台湾のベストシーズンは何月がおすすめ? 気候や旬の食べ物・イベントなどを徹底解説

レトロな街並みにかわいい雑貨、絶品グルメや開運スポットなど、海外旅行の楽しみがぎゅっと凝縮された国・台湾。東京からわずか約4時間のフライトで行くことができるから、週末のプチ旅行や近場の女子旅行にぴったり! 前々から準備をしなくても、思い立ったらすぐに行ける手軽さはとっても魅力的ですね。ただし、限られた時間の中で旅行を思いっきり楽しむなら、事前のリサーチはマスト。いつ訪れても楽しい台湾だけど、目的に応じてベストシーズンはしっかりと押さえて旅行予定を決めましょう!

目次

気温、天気を加味した場合の台湾旅行ベストシーズン

南国のイメージが強い台湾。でも、日中と朝晩の寒暖差が大きな地域もあれば、短いけど冬だってあります。熱帯の南部と大陸性気候の影響が強い北部とでは、気温や天気も異なるので、旅行の時期を決めるときには、そうした地域差もきちんと理解しておくことが大切でしょう。高雄や台南などの台湾南部を旅したいなら、おすすめは気候が穏やかで晴れの日が多い11月~12月。3月~4月中旬までなら、台湾全域で暑さや寒さを気にせずに観光を楽しむことができるでしょう。

春(3月~5月)

冬が終わって、気温が少しずつ上がり始める時期です。3月以降はコートがいらない日も出てきますが、雨が降ると気温が下がることも。また、九份(きゅうふん)のような標高が高い観光地では日没後にぐっと冷え込むため、薄手のコートはマストです。4月後半からはいよいよ梅雨シーズンがはじまり、蒸し暑さを感じるように。昼夜の温度差にうまく対応できるよう、この時期は脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。また、湿度が上がると蚊が多く発生しますので、虫対策も忘れずに。

  • 台湾北部の平均気温/18~24℃
  • 台湾南部の平均気温/22~27℃

夏(6月~8月)

6月後半から気温がぐんぐん上昇していき、高雄や台北では30℃を超える日が続きます。1年で最も暑い時期に突入するため、屋外での観光には暑さ対策が必須ですが、反対にデパートなどの大型施設や交通機関では寒いくらいに冷房が効いているところがほとんどです。この時期冷房による冷え防止のために羽織れるものが、必要でしょう。

また、この時期は日本のゲリラ豪雨のように突然のスコールに見舞われることも多いため、携帯できる雨具や突然の雨で濡れてしまった場合の着替えなどを準備しておくと安心です。夏なので女性の場合は日焼け対策も忘れずに! 8月からはいよいよ台風シーズンに突入するため、天候による飛行機の運休などにも注意が必要です。

  • 台湾北部の気温/27~29℃
  • 台湾南部の気温/28~29℃

秋(9月~11月)

8~10月は台風が多く通過するため、特に注意が必要な時期です。台風のときには店が休みになったり、鉄道などの交通インフラが止まってしまったりすることも多く、せっかく観光旅行に来たのにホテルで缶詰になる可能性もあります。また、台風が通過した後には気温が急激に上がるので、暑さへの覚悟や対策が必要です。この時期に旅行をする場合には、出発前から小まめに天気予報をチェックしておきましょう。10月以降は天候も落ち着き、ようやく過ごしやすい季節になります。11月になると少しずつ気温が下がり始め、日によっては肌寒さを感じることも。北部では雨の日が増えていきますので、携帯できる雨具を必ず準備しておきましょう。

  • 台湾北部の気温/20~27℃
  • 台湾南部の気温/24~28℃

冬(12月~2月)

台湾の短い冬の時期です。南部ではほぼ連日天候に恵まれて、暑すぎず寒すぎずの気候で快適に観光をすることができるでしょう。とはいえ季節は冬ですので、朝晩の冷え込みなどにも対応できるよう、脱ぎ着しやすいカーディガンなどがあると、安心でしょう。

一方、冬の北部は雨の日が多くなる時期です。天候が不安定で寒い日が続くので厚手のセーターやコートは必ず準備しておきましょう。

  • 台湾北部の気温/15~17℃
  • 台湾南部の気温/19~20℃

こちらの記事で月別の服装についてより詳しくご紹介しています:台湾旅行の初心者必見! 月別の台湾の気候と適切な服装について

台湾に安く行きたい場合の台湾旅行ベストシーズン

次は、とにかくリーズナブルに台湾旅行を楽しみたい! という方にとってのベストシーズンを考えてみましょう。1年を通して比較的安く旅行することができるのが台湾の魅力のひとつですが、それでも時期によって旅行費用にはばらつきがあります。

