たびこふれ

バレンシアでおいしいワイン作りにこだわるフィンカ・サン・ブラス

記事投稿日:2014/06/29最終更新日:2018/02/26

Views:

スペインは世界3位のワイン生産量を誇るワイン大国。ブドウの栽培面積では世界一です。

私もやっと3年ほど前からワインの美味しさがわかるようになり、遅ればせながら少しずつワインに

対する理解を深めているところです。先日は、バレンシア西部にあるレケーナという町のワイナリー

見学に行って来ました。

バレンシア州には、DOバレンシア、DOアリカンテ、そしてDOウティエル・レケーナの3つの

原産地呼称があります。レケーナはバレンシア市から西におよそ70km離れた海抜700mの台地に位置します。

隣接するウティエルの町と合わせて約40,000ヘクタールのワイン産地が広がり、土着品種の黒ブドウ

"ボバル"で有名です。今までは国内外のワイナリーにブドウを売ることが多くあまり知られていない

産地だったのですが、最近ではおいしいワインをつくるワイナリーが増えてきて注目を浴びています。

さて、今回訪問したのは、フィンカ・サン・ブラス。日本にもワインが輸出されているので、

スペインワイン通の方ならご存知かも。父親からワイナリーを継いだ若きオーナーのアントニオ・

サオネロと醸造責任者のニコラス・サンチェスが切り盛りする家族経営のワイナリーです。

ニコラスはスペインでも有名なワイン学者で、バレンシア大学やレケーナの醸造学校で教鞭を

執っています。天才醸造家として世界で最も注目される醸造家のラウル・ペレスや、スペインを

代表するワイナリーのベガ・シシリアの醸造責任者ハビエル・アウサスも教え子だとのこと。

SP_20140701_01.JPG

SP_20140701_02.JPG<右が2代目オーナーのトニー、左が醸造責任者のニコラス>

ワイナリーは、レケーナの町から車で5分ほどのところにあります。最初にブドウ畑を見学。

合計75ヘクタールの畑のおよそ半分はテンプラニージョ、それ以外にはカベルネ・ソーヴィニヨン、

メルロー、シラー、土着品種のボバル、シャルドネ、シュナン・ブランなどが栽培されています。

最初に見たのは、9月の1週めに収穫するというシャルドネ。受粉からだいたい3か月が収穫の

タイミングだそうです。それからシュナン・ブランの畑へ。肥料や土壌にはオーガニックなものを

使っているそうで、水にも特に栄養剤は入れていないとのこと。また、光合成のために葉の表面積を

増やす目的で、最近多くなっている垣根仕立てを採り入れています。この方法だと、畑の中での

機械作業がしやすくなる上、風通しも良くなるというメリットがあるそう。ちなみに、自社ブランド

ワイン用のブドウはすべて手摘みだとのことでした。

SP_20140701_03.JPG

SP_20140701_04.JPG<ブドウの花がこんな風だとは知りませんでした>

ブドウ畑の後は、醸造所へ。こじんまりした醸造所は商業主義のワイナリーとは一線を画していて、

好感が持てます。赤ワインは第1次発酵、第2次発酵の後、樽に入れて早いものだと4か月、

長くて2年ほど寝かされますが、白ワインは第一次発酵の後にボトリングされるとのことでした。

サン・ブラスのブランドでは年間およそ5万本のワインを生産しているそうです。

SP_20140701_05.JPG

SP_20140701_06.JPG<第2次発酵室はこんな様子>

最後はお楽しみの試飲タイム。次の3種類のワインを飲ませて頂きました。

◆コンベニエンシア・ブランコ 2012

ブドウ種:シャルドネ(25%)、メルセゲラ(25%)、ピノ・グリ(25%)、ヴィオニエ(25%)

白い花の芳醇な香りが際立ち、その他にも洋ナシやリンゴ、ほんのりと柑橘系の香りで、

味わいはフレッシュ。心地よいフィニッシュと長いアフター。

SP_20140701_07.JPG

◆ラス・オルマス 2006

ブドウ種:メルロー(90%)、テンプラニージョ(10%)

ワインの力強さを感じさせる香りを持ち、自生の黒系果実やスパイス、バニラを思い起こす香り。

力強く、グラマーかつクリーミーな味わい。

SP_20140701_08.JPG

◆ロマルタM&S 2012

メルローブドウ種:50% シラー50%

飲む少し前に抜栓すると、ほのかにプラムやキイチゴなどの果物やスミレの花の香り。口に含むと、

やわらかでまるい、とろけるような滑らかさ。タンニンに荒さやとげとげしさはまったく感じられず、

非常にきれいなフィニッシュ。

SP_20140701_09.JPG

(香りや味わいは公式サイトの日本語ページを参考にさせて頂きました。http://www.fincasanblas.com/ja/

どれもとても飲みやすくおいしかったです。ワインの話を聞くたびに、その果てしない奥の深さに

驚かされます。まだまだ初心者の私には色や香り、味を識別、表現することは困難ですが、

おいしく飲めればそれがベスト!ですよね(^^;)

プロフィール画像
この記事を書いた人
mamasita
  • Facebook シェア
  • twitter シェア
  • はてなブックマーク  シェア
  • LINE シェア
  • instagram

記事投稿日:2014/06/29最終更新日:2018/02/26

Views:

スペインのアクセスランキング

    © 2017 TabiCoffret Co.,Ltd.