これは知っておきたい!アイルランドでやってはいけない14のコト

楽しいアイルランド旅行をしていただくための豆知識として、今回はアイルランドではやってはいけないコト(英語ではDon'tsと言います)を、アイルランドに住む私からいくつかご紹介しましょう。

【関連記事】
これは知っておきたい!アイルランドでやってもいい11のコト

目次

1. 挨拶

例えばイタリアやスペインでは親しい男性同士、または女性同士が会う場合、お互いがお互いの頬にキスをする習慣がありますが、アイルランドではその必要はありません。しかし男女間の場合、親しくなれば頬にキスをすることはよくあります。

初対面の場合は握手が普通です。または握手せず笑顔で「Hi」などと言い、軽く会釈します。(自分の名前も名乗ります)親しいお友達同士はハグ(Hug)をします。別れる時も同様です。

頬にキスしたりされたり、ハグに抵抗がある方は自分の方から握手を求めてしまえば問題解決です。親しくないからと挨拶なしでは失礼な人と思われます。自分から失礼な人になる必要はありません。挨拶はしっかりしてください。

2. 会話

アイルランド人は大変話好きです。パブで会った見知らぬ人にも声をかけて話しかけるのは普通のことですので恐れてはいけません。その場で親しくなる場合も大変多いので、旅行者としては地元民と話せるいいチャンスなのです。

しかし、あまり話題にしてはいけないこともあります。

例えば政治について。もちろん話題にしてもかまいませんが、政治批判は避けたほうが無難です。

宗教も同様です。日本と違い、宗教を重視している人がたくさんいます。しかもアイルランド人だけでなく、世界各国から人が集まっているのが現在のアイルランド。宗教も違います。うかつに宗教について批判または意見してしまうと大変なことになる場合があります。

日本人の中には「私は宗教を持っていません。」という方が多いのですが、宗教を重視している国の人から言うとこの発言は異常なものとしてしか捉えてくれず、批判されることがあります。私の場合、「仏教徒です。」と答えるようにしています。

政治や宗教の話題は親しくなり、相手をよく知ってから。話を振られた場合は深入りしないで天気や食べ物、旅行の話などに切り替えてしまった方が無難です。

3. 北アイルランド問題

北アイルランド問題は私たちが思う以上に彼らに重くのしかかっていました。現在でも話したがらない人が多くいます。パブでIRA(Irish Republican Army/アイルランド共和軍)について興味本位で気軽に聞いてはいけません。聞く場合はツアーに参加してガイドさんに聞くなどしたほうがよいでしょう。

4. イギリスとの比較

イギリス支配が長かったため、かなり影響を受けて、それが現在も残っているためついイギリスと比較しがちですが、アイルランド人は嫌がります。アイルランドはイギリスから独立した国。彼らは自国を、独自の文化を誇りに思っているからです。

5. 喫煙

日本のようにレストランの店内が禁煙席と喫煙席に分かれてはいません。屋内はすべて禁煙です。吸う場合は外の喫煙セクションで吸います。公共交通機関内も禁煙です。

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【アイルランド一口メモ】
日本にも数多くある「アイリッシュパブ」の存在で、少しだけ身近に感じられるかもしれない国「アイルランド」。あの黒い「ギネスビール」発祥の地である他、アイリッシュウイスキーも有名で、ウイスキー発祥の地とも言われています。イギリスのすぐ西側に位置し、イギリスの支配が長かったことからよく比較されるようですが、アイルランド独自の文化を誇りに思っている方が多いようです。そんな本場のパブと独自の文化を、是非一度体感してみませんか?

<時間と費用>(目安)
●飛行時間:15時間30分以上(成田~ダブリン/1か所経由)
●旅行日数:5~8日間
●ツアー費用:約90,000円~約330,000円

アイルランドのツアーはいくつもあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?

>>>アイルランドのツアーを探す(阪急交通社)
>>>アイルランドの現地オプショナルツアーを探す(H.I.S.)
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6. ラウンド

パブに行くとアイリッシュが行う行為にラウンド(Round)があります。例えばA,B,C,Dさんがいるとしましょう。AさんがB,C,Dさんにお酒を買います。飲み終えるとBさんがA,C,Dさんの分を買います。次はCさんがA,B,Dさんの分を買う。DさんがA,B,Cさんの分を買う。次はAさんが買うというように買う順番が回るのです。

アイリッシュは日本人に比べ飲む量も多ければスピードも早いため、日本人がこれに参加してしまうとついて行けず、酔い潰されてしまう可能性があります。自信がない人は参加を求められても断り、自分の分は自分で買うようにしましょう。

