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ニュージーランドで豪華なキャンプ、グランピング
ニュージーランドの人たちはキャンプが大好き。どの街にもキャンプ場が必ずあります。特に暖かくなる12月ごろからはホリデーシーズンともあって、キャンプ場にはたくさんの人たちで賑わいます。
目次
ニュージーランドのキャンプ場はどんな感じ?
海の近くで過ごしたいときは、海の目の前にもキャンプ場があります。マウンテンバイク、フィッシングなどのアウトドアには、山の中のキャンプ場だったりと、何をして過ごすのかによって、様々なキャンプ場を選ぶことができます。それぞれのキャンプ場には人々の好みに合わせて、いくつかの宿泊施設があり、大きなキャンプ場には、共有で使えるキッチンやダイニングエリアがあり、自由に使えるお鍋やフライパン、お皿やナイフとフォークも準備されています。コインで使えるシャワー室、トイレ、テレビやソファーがある、ラウンジスペースもあり、シンプルにテントを張って泊まりたいという人々にはとても便利です。
共有でありながら、しっかりと綺麗に管理され安心感のある共有スペースでは、ニュージーランドの人たちはもちろんの事、世界各国の人々に出会うこともできます。キッチンでは、様々な人たちが各国それぞれの料理を作っている姿も珍しくありません。その他にも、共有スペースだけでなく、ベットのみの部屋、プライベートのキッチンとトイレが付いている部屋、キャンピングカーやキャンピングトレーラーで泊まることもできます。そんな、施設が充実するニュージーランドのキャンプ場ですが、またひと味違った経験のできる宿泊施設があります。
グランピングを体験、体感してみよう
私が今回訪れたのは、ニュージーランドのネルソン中心地から車で30分ほど行った Mapua(マプア)という街。街から少し離れたその場所は、緑に囲まれ、鳥たちの歌声が何処からともなく聞こえてきます。そんな、大自然に囲まれた場所にあるのが、「 The Gates Accommodation(ゲート アコモデーション)」。その宿泊施設の一部に、ひと味変わったキャンプのできる場所「 Kissing Gate(キッシング・ゲート)」があります。
<緑に囲まれた「Kissing Gate(キッシング・ゲート)」>
このキャンプ施設では、「Glamping(グランピング)」が体験できます。グランピングとは、Glamorous(グラマラス 魅力的・豪華)Camping(キャンピング キャンプ)を合体させた言葉で、ニュージーランドの人たちには良く知られています。名前の通り、豪華でお洒落なホテルのような空間を、キャンプをしながら味わえるのです。ゲートをくぐると、そこには公園のような大きな場所があり、この場所はすべて宿泊者だけの空間です。いくつかの椅子とテーブルがピクニック用に置かれ、木で作られたバーカウンターもあります。デッキの目の前には小さな池、そしてキャンピングトレラーが2台あります。
<ラウンジとして使えるキャンピングトレーラー>
<1800年代をイメージされたトレーラーの中>
トレーラーの一つにはソファやクッションが置かれ、本を読んだり、お茶を飲んだりとリラックスできるラウンジとして使えるようになっています。ニュージーランドを象徴する写真や内装で、レトロな雰囲気が可愛いキャンピングトレーラーです。1800年代をイメージし、オーナー自ら改装を手がけたこのキャンピングトレーラーは雑誌にも取り上げられたほどです。小さな流し台も設置され、お茶を作ったり、少しの洗い物にとっても便利です。もう一つのキャンピングトレーラーは寝室になっており、たくさんのクッションが置かれるソファと、室内用の大きなクイーンサイズのベットがあります。寝る前の読書やお茶休憩を楽しめる空間になっています。キャンプでは、テントの中でスリーピングバッグなどで寝ることが一般ですが、こうした大きなベットで、心地よく寝ることが出来るのは、豪華なグランピングの嬉しいところです。
<キッチンエリアには便利な調理器具が揃う>
このキッシングゲートでは、オーナーが集めたヴィンテージの家具や小物が内装として使われ、まるで美術館の様です。今ではなかなか見られない、英国様式の古いキッチン道具、お皿やティーポット、ボードゲームなどが飾られ、キャンプとは思えないほどの豪華なソファでくつろぐことも出来ます。少し肌寒いと感じた時には暖炉もあり、火をともして毛布にくるまり、お茶を頂くのも最高の時間です。キャンプには欠かせない、アウトドア料理を作るための電気コンロや流し台、お湯を沸かすケトルなどが便利に揃っています。さらに、キャンプではなかなか用意のできない、冷蔵庫や電子レンジも、もちろん完備されています。
<アンティーク調に飾られたコテージにあるシャワールーム>
洗面台とシャワールームがあるコテージ、そして別になっているトイレも綺麗に管理され、モダンで新しいタイプのデザインです。まるでホテルのお手洗いの様な内装はキッチンと同様に、アンティーク調でクラッシックに飾られています。キャンプをしていることを忘れてしまいそうになります。
<池の目の前に置かれたアウトドアお風呂>
そして、キッシングゲートを象徴するのが、池の前に置かれたお風呂です。もちろん、朝でもお昼でも、星を見上げながらの夜にでも、いつでも入ることが出来ます。明るい時には鳥の歌声を聞きながら、夜になればカエルの鳴き声が池のあたりから聞こえてくる時もあるそうです。キッシングゲートでは、キャンプならではの動物や自然との一体感を感じながら、ホテルに滞在しているかのような豪華な体験ができます。そして、カップルや夫婦での滞在にはお勧めがあります。この「Kissing Gate(キッシング・ゲート)」では、古いイギリスのしきたりを受け継ぎ、ゲートをくぐる時には、好きな人にキスをするそうです。是非ともそんな可愛らしくて、豪華なグランピングを是非体験してみてください。
施設情報
■住所:197 Seaton Valley Road, Mapua, RD1 UMO, Nelson, New Zealand
■電話番号:0064 3 5402 793
■HP:http://www.thegates.co.nz/accommodation/kissingate/
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MIKKI
- ニュージーランド在住。子育てや教育に奮闘しながら、家族と共に菜食中心の食生活、エコ生活にも挑戦中。ファッションデザイナーとしても活動中。