ホーチミンのお正月前の様子をご紹介

日本では新暦の1月1日が元旦のお正月でした。すでにお正月ムードは終わって日常の生活に戻りつつある様子ですね。しかし、旧暦で祝うベトナムは、お正月はこれからが本番。

新暦の1月1日も最近は祝うようになりましたが、特別なイベントがあるわけでもなく、またお正月の雰囲気というよりは、若者を中心に賑わうお祭り的ムードでした。そして、いよいよベトナムにはお正月がやってきます。

ベトナムのお正月は目前! 年の瀬はみんな大忙し

IMG_9893.jpg

2018年のベトナムのお正月は2月15日が大晦日で、16日が元旦となります。お正月の雰囲気が漂い始めるのは1月下旬ごろから。スーパーでは日本のお歳暮に当たるギフトが並ぶようになり、お店はお正月セールの準備に忙しくなります。

また、お正月の十日前ほどになると、広場や公園、路上では御覧のような花市が続々と開催します。こちらも例年の風物詩。ベトナム人にとっての門松的意味を持ち、縁起のいい色とりどりの花を鉢ごと買って、門前に置きます。

IMG_1296.jpg

正月三が日はどこのお店も閉店するのが普通ですが、自由気ままにやっている個人商店などは一週間前ほどからこのありさま。お正月はベトナム人は帰省するので、一足早くシャッターを閉めて田舎へ帰る店も多く見られます。休業期間は店によってばらつきがあり、概ね2週間前後休む店が多いですね。

ちなみに旅行者が行き交う観光エリアでは、博物館など公的機関はお休みするところも多くあります。スパや雑貨店、レストランは営業状況は五分五分。三が日を休む店もあれば、営業する店もあります。ただ、どこの店も大晦日まではぎりぎり営業しているのが常となります。

IMG_1389.jpg

お正月が近づくにつれて、ショッピングセンターや町の街路樹など、いたるところでお正月の装飾が施されるようになります。これらの装飾を見ていると、だんだんとお正月気分となりますね。

ただし、南国のベトナムではお正月は蒸し暑いのが日本とは違うところ。特に中部ダナンや南部ホーチミンに行かれる方は、紫外線対策は必須ですし、日中の散策にはサングラスや日焼け止めクリームも欠かせません。お正月といえば冬が一般的の日本人にとっては、かなり違和感は感じられます。

ベトナムにもあります!「お年玉」の習慣

IMG_1239.jpg

年の暮れに決まって大人たちが頭を悩ますのが「お年玉」。実はベトナムも同じです。町角にはお正月の装飾で木にポチ袋が飾られている光景をよく見ますし、スーパーに行けばさまざまな種類のポチ袋が売られています。お年玉は大人が子供にあげるのが日本では一般的ですが、それは成人になるまで。働き始めたら、今度は子供が親やおじいちゃんおばあちゃんにお年玉をあげなければなりません。親戚が多いベトナム人は本当にこれが大変。年の瀬はベトナム人はみんな銀行にお金をおろしに行くのも恒例ですし、銀行側もなんとか食い止めようと、「正月期間中に定期預金したら〇〇をプレゼント」といったサービスも実施するほどです。

お正月の前夜祭!ナイトマーケットも随所で開催

IMG_9967.jpg

お正月期間中は市内の中心部でフラワーロードが開催されます。ホーチミンではグエンフエ通り、ハノイではホアンキエム湖周辺、ダナンではバクダン通りとなります。しかし、町の随所では、その前夜祭のようなお祭りが正月前に開催されます。正月まで一週間を切ると、徐々にお祭りの規模も大きくなってきて、場所によっては百近い夜店が並ぶようになります。ホーチミンでは7区のクレセントモール周辺で大々的なナイトマーケットのようなお祭りが毎日開催します。

旅行者は普段とはちょっと違う観光地に行ってみては

上述したように、お正月期間中は多くのお店が休みをとりますが、それまでは大晦日のギリギリまで営業しているところがほとんど。観光の支障になることはそれほどないでしょう。もし時間に余裕があるならば、スーパーへ行ってみたり、上記に説明したような夜のお祭りに顔を出してみるのもいいでしょう。「ベトナムのお正月ってこんな雰囲気なんだ」と彼らの文化と習慣を知ることができます。

ベトナム」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『ベトナム』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingベトナム記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

プロフィール画像

古川悠紀

ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!