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シンガポール/ものづくりやビール好きにお勧め!タイガービール工場見学ツアー

暑いと思わず飲みたくなってしまうのがビール。シンガポールのビールと言えばタイガービールですが、味が軽めでさっぱりしており味の濃い料理によく合います。そんなタイガービールの工場では工場見学とビールの飲み比べをすることができ、ものづくりに興味のある方やビールが好きな方にお勧めです。今回はTiger Beer Brewery Tourの様子をお届けします。
工場見学で知るタイガービールの色々
まずこの建物の受付でスタッフに工場見学の予約番号を見せ、パスポートを渡して入館カードを受け取ります。
ツアーはタイガービールの歴史や受賞した賞の数々、歴代のボトルなどの展示物を見るところから始まります。このタイガービール工場を運営するAsia Pacific Breweriesは1931年にビジネスを開始し、当初はジョイントベンチャーのパートナーであるハイネケンブランドでビールを売り出そうとしていたのですが、昔工場があった辺りに虎が出たことからタイガービールというブランドになったそうです。
ここからはビールに使われている原料や生産工程を説明頂きながら、大きなタンクや充填・梱包ラインなどが並んでいる工場に入ります。工場は24時間稼働で一時間に70,000本ものビールが充填され、現在は60か国でタイガービールが販売されているそうです。屋根にはソーラーパネルがついており、ビールの製造に使われた後の原料をニワトリ養鶏場へエサとして販売するなど、エコな取り組みも紹介されました。残念ながら工場内は撮影厳禁です。
ここではおいしいビールの入れ方を教わったり、ガイドのお兄さんから出されたクイズに正解した人はビールを自分で入れて飲むことができるなど、楽しいアクティビティがありました。他にもレトロなビールの生産器具が展示されています。
雰囲気のいいバーで、ビールを飲み比べ
工場見学の後は雰囲気のいいバーで、ビールを試飲します。
まずはノーマルのタイガービールをジョッキで頂き、その後は小さなグラスでタイガービールホワイトやブラックなどを頂けます。このノーマルのタイガービールでも日本のビールに比べると味が軽めなのですが、タイガービールホワイトはさらに軽い仕上がりになっています。タイガービールブラックはギネスなどの黒ビールほど味が濃くはないものの、しっかり味がついており飲みやすい一品です。帰りにグラスとタイガービールの小瓶をもらえますので、ぜひお忘れなく。
タイガービール工場まではタクシーで
タイガービール工場はシンガポールのかなり西の方にありますので、タクシーで行くのが便利。Orchardエリアからは30分強くらいで、片道約SGD30です。工場のあたりでタクシーを拾うのが難しいため、事前に帰りのタクシーをUberやGrab taxiで予約しておけると安心です。工場見学は約1時間で、ビールの飲み比べは30分間です。
バーではビールを楽しんでいたシンガポール人やドイツ人の工場スタッフが、フレンドリーに話しかけてくれました。皆さんも色んな国の人が集まるタイガービール工場で、ビール片手に楽しいひとときを過ごされてみてはいかがでしょうか。
Tiger Brewery Tour(https://tigerbrewerytour.com.sg/)
459 Jalan Ahmad Ibrahim, Singapore 639934
Tel: +65-6860-3005
Orchardエリアからタクシーで約30分
*ツアー(英語)は、火曜日~土曜日に催行。ウェブから要予約。
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にっしー
- 国内外と転々としながら、好きなことをしている関西人。お茶の産地を旅するのがライフワーク。