皆さん800万年前がどんな世界だったか想像できます？国の重要文化財に指定されている「黒島天主堂」で有名な黒島（くろしま）。佐世保市から西へ約12km離れたところにある西海国立公園の島のひとつで、全部で九十九ある島の中で一番大きな島です。因みに九十九島に人が住んでいる島は、黒島、高島、前島、鼕泊島（とうどまりじま）の４つあり、それ以外は全て無人島です。

↓美しい島々と海が織り成す絶景

（c）九州観光推進機構

黒島には県指定天然記念物である長崎県最大級の岩脈「串ノ浜岩脈」があります。約800万年前、地下の溶岩が岩盤の裂け目に入り、冷えて固まり、さらに海岸の波で柔らかい岩盤が除かれ、固い溶岩が突出してできたものです。潮が引いた時にだけ見ることができる珍しい景色で、約800万年前の地殻変動の痕跡が眼前に現れます。

良好な保存状態で、全長は約300m！長崎県が誇る自然美の景色です。浜の散歩は、干潮の時に。訪問する際は干潮の時刻の確認を忘れないようにしましょう。

基本情報

住所：〒857-3271 長崎県佐世保市黒島町5242の地先
電話番号：0956-56-2765 （黒島観光協会）
アクセス：佐世保駅から松浦鉄道で約30分、相浦駅で下車。相浦駅から徒歩約6分で相浦桟橋へ。相ノ浦港から船で約50分、黒島港下船、徒歩約30分
フェリー予約先：0956-56-2516（黒島旅客船）

黒島在住のガイドさんによる、ガイドツアーもあります。黒島の歴史を聞きながらポイントをめぐるツアーです。要事前申し込み。

問い合わせ先：0956-56-2765（黒島地区史跡保存会）

近隣に有料駐車場はありますが、台数に限りがあるため、混雑が予想される日には、公共交通機関の利用がおすすめです。