フエのおすすめ観光スポット! 絶景スポットからグルメ情報まで

ベトナム屈指の美しい街並みを誇る「フエ」。1802年から約40年間続いたベトナム最後の王朝「グエン朝」の都があった場所で、世界遺産の建造物群や宮廷料理などベトナムの歴史に触れられるエリアです。中心を流れるフォン川によって旧市街地と新市街地が分けられていて、異なる情緒を楽しむことができます。今回は、古都フエの魅力を存分に満喫する、おすすめの観光スポットをピックアップ。その見どころ情報を詳しくご紹介していきます!

フエのおすすめ観光スポット

フエには、歴史を感じさせるバラエティ豊かな建造物が多数残っています。それでは、フエ観光で訪れておきたい、おすすめの観光スポットをガイドしていきましょう!

阮朝王宮

阮朝王宮

「阮朝王宮(ぐえんちょうおおきゅう)」は、フォン川を挟んだ北部の旧市街に位置するかつての王宮跡で、フエ観光最大のハイライトとも言える場所。世界遺産にも登録されていて、ベトナム最後の王朝「グエン朝」の舞台となった王宮は敷地約3.6平方キロメートル、約600メートル四方の広さを誇り、四方を囲む城壁は「ヴォーバン様式」と呼ばれるフランス式の星型城郭になっているのも特徴です。かつて100以上あったと言われている建物はベトナム戦争で大半が破壊されてしまいましたが、修復が進んだ現在では多くの建物が当時の姿を見せてくれています。見どころは「午門」と呼ばれる南側の門や、祭事を行った場所でもある「太和殿」、歴代の皇帝が祀られている「世廟」など。歴史の重みを感じながら広大な敷地をゆっくり散策するのがおすすめです。

ティエンムー寺院

ティエンムー寺院

「ティエンムー寺院」は、1601年に建立されたフォン川沿いに建つ由緒ある禅寺で、その昔、この地域に住む人々の前に老婆がやってきて、「いずれ真の主がここに現れて、塔を建てるだろう」と予言したという伝説が残っています。フエで最も古く美しい寺院としても有名で、運がよければ僧侶や出家した子どもたちが修行する場面に出会えることも。見どころは、入り口の階段を登ると目に入ってくる高さ21mの「慈仁塔(フック・ジム塔)」。禅の世界では最高位を表す7層建ての塔で、内部には経典などが納められています。

カイディン帝陵

カイディン帝陵
photo by VanLap Hoàng

フエ市街から10km離れた場所に位置する「カイディン帝陵」は、グエン朝第12代皇帝のカイディン帝の陵墓です。フランス植民地時代の1920年から10年以上の年月をかけて建設された陵の内部は、外観からは想像もつかないほどの華美な装飾が施されていて、中国、ヨーロッパなどから陶器やガラスを集めて作られたと言われています。壁の装飾の一部には日本のビール瓶も使われているので、要チェックです。

ミンマン帝陵

ミンマン帝陵

フエ市街から15kmほど離れた小高いカムケー山に建つ「ミンマン帝陵」。今も多くの国民から慕われているグエン朝第2代皇帝ミンマン帝の陵墓で、中国の明や清の陵制を参考にしてミンマン帝自らが設計したと言われている陵は、芸術性に優れた中国風建物になっています。見どころは、「顕徳門」、「崇恩殿」、「明楼」に彫刻された約600点の詩文。儒教的思想を大切にしていたミンマン帝の荘厳さを感じされる建築物は圧巻です。

フォン川(香河)

フォン川(香河)

「フォン川」は、フエの旧市街と新市街を二分して流れる全長67kmの穏やかな川です。沿岸には散歩道が設けられていて、ナイトマーケットなども開かれています。旧市街と新市街を結ぶ橋が3箇所にかけられていて、その中の一つ、フランスのエッフェル塔の設計者によって設計された「チャンティエン橋」からは、フォン川の眺めを楽しむことも。特に夕日に染まる黄昏時のフォン川は息を飲むほどの美しさです。トアカム乗船場から出ているドラゴンボートに乗って、川の上から王宮や帝陵などの歴史的建造物を見て周ることもできます。

ドンバ市場

ドンバ市場
photo by Paul Arps

「ドンバ市場」はフォン川沿いにある小さな市場です。15分ほどで見て周ることができるくらいの規模ですが、市民の生活を支える市場として賑わっています。

フエではどんなご当地グルメが食べられる?

宮廷料理発祥の地として知られるフエは「美食の街」としても有名です。グルメは旅の楽しみの一つ。ベトナムの伝統料理からフエ名物まで、いろいろと食べ歩いてみてはいかが?

ブン・ボー・フエ

ブン・ボー・フエ

牛や豚から取った風味豊かなスープにプリッとした中太の米粉麺を合わせたピリ辛の麺料理です。もともとはフエの名物料理でしたが、今ではベトナム全土で食べることができます。ポイントは麺が隠れてしまうほどのせられた山盛りの具材。その上にはさらに野菜や香草をたっぷりとのせていただくのがフエ流です。

コム・ヘン

コム・ヘン
photo by Charles Haynes

いわゆるシジミご飯のこと。フエの郊外で獲れたシジミをたっぷり使った汁かけご飯で、地元では朝食の定番メニューとして人気です。バナナの皮やアラレ、香草、ピーナッツなどが乗ったご飯に、別添えされているシジミスープをかけていただきます。お店によってもトッピングが異なるため、食べ比べてみるのもおすすめです。

バイン・ベオ

バイン・ベオ
photo by Alpha

フエの名物料理の一つで、蒸し餅のことです。米粉を水で溶いて生地を作り、それを小皿にのせて蒸したものに、小エビやカリカリに揚げた豚皮、ネギなどをのせていただきます。小魚を原料とした魚醤「ヌックマム」をベースにしたタレをつけるのがポイントです。

バインコアイ

バインコアイ
photo by Charles Haynes

フエの庶民料理で、フエ料理の中でも特に人気の高い一品です。いわゆるベトナム風のお好み焼きのことで、エビや豚肉、キノコ、もやし、人参などを炒めたものが具材として入っています。できたての熱々を甘辛のタレにつけていただくのがおすすめです。

バイン・ボッ・ロック

バイン・ボッ・ロック
photo by Thang Nguyen

タピオカ粉を衣にして殻付きのエビと豚肉の脂を一緒に包み、バナナの葉で包んで蒸したフエの伝統料理。透明に蒸しあがったタピオカ粉の皮はモチモチとした食感で、甘辛く味付けされたエビはくせになる美味しさです。

活気あふれるホーチミンやダナンと比べると、ゆったりとした時間が流れるフエ。魅力的なスポットがたくさんあるから、1日をフルで使ってじっくり観光旅行するのがおすすめです。上記の内容を参考にして、ぜひ素敵な自分なりのツアープランを立ててみてくださいね!

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