コペンハーゲンのオアシス、Frederiksberg Have(フレデリクスベア・へーウ )で秋の散歩!

目次

Frederiksberg Have(フレデリクスベア・へーウ )とは?

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コペンハーゲンのオアシスFrederiksberg Haveは、併設するSønder Markenと合わせて64ヘクタールの大きな庭園です。デンマークにあるロイヤルガーデン10園のうちのひとつで、 無料一般解放されています。

庭園の歴史とスタイル

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1849年から庶民も入ることができるようになった庭園。歴史はさらに長く1698年にフレデリックIV世によって、フレデリクスベア宮殿の建設とともに作られました。宮殿のバロックスタイル建築に合わせ、当時はフォーマルなバロックスタイルの幾何学的で整然とした庭園でした。園の中央には、ロイヤルファミリーのティーハウスがあり、そこを中心に八方に道が続きます。現在でも、当時植えられた樹齢300年を越すライムツリー(西洋菩提樹)が見かけられます。

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その後、18世紀後半に庭園のデザイントレンドが変わり、1798年にフレデリック王子によりロマンティックスタイルの庭園に変貌を遂げます。何百もの兵士が、土を掘り水路を作り、小道を作り上げたそうです。1990年代にデザインスタイルはそのままに再整備され今の姿になりました。ロマンティック庭園は、自然ありのままの姿を楽しめる工夫が多数あります。水路や池に浮かぶボート、曲がりくねった小道から、はっとするような風景が次々と現れ、まるで劇場にいるような雰囲気を作り出しています。不規則に曲がりくねった小道が続くため、初めてくると迷ったような気分になりますが、それもデザインの狙いだとか。

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公園を散歩してみよう♪

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さて、現代のFrederiksberg Haveもその歴史と気品を感じる素敵な庭園です。街中から訪れる場合は、Frederiksberg Runddelの門から入ります。行き方は、メトロFrederiksberg駅から徒歩約15分。もしくは、コペンハーゲン中央駅から26番のバスに10分ほど乗り、門の目Frederiksberg Runddelバス停下車すぐです。

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Frederiksberg Runddel門の右側にカフェがあるので、この季節は暖かい飲み物をテイクアウトして行くのがおすすめです。園内に売店はあるものの、わかりにくい場所にあり夏しか開いていないようです。

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野生の鳥の住処になっている庭園は、あちこちにカモやアヒル、白鳥などがいます。最近は、アオサギのコロニーにもなっており、一部の島は保護のために人が入れないようになっています。

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宮殿の前から見下ろした庭園。コペンハーゲン動物園の入り口も歩いてすぐです。

注意事項

王室管轄下の庭園なので、少し規制があります。

・自転車禁止(持って入るだけなら注意されませんが、乗ってはいけません)
・バーベキュー、焚き火禁止
・犬の散歩はリード付で

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芝生に入って座ることもできますが、鳥が多いのでフンがあちこちに...。お気をつけください。

Frederiksberg Have(フレデリクスベア・へーウ )

住所:2000 Frederiksberg
HP:https://slks.dk/omraader/slotte-og-ejendomme/slotshaver/frederiksberg-have-og-soendermarken/frederiksberg-have/
開演時間:時期によって変わります。上記ホームページでご確認ください。

※編集部註:本記事は2018年10月に公開しましたが、2021年5月に一部修正しています。

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2011年よりコペンハーゲンで夫と二人暮らし。デンマーク語を勉強しながら、北欧の生活を楽しんでいます。好きなことは、食べること、陶器集め、散歩。苦手なのはラクリスです。

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