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エジプトで開催!「ケーブルウェイクボード」ヨーロッパ選手権

皆さん「ケーブルウェイクボード」というスポーツはご存知でしょうか?その名の通り、大きな池で周回するケーブルに引っ張ってもらってウェイクボードをするスポーツです。
先日、紅海沿岸のエルゴーナリゾート地内の会場で、そのケーブルウェイクボードのヨーロッパ選手権大会が開催されました!
会場となる施設は「ケーブルウェイクパーク」と呼ばれ、水上スキーを内陸でも楽しめるように、50年前にドイツで誕生しました。近年はウェイクボードの人気に対応し改良されて、今では世界34カ国140箇所ほどにあるそうです。
日本にも西宮と大分、過去にはお台場にもあったそうで、福島には雪の上で出来るケーブルスノーボードが出来たそうです。新しいものに敏感な方は既にご存知かと思います。
今回は世界のトップランキングの選手が多く訪れているとの事で、少し見学して来ました。
各国ナショナルチームのユニホームを着て声援!
エントリー選手が196人と想像よりも沢山でした。
小学校高学年、中学生、高校生は大人と一緒、前年度の世界大会上位入賞したプロライダー、体に障害がある方とさまざまなカテゴリーで分けて戦うとの事ですから、8日間の日程でも競技が消化できるか過密スケジュールとの事です。
技の名前はカイトサーフィンと似ています
恐らくスノーボードなど、横に滑るスポーツの技の名前は共通するものもあるんだと思います。
ここの施設は世界トップレベルのカイトサーファーの無風日のトレーニング場として何度も見学に来ていたのですが、彼らと明らかに違うのは技は低い体勢で飛距離が伸びるように飛んでました。
ドイツチームやフランスチームは体のメンテナンスもすぐに行えるように、ドクターとトレーナーも同行してきていました。それだけ母国で注目されているスポーツである事も感じます。
会場はライブで選手の情報や技の種類をアナウンス
報道のカメラが追いかける選手が上位の選手なのだろうと思い、こちらのスポーツに精通している方に失礼かと存知ながらも、出場されている子供さんを応援されている風の親御さんに声をかけてみました。
ロシアの12歳のベロニカちゃん、予選のキッカー(ジャンプ台)で右手だけバーを掴んで縦に大きく回転し、着地も成功でした。
まだまだ流した演技だから本戦(決勝)が本番だとお母様は応援に力が入っていました。
開催地国の枠で地元のエジプトの中学生カリーム君が出場していました。
キッカーでダブル回転技を決めて9位に入賞だそうです。
ウェイクボードを行う時にはボード、上級者となるとボードに足を固定するブーツ、ヘルメット、ライフジャケットと水着、手の豆を保護するグローブが必要になります。
大抵のケーブルパークでは水着だけ用意すれば他はレンタルできるようになっています。
手始めに2時間ほどのチケットを購入して体験するのがおすすめかと思います。
どっぷり嵌っちゃったら、アジアだったら通年温暖なプーケット島の施設が有名ですから、日本の多くの選手はそちらでトレーニングされているらしいです。
ドイツ社のケーブルパーク
開催地のエルゴーナリゾート内の施設のケーブルパークは世界シェア90%のドイツの会社が造ったものです。
コースのキッカーは世界選手権を想定しデザインされた国際規格になっているとのことです。
もちろん、初心者やレジャースポーツとして体験されるのも大歓迎との事です。
プールや子供用プレイフィールド、ビーチもあります
大会には車椅子を利用しているハンディのある方も参加していました。段差の多い施設内には新しくスロープが造られていました。これはベビーカー利用のお客様にも助かりますね。
レストランバーも完備しているので、日光浴しながらのんびり過ごす事も楽しめる施設です。
大会開催中はジョギングして汗を流す選手が沢山いらっしゃいました。
基礎体力はもちろん、体つきからしてかなりのトレーニング積んでいることは一目瞭然でした。
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ココ珊瑚
- エジプトの地方リゾート、ハルガダ在住18年となりました。目の前には美しい紅海が広がっています。ダイビングやスノーケリング、マリンスポーツが大好きです。ゆったりとした時間が流れているエジプトから外国人目線の情報をお届けします。