バンクーバー・ビクトリアでカナダを食す!

カナダを表す言葉として「モザイク・カナダ」という表現があります。

移民の国として知られるカナダでは、多くの国や土地の文化や民族が混在しており、その多様性はまさにモザイク模様のよう。多くの文化や民族が混在しているということは、、、当然、食事も多様性に富んだ名物料理・食材が目白押し。

ということで、今回はカナダ西部を代表する2都市、バンクーバーとビクトリアで食した、名物料理・名物食材・名物のお酒をご紹介します!

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ブリティッシュコロンビア州名物

バンクーバー、ビクトリアの両都市を抱えるブリティッシュコロンビア州はカナダで一番西側に位置し、西は太平洋、東はロッキー山脈に囲まれた地域。というわけで、海の幸・山の幸ともに楽しめるのがブリティッシュコロンビアのいいところなんです。今回は、会議でビクトリアに行っていたので、ランチは会議の開かれたホテルで地元食材を使ったちょっとリッチなランチを楽しみました。

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こちらは「ビクトリアのジンとトマトのスープ~ソルトスプリング島のシェーブルチーズとローストガーリッククルトンとともに」、温かいトマトスープにお酒のジンをちょっぴり入れたもので、カナダではわりとメジャーな組み合わせだそうです。ブラッディ・サムというトマトジュースとジンのカクテルがあるくらいですから、いい組み合わせなんでしょうね。そして、ソルトスプリング島というのは、バンクーバーとビクトリアの間にある島で、シェーブルチーズ(ヤギのチーズ)の産地として知られています。11月のビクトリアは日中でも気温が10℃に達しませんので、温かいスープには癒されます。

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こちらは「味噌漬けのタラ~カイランとシイタケのソースを添えて」。タラはカナダでも一般的なお魚。味噌漬でとっても優しい味わいの一品でした。カイランは中国原産のお野菜(真ん中の緑色の野菜です)、中華系移民の方も多いカナダでは良く使われる食材だそうです。

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「オカナガンのアップルケーキ~ヘーゼルナッツとワイルドベリーのコンポートとともに」。ブリティッシュコロンビア州南部のオカナガン地方は温暖な気候を活かしたフルーツの産地として有名。リンゴ、ナシ、モモ、ブドウなどが知られ、ワイナリーもたくさんある地域です。りんごのケーキ、甘過ぎず、おいしゅうございました。

アルバータ州名物

カルガリー、エドモントを中心に、州西部にはカナディアンロッキーを抱えるアルバータ州。ブリティッシュコロンビア州の東隣に位置します。ロッキー山脈の東側に広大な農耕地、牧草地を有するアルバータは、多くの農産物と畜産物が名物。前日に続いて、ホテルでのお食事となりました。

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「ローストしたビートのサラダ~ルッコラ、ゴートチーズ、クルミとシトラスバニラのドレッシングで」。アルバータ名産の赤いビート(ビーツ)のサラダ。ゴートチーズもヤギのチーズで名産品です。シトラスバニラのさわやかな甘酸っぱさが野菜のおいしさを引き出した一品でした。

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「アルバータビーフのフィレステーキ~グレイビーソースで」。アルバータを代表する食材、アルバータ牛。カナダ産牛肉の約2/3がアルバータ産だそうです。今回のフィレ肉はとってもやわらかでしたが、アルバータ牛はいわゆる肉肉しい赤みのお肉も絶品ですよ。

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「チョコレートスモアのチーズケーキ」。スモアというのはカナダでキャンプファイヤーの時に作られる伝統的なお菓子で、焼いたマシュマロとチョコレートをクラッカーやビスケットで挟んだもの。こちらのデザートはチーズケーキの上にスモアが乗っておりました。これがまた本場的な甘さで、、、

名門ホテル・フェアモントエンプレスにてディナー

ビクトリア中心のインナーハーバーに面した歴史ある名門ホテル・フェアモントエンプレスのダイニング「Qアットザエンプレス」にてディナーを頂く。Qは女王と国を意味し、ビクトリア女王への敬意を表しているそう。新鮮な海鮮、伝統的な方法で飼育された食肉など、厳選されたメニューを提供するダイニングです。

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まずは食前酒にジンを頂きました。「1908gin」というジンで、もともとはインディゴブルーなのですが、トニックウォーターを注ぐと、、、あら不思議、淡いピンク色に変色するんです!

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前菜にはシーフードタワーをチョイス。新鮮なカキ、カニ、エビ、マグロ、スモークサーモンが並びます。

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メインはバイソン!日本ではなかなかお目にかかれないバイソンのステーキ。なんとなく勝手に肉が硬そうなイメージを持っていましたが、これがなんとも柔らかでジューシーなんです。カナディアンサイズの骨付き肉でボリュームもたっぷり。堪能致しました。

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こちらはブランド牛・アスペンリッジのリブアイステーキ。さすがにメインふたつは食べられないので、これはお隣の方の胃袋へ、、、

ちょっとお洒落なダイニングで、おいしいシーフードとお肉、そしておいしいお酒を頂く至福のひと時でした。

ビクトリアのパブでクラフトビールを味わう

落ち着いた街並みが続くビクトリアの中心部には多くのパブやバーが立ち並んでいます。カナダでは自宅での製造が許可されているほどクラフトビールが盛んで、ビクトリアのパブでもたくさんの種類のクラフトビールやその他のアルコール、お食事が楽しめます。

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こちらはインナーハーバーから2~3分のところにあるパブ「Bard&Banker Public House」。しばらく「鳥と銀行員」だと思っていたんですが、よく見たら「Bird(鳥)」ではなく「Bard(詩人)」でした。あとで聞いたら、もともと銀行だった建物を利用したパブで、その銀行の有名人ロバートさんという方が詩人で銀行員だったのでこの名前になったんだとか、、、

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古めかしい外観ですが、内観もシックな雰囲気。しかしながら、各所にあるディスプレイでホッケーなどのスポーツチャンネルが映し出されており、スポーツバーのような雰囲気も、さらに、夜が更けてくると生バンドの演奏もはじまり、かなり賑やかに。

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とりあえずクラフトビールを飲もう!ということで注文。右はエール系、その隣がピルスナー、左奥はハーフ&ハーフ、左は何かのベリーを使ったカクテルだと思うのですが、、、銘柄は覚えておりません(笑)

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ここではお酒がメインということで、アテにぴったり!チキンウイングとムール貝を頂きました。ピリ辛の手羽とガーリックのきいたムール貝、美味でございました。

今回、紹介したお食事、食材はほんの一部。広大な国土を有するカナダには、まだまだ紹介したいお食事や食材がたくさんあります。日本で手に入るものも、もちろんあるのですが、是非現地で本場の味を試してみてください!

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