燕三条の伝統技術をプチ体験して世界でひとつだけの食器を作ろう

東京から新幹線で約2時間、新潟駅のちょっと手前、新潟県のほぼ中央に位置する燕三条エリア。こちらでは刃物や金属洋食器の生産が盛んです!

最近では銅の熱伝導の良さを活かし、スプーンや、ビール用タンブラーなどもよく見かけますね。
冷凍庫から出したばかりのアイスクリームはカチカチですが、銅製のスプーンを使うと手の熱が伝わって、アイスクリームが柔らかくなるんですね。実に便利。

この燕三条で盛んな鎚起銅器の小皿制作体験をしてきました!

目次

金づちでリズミカルに模様つけ

厚さ2ミリほどの銅板に、金づちでたたいて模様をつけていきます。

リズミカルにとんとんと、思いの絵柄ができるまで、狙いを外さないように打ち付けていきます。

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銅は思いのほかやわらかいので、簡単に模様を付けられます!楽しい!!金づちの種類はたくさんあり、どんな跡?模様をつかたいかで持ち替えます。力の入れ具合によって、金づち跡が変わるため、加減が必要です。が、慎重にやりすぎると、跡がつかない。。。なんてことも。

| と .. と = とで、トンボの絵柄を入れている方もいらっしゃいました!

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<トンボの絵柄イメージ>

フリルをつけるにはパワーと力の入れ加減!

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お皿の中の模様が決まったら、縁に高さをつけてお皿型にし周りにフリルをつけます。木型にはめて、木槌でたたいていきます!

絵柄を付ける前の銅板は柔らかいのですが、絵柄を叩き入れた銅盤は強く固くなっているので、パワーが必要です!匠はいとも簡単にやられていましたが、私は一発目は不発、二発目は狙いからづれる。。。本当に力の入れ加減が肝となる作業です。押さえていた方の手にはくっきりと跡がついてしまいました。もうすでに、汗が。

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次は色付け

皿全体のデザインが固まったので、今度は色付けです。ぴかぴかの銅盤にぎっしりと叩きこんだ柄!いったい何度叩いたのだろう・・・。

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硫黄臭のする液にいれると、、、

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金属の輝きが失せ、黒く色が変わりました!

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2の液にいれて、中和させます。

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本当に真っ黒・・・サビしい気分に。

次に研磨材をつけてこすり、色を落とし、輝きを復活させます。私はフリルに向かって、放射状に輝きを入れました。

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最後に熱を入れ、色を固定させ、さらに綿の布でごしごしとこすり、つやを出します!

世界でひとつだけの食器の完成です!

デザインにもよりますが、20分ほどで完成するそうです。

地元の小学生は2年生の社会科見学で、体験するのだそう!凝り性の私は一発目の金づち入れから最後のつや出し完了まで30分ほどかかりました!

名前や似顔絵をデザインして、プレゼントなどにも良いですね!

一般社団法人燕市観光協会

■電話番号:0256-64-7630
【体験イベント詳細はこちら】
■ウェブサイト:https://tsubame-kankou.jp/activity/tsuiki_kozara/

■会場:道の駅国上(ふれあいパーク久賀美)
■住所:新潟県燕市国上5866-1

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自他ともに認める雨女。旅にサプライズと雨(雪)はつきもの。撮影は専ら2010年製サイバーショット携帯。ピンボケはご愛嬌?!

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