まだまだ続く、ロサンゼルスのラーメンブーム

アメリカに到来した、日本のラーメンブーム。数年経つ今も、その勢いは衰えるところをしらないのではと思うほど、次々に新しいラーメン屋さんが各地でオープンしています。一風堂を始めとした日本の有名店も、ロサンゼルスにまだまだ続々と進出して来ています。

アメリカ人に人気なのはこってりとした「とんこつ」

「TONKOTSU」という言葉で通じるほど、普通に浸透しています。

日本でも、美味しいラーメンを求めて食べ歩いたりした私。ところが、現在住んでいる街はロサンゼルスの中心街からは40分ほどと少し外れた郊外なので、日本の美味しい味を求めて行くもの、渋滞を考えると少し大変。近所にもこのブームに乗っていくつものラーメン屋がオープンしてはいるのですが、お気に入りと思える味には出会えていませんでした。

そんななか、家や勤め先からも5分程度のところに最近できたラーメン屋さん。期待せずに来店したところ、なかなか美味しかったのでご紹介したいと思います。

その名も「RAMAIN 39（ラーメイン39）」

「ラーメン」とせずに「ラーメイン」としたのは、アメリカ人が発音した際に日本語のラーメンの音に近くするためのようです。ちなみになぜ「39」という数字なのかというと、アメリカでは、例えば「ルート66」のようにメジャーな道には番号がついているのですが、同店がある目の前の道「Beach Blvd.」が39番であるためです。

店名からしても、恐らくこのお店は日本から進出して来たのではなく、こちらで生まれたよう。でも、アメリカのラーメンも、ここまで立派なんです！こちらの一押しメニューもやはりとんこつラーメンなのですが、見た目も味も「なんちゃって」なんてことはなく、とても美味しい！こちらのラーメン屋では、麺が茹で過ぎなことがよくありがちなのですが、きちんとかためで出てきたことに感動を覚えました。スープが若干濃い目ではありますが、チャーシューもトロトロで、こんなに近くに美味しいラーメン屋さんができたことに、ついつい興奮してしまいました。

店内は、一般的には日本のラーメン屋さんを意識した造りが多いのですが、同店はちょっとおしゃれ。まだ新しいこともあると思いますが、小綺麗でカフェと言っても通じそうなインテリアです。

ラーメン以外のメニューでよくあるのが、枝豆や唐揚げなのですが、同店で美味しかったのが、こちら。ラーメン屋さんとしては邪道かもしれないのですが、フライドポテトの上にチャーシューの細切れが乗って、特別なピリ辛マヨネーズみたいなソースにディップして食べるというおつまみ。これは、ポテト好きの私に大ヒットのメニューでした。