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指宿で薩摩の歴史や文化を伝える美術館「薩摩伝承館」

記事投稿日:2017/12/15最終更新日:2017/12/15

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将棋のタイトル戦「竜王戦」が行われることでも有名な老舗旅館・指宿白水館。その敷地内にある美術館が「薩摩伝承館」です。「ここにくれば薩摩がわかる」をコンセプトに、館主2代が約60年かけて収集した美術品約3,000点の中から約380点を公開しています。

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(c)九州観光推進機構

展示室は「維新の間」「薩摩の間」「民窯の間」「中国陶磁の間」といったゾーンに分かれていて、薩摩の歴史や文化を広く伝えています。西郷隆盛など薩摩の偉人ゆかりの品々のほか、多種多様な中国陶磁器の作品を見ることができます。特に金色に輝く薩摩金襴手(さつまきんらんで)が並ぶ「維新の間」は圧巻。焼物に金彩を加えた見事な作品の数々は一見の価値ありです。

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(c)九州観光推進機構

薩摩金襴手は、幕末から明治期にかけて世界で高く評価され、盛んに輸出されました。その結果、名品の多くが海外に流出してしまいましたが、薩摩伝承館では海外から買い戻された貴重な作品を見ることができます。

薩摩伝承館の建物は平等院鳳凰堂をモチーフとし、屋根は本瓦、組子や格子、床には本木を使用しています。圧倒的な存在感を放つ建物で待つ多彩なコレクションが、鹿児島の旅を彩ってくれます。

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(c)九州観光推進機構

写真提供:九州観光推進機構

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記事投稿日:2017/12/15最終更新日:2017/12/15

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