またはラウンドに参加しておいて、いざ自分が買う番になると逃げる人がいます。これは絶対やってはいけない行為です。

7. おごってもらったら

日本人女性の場合、男性からおごられるのが当たり前であると思っている方もいるでしょう。しかしここはアイルランド。男女間でもおごってもらったらおごり返すのが基本です。

または旅行中知らない男性に声をかけられ、夕食までごちそうになる人もいます。下心がある場合とない場合がありますが、見分けるのはあなた自身。何が起こっても責任はあなた自身にあることを忘れないでください。

8. チップ

日本にはない習慣なので迷う方も多いでしょう。アイルランドではサービスによりチップを払う場合と払わない場合があります。サービスが悪い場合はもちろん払わなくてもよいのですが、そうでない限りは払います。

レストランでは10%から12.5%ほどのチップを支払います。請求書にすでに加算して請求しているレストランもありますので、請求書はしっかり見ましょう。

タクシーも同様、チップを払うのが普通。5%~10%です。ツアーガイドにチップを払う人も多くいます。こちらは気持ちで。

ホテルの部屋やB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)の部屋にチップを置く必要はありません。だだホテルではポーターに荷物を運んでもらった場合、1~2ユーロほど支払うのが普通です。

9. レストラン&バー

レストランやバーにはドレスコードがあるところがあります。スニーカー&ジーンズで出かけると入店を断られることがありますので気を付けてください。有名なレストランは飛び入りで行かず、必ず事前予約をしてください。中には2ヶ月待ちのところもありますし、予約がないと相手にしてくれないところもあります。

10. 夜道

アイルランドに限ったことではありませんが、女性でも男性でも夜中にひとりで歩くことは危険です。特に人気が少ない裏道は避け、夜遅くなってしまったら交通機関を。なければ高くてもタクシーを使うようにしましょう。安全とお金を天秤にかけていはいけません。

11. 手荷物

こちらもアイルランドに限ったことではありませんが、ちょっと目を放した隙に荷物を取られることがあります。またはハンドバックを椅子の背もたれに置いても取られる場合があります。ハンドバックは床、自分の足元に。荷物からは目を離さないようにしてください。

12. ピースサイン

日本人が写真に写るときにする行為です。これ自体には問題がないのですが、このサインの裏向きは映画などによく出てくる、中指を立てるサインと同じ悪い意味になってしまいます。裏向きピースサインを人に向けて出さないように気を付けてください。

13. 言葉使い

映画によく出て来るFで始まる4文字の卑猥な英単語(F語)をF語+ingの形で日常アイリッシュはよく使います。または"Jesus"や"Oh my God"もよく使います。それを聞いて気分が悪くなり怒る方もみえるかもしれません。しかしこれは親しい仲の間では日常茶飯事。気にせずに聞き流してください。しかしご自分が使う時は知らない人には使ってはいけません。問題になります。

14. アイルランド人

アイルランド人は話好きでしかも早口。言葉をまるで飲み込むように話す人もたくさんいます。私たち外国人にはわかりにくいことも大変多いのが現状です。わからなければゆっくり話してくれるようにお願いしましょう。知ったかぶりはよくありません。

アイルランド人は基本Easy going。頼んでおいたことが次の日やってないなどはよくあること。人によって言うことが違うこともしばしばです。しかしそこで相手に激怒してもかえって嫌がられるだけです。そんなときは落ち着いて事情をきちんと話し、自分がやってほしいことをはっきりと言いましょう。

のんびりしている国民性。適当なこともありますが、決して悪気があるわけではありません。ここはアイルランドなのです!やってはいけないコトを踏まえながら郷に入れば郷に従えです。そうすればアイルランドが一層面白くなります。

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【アイルランド一口メモ】
日本にも数多くある「アイリッシュパブ」の存在で、少しだけ身近に感じられるかもしれない国「アイルランド」。あの黒い「ギネスビール」発祥の地である他、アイリッシュウイスキーも有名で、ウイスキー発祥の地とも言われています。イギリスのすぐ西側に位置し、イギリスの支配が長かったことからよく比較されるようですが、アイルランド独自の文化を誇りに思っている方が多いようです。そんな本場のパブと独自の文化を、是非一度体感してみませんか?

<時間と費用>(目安)
●飛行時間:15時間30分以上(成田~ダブリン/1か所経由)
●旅行日数:5~8日間
●ツアー費用:約90,000円~約330,000円

アイルランドのツアーはいくつもあります。まずはどんなツアーがあるか探してみてはいかがでしょうか?

>>>アイルランドのツアーを探す(阪急交通社)
>>>アイルランドの現地オプショナルツアーを探す(H.I.S.)
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1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。

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