で感じる!

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チャンアンはハロン湾と同様にカルスト地形で構成されています。カルスト地形とは、主に石灰岩で作られている大地を指し、石灰岩は水に侵食されやすいため、何百万年もかけて洞窟や不思議な奇岩が作られます。その気の遠くなるほどの昔にできあがったチャンアンの景色は、息を呑むほど美しく「ハロン湾以上の風景」とも言われています。

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チャンアンでは手漕ぎボートに乗って自然の景色を見ることができます。所要時間は2時間程度と長いので、お手洗いは先に済ませておきましょう。また、11月から3月は北部でも気温が低く、半袖では寒く感じます。この時期に足を運ぶのであれば、長袖だけではなくジャンパーも持っていくのがおすすめです。日差しが厳しいときに日傘をさす人がいますが、後ろに座っている人にとっては邪魔になるので、帽子やUVカットクリームで対策してください。

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ボートで巡っている道中には、複数の仏教寺院に立ち寄ります。観光客向けの寺院ではありますが、ここにやってきたベトナム人は皆さん頭を垂れて参拝しています。また、映画「キングコング: 髑髏島の巨神(2017年)」のロケ地でもあったため、その時使われたテントなども陸におりて見学が可能です。ちなみに、寺院やロケ地に立ち寄りたくない場合は、ボート主に言えばスルーしてくれます。

お土産売り場

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ニンビン省はまだ観光地化されて間もないため、ハノイ市街にあるようなお洒落な雑貨店や物産店はありません。外国人向けに観光整備されている名所はチャンアンのみで、出入口付近に小さな売店が営業しています。売店ではニンビン省および北部の名物と言われているお菓子やお茶、キーホルダーなどが売っています。チャンアン土産を買える最初で最後のチャンスとなるので、お土産を探している方は、ここで調達するといいでしょう。

チャンアン1日観光を楽しもう

どの日系旅行会社もチャンアンのツアーは必ず実施しています。朝から夕方まで1日かかってしまうので、予め観光スケジュールをしっかりと組んでおきましょう。旅行者の多くは3~4日が滞在期間となるので、2日を市内観光、1~2日を郊外観光に充てると、ハノイ市街とはまた異なるベトナムらしさに触れて、満足度の高い旅行が実現するかと思います。

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古川悠紀

ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!

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