まず、日本のゴールデンウィークや年末年始、台湾の旧正月にあたる時期は予約が集中し航空券もホテル代も高くなりますので、この時期はお得に旅をしたいと考えているのなら、避けましょう。

安い時期の目安としては、ツアー旅行の場合航空券やホテル代が最も安くなる2月下旬~3月と、いわゆるオフシーズンと呼ばれる6月、個人旅行の場合は10月~12月上旬が比較的リーズナブルに旅行ができるようです。ただしこれは、どこの航空会社を利用するのか、何曜日出発なのかによっても金額が変わってくるため、一概に言えないのが実際のところ。

できるだけ安く台湾旅行をしようと思ったら、まずは複数の旅行代理店などから情報収集してみるのがおすすめです。

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【台湾一口メモ】
海外旅行初心者にまずオススメできるのが台湾。日本からの飛行時間は3~4時間、時差もマイナス1時間ですので、気軽に行くことができます。親日的としても知られていますので、親切に対応してくれる方も多いと思います。台湾グルメにショッピング、夜市が楽しい「台北」、赤い提灯が美しい「九フン」、願い事を書いて空に放つ"天燈上げ"が楽しい「十分」など、台湾は見どころがいっぱいです。格安ツアーから豪華ホテルに泊まるツアーまで、たくさんのプランが用意されています。

<時間と費用>(目安)
●飛行時間:約4時間(羽田~台北)
●旅行日数:2~5日間
●ツアー費用:約25,000円~約180,000円

台湾のツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?

>>>台湾のツアーを探す(外部サイトへリンクします)
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台湾の生マンゴーを楽しみたい場合の台湾旅行ベストシーズン

果物天国として知られる台湾。その中でも特に人気なのが、甘くてジューシーなマンゴー(芒果)。ドライフルーツやジャム、ゼリー、お酒などに加工したものは一年を通して食べることができますが、果肉たっぷりで甘みの強い生のマンゴーを楽しむなら、収穫時期を事前にしっかりとチェックしておきましょう。

台湾マンゴーには、代表的な「愛文マンゴー(アップルマンゴー)」のほか、「玉文」、「金煌」、「聖心」などさまざまな種類があります。一般的な収穫期は3月~8月で、特に5〜7月頃に最盛期を迎えると言われています。日本では高級フルーツとして知られるマンゴーですが、台湾では最盛期なら1つ80円ほどで食べられる品種も。屋台通りに並ぶいろいろなマンゴーの味比べをしてみたり、最盛期にだけ食べられる生マンゴーソースたっぷりのかき氷を食べてみるのもおすすめ。

また、せっかく台湾を訪れるのなら、台湾マンゴーのなかでも珍しい在来種の「土マンゴー(土芒果)」にもぜひ挑戦を! サイズは小ぶりで果肉は少ないものの、濃厚でワイルドな風味がクセになるはず。土マンゴーはほかのマンゴーと違い、1月頃から収穫が始まるので、メジャーなマンゴーのベストシーズンと合わない場合にもおすすめです。

イベント目的で旅行する場合の台湾旅行ベストシーズン

新暦と旧暦が混じり合う台湾では、1年を通してさまざまな祭りやイベントが行われます。台湾の文化や歴史を感じられるものから、日本では味わえないスリリングな体験ができるものまで、お目当てのイベントを目的に台湾旅行を計画するのもおすすめです。では、台湾で人気のお祭りやイベントをまとめましたので、詳しく見ていきましょう。

平渓天灯祭り(ランタン飛ばし)

毎年旧正月の時期に新北市平渓の山里で開催される「平渓天灯祭り」。天燈(てんだん)と呼ばれる高さ1.5メートルほどのランタンにその年の願いごとを書き、ランタンの下にともした灯の熱の力で夜空に飛ばすというものです。台湾では200年以上も前から神様へ祈りを伝えるためにランタンを飛ばす風習があり、この美しいお祭りをひと目見ようと、多くの観光客が国内外から訪れるようになりました。今では台湾を代表する最も有名なお祭りのひとつです。たくさんの天燈が真っ暗な夜空に上がっていく様子は実に幻想的で、死ぬまでに一度は見ておきたい光景。2018年の開催は3月2日(金)です。

台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)

春節から数えて15日目、最初の満月の時期にあたる「元宵節(げんしょうせつ)」。この時期の台湾で開催されるのが年越しイベントのしめくくりでもある「台灣燈會(台湾ランタンフェスティバル)」です。会場には「花燈」と呼ばれるランタンがたくさん飾られていて、台湾を代表する光の祭典として多くの観光客が国内外から集まります。その年の干支をかたどったメインランタンは圧巻の存在感。カラフルで台湾のエネルギーを感じることができます。2018年は3月2日~11日に台湾中南部の嘉義県で開催予定です。

