グラセンマーケット内の支店は穴場

マンハッタンのアッパーウエストサイドにある有名な高級食料品店Zabar's（ゼイバーズ）。その創業者ルイス＆リリアン・ゼイバーの孫にあたる末っ子のエリ・ゼイバー氏は、コロンビア大学を卒業後、カフェや高級食料品店、ワインバーなど数々のビジネスを手がけ成功を納めていますが、食品関係ばかりでなく、可愛い商品ばかりを扱ったギフトショップEAT Giftも経営しています。EAT Giftの本店は、セントラルパークを挟んでZabar'sとは反対側、高級アパートが建ち並ぶアッパーイーストサイドのマディソン・アベニューの80と81丁目の間にあります。メトロポリタン美術館から1ブロックほどの距離です。本店は、EATカフェのお隣りに1985年から営業を続けていますが、グランドセントラル駅内のグランドセントラルマーケットのEl Zabarのお隣りにも小さな支店があります。レキシントン・アベニュー側の入口を入って、すぐのところ。しかし、この支店についてはEli Zabarのウェブサイトにも載っていないため、あまり知られていません。

あらゆる年齢層に受ける可愛いグッズにわくわく

可愛い小物と言えば、これまでは日本に帰らないと見つからなかったのですが、最近ではアメリカにもこういった可愛い小物を売るお店が増えました。ここには、色々な年代の人々が楽しめる、ユニークなグッズが揃っています。

目玉焼きやお花の形をしたフライ返し。料理が楽しくなりそうですね。その隣にあるのは、パーティー用のとんがり帽子。

可愛いコーヒーカップが沢山並んでいます。「あなたは私のお気に入り」、「最も素晴らしい先生」、「あなたは私のサンシャイン」などのメッセージが書かれたものは、プレゼントにぴったり。「リトル・ミスサンシャイン」、「ミスター・ハッピー」、「ザ・ボス」、「私のパーソナル・アシスタントはどこ？」といった、職場で使うと受けそうなものまであります。

小人の頭の部分でレモンやオレンジなどの果汁を絞るようになった、果汁絞り器。あまり実用的ではなさそうですが。

オイルもバターもいらないヘルシーな簡単ポップコーン。3分でできあがりです。

フライドポテトの形をした貼り付けられる小さなメモ、ポストイット。カップケーキの絵が描いた歯の間の食べかすを除去するデンタルフロス、ハンバーガーやベーコン、カップケーキの絵が描かれたバンドエイド。一見しただけでは、何だかわかりませんよね。

シンバルを持ったお猿さんの手でサラダをつかめるトング、ギターの形の大きな木のスプーン。ホームパーティーで受けそうなアイテムです。

こんなにかわいいお皿も売っています。真ん中のカラフルなお皿も可愛いですが、左下の四角いお皿には時計の絵が描かれ、短針と長針がそれぞれグラスに入った赤ワインと白ワインになっています。時計の上には、「ワインの時間だ」、下には「どこかで」と書いてあります。その上のお皿には、頭にワインをのせたブルドッグの絵が。

ユニコーンや黒鳥の形をしたプールに浮かべるカップホルダー。家にプールがあったら是非欲しいですね。

贈り物買うもよし、ひやかしだけでも結構楽しめる

食料品を売るマーケットの中に、どうしてこんなお店がぽつんとあるのだろうと思いましたが、ホームパーティーを主催するために上質なお肉やシーフード、チーズなどを買い求めに来た人たちがパーティーを盛り上げるためのグッズを購入をしたり、ケーキやワインなどの手土産を買いに寄ったお呼ばれする側が楽しいギフトを買ったり、色々と便利かもしれませんね。ただなんとなく立ち寄ってみるのも、楽しいかも。

こんなに可愛いギフトショップや時代にマッチしたワインバーやレストランを経営するエリさんですが、実は1943年生まれのおじいさんなのです。アイスクリームやクラフトビールにも手を広げたり、毎年色々な企画を進めているとってもチャレンジャーなエリさん。今後の活躍にも期待したいところです。