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パリの老舗ブラッスリーで京都祇園のバーテンダーのカクテルを味わうイベントへ!

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最終更新日:2017/11/05

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秋のパリはイベント盛り沢山でとにかく賑やか!

Bonjour!

10月29日にはサマータイムも終わり本格的な秋冬シーズンに突入したパリ。この時期は本当に沢山のイベントが行われます。大きなものではチョコレートの見本市「サロン ドュ ショコラ(Salon du chocolat)」や美術のイベント「サロン ドトンヌ(Salon d'automne)」、小さなものではワインショップで行われる試飲会やギャラリーでのオープニングパーティまで、とにかくイベントが多く何かと忙しい季節です。

そんなパリの沢山のイベントの中から、先日行われた日本に関わる面白いイベントをご紹介します。そのイベントとは、パリの老舗ブラッスリー(※)のバーカウンターで、日本人のゲストバーテンダーの方がフランスのお酒と日本のフレーバーを融合させたカクテルを作るというもの。近年パリで大注目されている日本のハーブや調味料がどうカクテルに使われるのが興味津々のパリジャン達に混ざって、極上カクテルを味わってきました!
(※)ブラッスリーとは、フランスにおける飲食店の業態のひとつです。

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パリで最古!老舗「ブラッスリー ギャロパン」の曰く付きバーカウンター

イベントが行われたのはパリ2区にある「ブラッスリー ギャロパン(Brasserie Gallopin)」。証券取引所(Bourse)の隣にある重厚感たっぷりの老舗ブラッスリーです。こちらの創業はなんと1876年!ベルエポック調のインテリアは創業当時からほぼ変わっていないそうです。

中でもひと際目を引くのが、お店に入ってすぐ左手にある大きなマホガニーのバーカウンター。このアメリカンスタイルのバーカウンターは、創業当時ロンドンの職人の手によって細工され輸入されたもの。なんとパリで一番古く、ヨーロッパでも最も古いバーカウンターの一つだそうです。

アメリカからフランスへジャズと共にカクテル文化が輸入された1920~30年代頃、パリではカクテルが大流行しました。こちらギャロパンのバーカウンターにも多くのパリジャンや、パリのアメリカ人がカクテルを楽しむ為に集まったそうです。

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お店の名前「ギャロパン(Gallopin)」は創業者の名前(Gustave Gallopin)から来ているそう。

そんな老舗ギャロパンのバーに京都祇園のバーテンダーが登場!

今回そんなカクテルの歴史とも深い関係のあるギャロパンのバーカウンターで、腕を、そしてシェイカーを振るったのが京都祇園のバー「喫酒 幾星(Bar Ixey)」の店主でありバーテンダーの織田さん。織田さんはハーブを使用したカクテルを得意とされており、幾星では山椒のモヒートなど季節のハーブを使用したカクテルを作られているのだそう。

今回のイベントはヨーロッパのハーブやリキュールを探す旅の途中、知人を通じて開催が決定したのだとか。今回提供されるカクテルのテーマは「フランスのお酒と日本のフレーバーの融合」。ギャロパンのクラシックな雰囲気にうっとりしながら、どんなカクテルが楽しめるのか期待は膨らみます!

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牛蒡に味醂、柚子に五味子...どうカクテルになるのか想像もつかない材料にワクワク!

今回のイベントの為に織田さんが用意したのは4種類のカクテル。使用される日本のフレーバーは牛蒡(ゴボウ)に柚子、味醂(みりん)に五味子(ゴミシ)。対するフランスのお酒はスーズにアブサン、ペルノーにヘネシー。2つの国の味がどのように融合されるのか、読んだだけでは全く想像がつきません。

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~京都のバー「幾星(IXEY)」ヒロアキ オダのカクテル~

・ザ ソイル(The soil)
スーズ(リキュール)、カシス、牛蒡を浸したジン

・日本酒ベルモットのマティーニ(Japanese sake vermouth Martini)
季の美(ジン)、自家製日本酒ベルモット、ミネラルウォーター

・味醂のサゼラック(Mirin Sazerac)
ネイソン(ラム)、味醂、アブサン、ペルノー、五味子

・イーストエンドからのサイドカー(Side car from the end of east)
ヘネシー(コニャック)、自家製トリプル セック(キュラソー)、レモン、柚子皮

まさにサムライ!?バーテンダーならではの美しい動きにパリジェンヌもうっとり!

カウンターはここでしか味わえないカクテルを楽しみに来場した美食家のパリジャンでいっぱいでした。なんとか人をかき分けて注文します。バーカウンターにはいくつかスツール(=背もたれのないイス)がありますが、基本的には気軽な立ち飲み形式です。

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<バーでは列を作らず、周囲を伺いながら自分の番を待つのがフランス式>

材料の面白さ以外にも注目されていたのは、カクテルを作る織田さんの洗練された動きです。道具の使い方も丁寧で美しく、まるで茶人のような美しい所作。フランス人のお客さんも織田さんのキビキビとした動きに目を奪われ、目の前で繰り広げられるパフォーマンスに見入っていました。

パフォーマンス動画こちら

出来上がったカクテルがこちら。右から「ザ・ソイル」「味醂のサゼラック」「日本酒ベルモットのマティーニ」。そのお味は!?もちろん美味しくない訳がありません!とにかく味の組み合わせの妙味に驚き感動しっぱなしでした。

中でも個人的にお気に入りだったのは右側の赤くて可愛いカクテル「ザ・ソイル」。薬草の根から作るリキュール「スーズ」と牛蒡の風味が柔らかくマッチ。そしてカシスが程よい酸味と果実味を加え、フランスの森を思わせる甘く爽やかな味に仕上がっていました。

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<右から「ザ・ソイル」「味醂のサゼラック」「日本酒ベルモットのマティーニ」>

どうせなら全部味わってみたい!ということで最後に「イーストエンドからのサイドカー」も注文しました。こちらもフルーティな大人の味でとても美味しい!コニャックの芳醇な味わいとオレンジ、レモン、柚子が織りなす柑橘の爽やかな香りがハーモニーを奏でます。

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<こちらは「イーストエンド(極東)からのサイドカー」>

一時的なブームを超え評価され続ける日本人の技や感性

パリでここ数年とても人気のある日本の味。随分前からパリでは日本食ブームと言われていますが、最近ではただの大衆のブームに留まらず、プロの料理業界でも日本料理のスタイルや日本の食材、日本の料理人の技が高く評価されるようになりました。フランスの有名パティシエやショコラティエが日本の柚子や胡麻などをフランス菓子に取り入れる事も珍しくありません。

今回のイベントでも日本人バーテンダー織田さんの技や感性はフランス人の方々に高く評価されていました。このような日本人の方々の活躍によって日本文化がフランス人にも身近になる事は、私達日本人にとってはとてもうれしい事ですよね。

ブラッスリー ギャロパン(Brasserie Gallopin)

40 Rue Notre Dame des Victoires
75002 PARIS - FRANCE

喫酒 幾星(Bar Ixey)

605-0087
京都市東山区弁財天町15スペース新橋3F東

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最終更新日:2017/11/05

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