インペリアルポーセレンのロシアンバレエシリーズ

サンクトペテルブルクで創設された、ロシアを代表する名陶「インペリアルポーセレン」で人気のコレクション・ロシアンバレエシリーズを紹介します。バレエシリーズはカップ&ソーサーに、ケーキプレートがついた三点セット。バレエの一場面を思い起こさせるような美しい絵柄は手描きで彩られ、とても素晴らしいものです。

まずはこちら。シンデレラのトリオセットは、あのペローの有名すぎる童話「シンデレラ」から作られたバレエが柄のモチーフになっています。カップには美しく着飾った、主人公シンデレラや王子様、貴族たちが描かれ、ソーサーには花飾り、ケーキプレートには、召使のように働くシンデレラの様子と、そこにやってきたかぼちゃの馬車が描かれています。

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いじわる継母とお姉さんたちに、召使のようにこき使われるシンデレラ...そこに美しい馬車が...

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魔法によって美しいドレスを着ることができたシンデレラ。とってもうれしそう。

ロシアのセルゲイ・プロコフィエフ作曲のバレエ作品、「シンデレラ Золушка ゾールシュカ」。1945年にモスクワのボリショイ劇場でザハロフ振付、ファイエルの指揮で初演、1946年、サンクトペテルブルグのキーロフ(現:マリインスキー)劇場でもセルゲーエフ振付で上演されました。

そして、ロシア民話「せむしの仔馬」のもとに作られたバレエの登場人物やシーンのイラストが描かれたトリオセット。カップには主人公イワンと月の娘で太陽の妹と言われる美しい姫、イワンに難題をふっかける王様などが描かれ、ソーサーにはせむしの仔馬(ポニー)、ケーキプレートにはお城が描かれています。

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イワンと美しいお姫様のカップ!なんてロマンティック。

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ケーキプレートとソーサー。

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ローズピンクと黄色が基調の色合いがとっても素敵です。

チェーザレ・プーニ作曲のバレエ作品、「せむしの仔馬 Конек-горбунок カニョック・ガルブノク」は、1864年にサンクトペテルブルグのボリショイ・カーメンヌイ劇場で初演されました。振付はアルトゥール・サン=レオンでした。その後、マリウス・プティパ、アレクサンドル・ゴルスキー、アレクサンドル・ラドゥンスキーが振付を、ロディオン・シチェドリンが作曲をしています。

ロシアバレエの世界が、カップやお皿に!とても美しいトリオセットです。

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花井景子

ロシア・リャザン大学で日本語教師を務めた後、2011年ロシア人男性と結婚しました。

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