タイ旅行で要注意!南国感染病「デング熱」の対処法について

お天気もサイコーの夏日和で、ご飯もおいしい!都会も大自然もあるのがタイ旅行の醍醐味ですが、南国東南アジアの旅行で気を付けたいのが「蚊」ですよね。日本でも数年前の夏にデング熱が流行しましたが、年間を通して南国のタイでもデング熱の発症は多く、特に2018年は、通常年よりも感染率が多くなっていたようです。とはいっても、デング熱は、事前に予防や対処ができるものです。

今回はデング熱の予防方法や対処方法などをご紹介したいと思います。

目次

デング熱って何?

日本では長い間感染がなかったものの、2014年に69年振りに国内感染が発生したデング熱。日本で「やぶ蚊」と呼ばれるネッタイシマカなどの蚊によって媒介される感染病です。

血清型は4タイプあり、同じ血清型のウイルスに感染して回復すると、その血清型への免疫が付き同じ血清型のデング熱に再感染することがあっても軽度ですみますが、残りの血清型のウイルスに感染すると重度になる危険性もありますので要注意。

年間を通して温暖な東南アジアでは一般的なものですが、近年世界的に増加の傾向がある感染病です。ちなみにタイ語では、タイの観光地では、"デンキーフィーバー"で通じます。

どんな症状?

潜伏期間は2~15日(ほとんどが、3~7日)。感染後の1~2週間で回復します。

ウィルスを持つ蚊に刺された数日後に、突然の発熱で発症し、頭痛、結膜充血を伴う目の痛みや全身の筋肉や骨関節痛、全身倦怠感、吐き気などが症状にでます。熱は2~7日間続くことが多いようです。発症の3~4日後には胸部に始まり、手、足、顔と体全体に発疹がでて広がっていきます。

デング熱には4種類の異なるウィルスがありますが、その症状はほとんど非常に似ています。また、インフルエンザにも似た症状です。ただし、歯茎などから出血が伴う重症型のデング出血熱は、デング熱と同じ初期症状です。初期症状では、どちらか判断がつきにくいのでどちらにせよかならず医療機関に受診するようにしましょう。

人から人に感染するの?

デング熱は人から人に直接感染することはありません。

どんな人がなりやすいの?

刺されても感染しない人もいるので、免疫力が低下している人が比較的かかりやすいように感じます。

予防策や薬はあるの?

予防接種はないので、蚊に刺されないことが一番の対処方法になります。デング熱に効く特別な薬はありません。

病院に行く前の注意点

血小板が低下し、出血を起こしやすくなっているので、通常使用されているバファリンなどのアスピリン系の鎮痛薬や解熱剤は飲まないようにしてください。

痛み止めや解熱には、小児にも使われているアセトアミノフェン系の薬を使用しましょう。タイでは、「パラセタモール」という名前で薬局やコンビニで販売されているのでどこでも気軽に手に入ります。

また、水分補給も大切です。タイではコンビニなどでスポーツ飲料水が購入可能です。最近では、日本のポカリスエットが陳列されているお店もありますので活用しましょう。

スーパーやコンビニで買えるオススメの蚊よけスプレー

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使い慣れている日本から持参したものを利用するのが一番よいのかもしれませんが、買い忘れてしまってもご安心を。スーパーやコンビニで虫よけスプレーなど虫よけ対策商品が陳列されています。3~4種類並んでいるかと思いますが、オイル入りのナチュラルプロダクツを選ぶのが体にもよいでしょう。

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最近では、タイでも蚊よけパッチなどがコンビニで販売されているので、お子さん連れの方も安心ですね。

対処方法はとにかく蚊に刺されないようにすること!日本に帰国してから発症するケースもあるので、みなさん滞在中は蚊よけ対策は万全にしましょう!

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徳武 加奈子

実はダイビングインストラクター。食、ライフスタイルを中心にライター業をこなしています。趣味はスタンダップパドル(SUP)。

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