8/30は藤沢に集まれ!「海外旅フェスタ in 藤沢」

2018年夏。世界各国の大使館、観光局が藤沢市民会館に大集合!

2018年8月30日(木)(10:00~16:30)神奈川県藤沢市の藤沢市民会館に於いて「海外旅フェスタ in 藤沢」が開催される。

入場料は無料で、主催は一般社団法人 日本旅行業協会(JATA)アウトバウンド促進協議会。

イベントプログラムとしては、辰巳郎さんトークショー「道草のすすめ」(10:30~11:45、於:小ホール、入場先着400名様)や、世界の美しい音楽を楽しもうと銘打って次のミニライブが行われる(於:小ホール)。

  • ①カリブ海の音色スチール・パン ミニ・ライブ(12:30~13:00)
  • ②アルプスの音色によいしれるミニ・ライブ(13:45~14:15)
  • ③フォルクローレダンスとペルーの魅力(14:55~15:55)

※各プログラムの終了時には抽選会が行われる。

また第一展示ホールのワークショップ・ブースでは17か国と旅行会社5社が出展し、世界各国の最新情報が入手可能だ。

開催に先立ち、8月23日(木)藤沢市役所に於いて記者会見が行われた。

そもそもなぜ、藤沢でイベントが行われるのか?

多くの人が感じるこの問いに対し、JATA副会長でもあり、(株)ワールド航空サービス代表取締役会長でもある菊間潤吾氏はこう答えた。

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「今の日本の旅行業界は訪日(インバウンド)に注目が集まっている。確かに数年前に比べたら日本を訪れる外国人旅行者数は格段に増えており、喜ばしいことではあるが、日本が今後世界の観光先進国になる為に必要な視点は「相互交流」だと思っている。つまりお互いに交流し、理解を深めることの大切さだ。その為には訪日だけではなく日本から海外へ出ていく(アウトバウンド)もまだまだ活発化させる必要があると感じている。日本の各都道府県民の出国率の平均は14%に満たない。20%を超えているのは東京都と神奈川県だけだ。東京都はビジネス(業務渡航)での出国も多いから神奈川県の出国率はかなり高いと言える。その意味からも今回のような双方向の交流イベントを開催するとしたら神奈川県は適していると言える。中でも藤沢市は、観光先進国のモデルになりうる都市だと思う。富士山、江ノ島、鎌倉など魅力的な観光素材を備え、歴史、文化、グルメなどバックグラウンドも充実している。8月30日には多くの外国の大使館、政府観光局の方々が集まって来られるが、ぜひ彼らにも藤沢湘南エリアを見ていただき、ご来場の方々と交流し、何かを感じてもらいたいと思っている。

記者会見場には、マケドニア駐日大使館 特命全権大使のアンドリヤナ・ツヴェトコビィッチ氏と、メキシコ観光局 局長のギジェルモ・エギアルテ氏も登壇した。

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▲マケドニア駐日大使館 特命全権大使のアンドリヤナ・ツヴェトコビィッチ氏

彼女は2005年に日本の大学に留学し、休日に初めて江ノ島を訪れ、その美しさに感動したそうだ。大学では映画を専攻していた彼女は自身の制作した映画に鎌倉、江ノ島のシーンを撮影し登場させたというエピソードを披露。母国マケドニアには海はないが、美しい湖と自然があり、魚(マス)が美味しいなど、藤沢と似ているという感想も述べた。菊間氏曰くマケドニアには歴史ある美しい修道院がたくさんあり、マケドニアを旅するとしたら修道院巡りをするのが面白いが、それは鎌倉のお寺巡りと似ているかもしれないとコメント。

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▲メキシコ観光局 局長のギジェルモ・エギアルテ氏

彼も日本の大学に留学し、帰国後世界各国で観光関連の仕事に従事してきたが、中でも日本は自身の人生の半分以上を過ごしているほどの日本通。日本人は、メキシコ人というと大きな帽子を被って陽気にギターを弾いているといったステレオタイプのイメージを持っているかもしれないが、メキシコの姿はそれだけではないと強調。日本とメキシコは太平洋を挟んで隣国であり、現在は直行便が毎日2便飛んでおり、意外に近くて便利とアピール。メキシコ人も日本に大変興味を持っており、日本へ訪れるメキシコ人観光客は昨対比45%で世界でもトップの伸び率。もっと日本の方々にもメキシコを知ってほしいとコメント。

ツヴェトコビィッチ氏、エギアルテ氏共にとても流暢な日本語を話す。

菊間氏は、今日本は2020年のオリンピックに向かって突き進んでおり、オリンピックを成功させることももちろん大切だが、もっと大事なのはオリンピック・パラリンピックをきっかけにして、世界に向け日本をいかにブランディングできるか?を私たちが考えることだと強調。ぜひ8月30日は藤沢市民会館に集い、多くの外国人と交流を持ってほしい。交流を持てば、お互いに興味が湧く、もっと近い関係になれる。日本が観光先進国になる為に、こういった民間レベルの交流をもっともっと活発にすべきで、今回の旅フェスタをそのきっかけにしてほしいと熱く語った。

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最後に藤沢市長の鈴木恒夫氏より、藤沢市の魅力、旅フェスタへの意気込みが語られて記者会見は終了した。

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日本が世界における観光先進国になるために、データや施策ももちろん大事だが、このようなイベントに足を運び、各国大使館、政府観光局、旅行会社の人たちと出会い、話し、交流する、そしてお互いを知り認めあう、そんな小さな一歩が今の私たちには求められているのかもしれない。

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3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。

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