ちなみに「台灣燈會」は、新北市平渓で同じ時期に開催されるランタンを飛ばす祭り「平渓天灯祭り」とは全く別のイベントです。間違えないようにご注意を。

鹽水蜂炮(ロケット花火祭)

世界三大民族祭りのひとつとして知られている「鹽水蜂炮(ロケット花火祭)」。台湾で200年以上続く代表的なお祭りのひとつ。元宵節(げんしょうせつ)のお祝いとして100万発を超えるロケット花火と大量の爆竹を2日間に渡って鳴らし続けるというものです。街では伝統的な民族衣装に身を包んだ集団が練り歩き、派手な電飾や飾りをつけたトラックが現れます。毎年多くのけが人が出たり、ボヤ騒ぎが起きたりとかなり危険なお祭りですので、見学する際には街で売られている防護服の購入をしましょう! 2018年は3月1日と2日に開催予定です。

竹子湖カラー祭り

日本よりも温暖な台湾では、2月ごろからさまざまな花が咲き始めます。台北の北側に位置する陽明山のカルデラ湖「竹子湖」でも、「カラー(海芋)」と呼ばれる花が見頃です。台湾全体の80%以上の生産量を誇る竹子湖のカラー。特に3月下旬から4月下旬がベストシーズンで、毎年この時期には「竹子湖カラー祭り」が開催されます。期間中は最寄り駅から直行できる観光バスも出ていて、アクセスも安心です。

天候によっては気温が低くなることもあるので、羽織ものの用意は忘れずに。

陽明山国家公園の「蝶の観賞」イベント

台北から日帰りで行ける観光地としても人気の「陽明山国家公園」。台北市街から車で30分ほどの距離ですが、活気あふれる市街地とは正反対ののどかな時間を楽しむことができるエリアです。ツツジやカラーなどの植物も多く、毎年5月ごろになると花の甘い蜜を求めてたくさんの蝶がやってきます。日本では見ることのできない種類の蝶も多く、その数は180種類とも言われています。台湾では400種類もの蝶が発見されていて、実は「蝶の王国」なのです。蝶の観察のためだけに、陽明山国家公園を訪れる人もいるほど。ヒラヒラと花と花の間を飛び回る色とりどりの蝶の姿を観察してみてはいかがでしょうか? 眺めの良いレストランや隠れ家的なカフェも多く、女性同士の観光にもおすすめのスポットです。見頃は蝶が羽化する5月~7月で、毎年「蝶の観察」イベントが開催されます。

台湾バルーンフェスティバル

台湾の東南に位置する台東県鹿野高台。田園風景が広がるのどかなこの地域で、毎年7月から8月初旬に開催されるのが「台湾国際バルーンフェスティバル」です。この時期には台湾内外からたくさんの熱気球が集まり、自由フライトパフォーマンスや熱気球の係留フライト体験、自由フライト空中遊覧などさまざまなイベントも行われます。田園の緑と、空の青、そしてカラフルな熱気球とのコントラストは、見ているだけで心が踊ってしまうはず。

澎湖海上花火フェスティバル

台湾本島から西50キロに位置する大小64の島々からなる「澎湖(ぼうこ)諸島」は、青く美しい海と空、真っ白な砂浜、歴史のある街並みや自然が作り出す地形など、魅力いっぱいの場所です。その中でも最大の島である「澎湖島」で夏の間に開催される、「澎湖海上花火フェスティバル」は夏の最大観光イベントとして毎年多くの観光客が訪れます。フェスティバルでは花火だけでなく音楽イベントも開催され、夏の夜にふさわしい熱気あふれる時間を楽しむことができそうです。開催時期は毎年4月~6月ごろなので、開催日を事前に確認してからいきましょう。

季節によってさまざまな魅力を見せてくれる台湾。ゆっくり過ごしたいなら天候、安くいきたいのなら旅行代金、グルメ目当てならマンゴーの旬、思い出に残る旅行にしたいならイベント合わせなど、自分がなにを目的にしたいかを考えてみましょう。上記でご紹介した内容を参考に、あなたならではのベストシーズンを見つけてくださいね。

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【台湾一口メモ】
海外旅行初心者にまずオススメできるのが台湾。日本からの飛行時間は3~4時間、時差もマイナス1時間ですので、気軽に行くことができます。親日的としても知られていますので、親切に対応してくれる方も多いと思います。台湾グルメにショッピング、夜市が楽しい「台北」、赤い提灯が美しい「九フン」、願い事を書いて空に放つ"天燈上げ"が楽しい「十分」など、台湾は見どころがいっぱいです。格安ツアーから豪華ホテルに泊まるツアーまで、たくさんのプランが用意されています。

<時間と費用>(目安)
●飛行時間:約4時間(羽田~台北)
●旅行日数:2~5日間
●ツアー費用:約25,000円~約180,000円

台湾のツアーはたくさんあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?

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