出発前に知っておきたい、台湾の水事情


日本人技師、八田與一氏によって作られた烏山頭ダム(烏山頭水庫)にやってきました。

当時、東洋一の規模を誇ったこのダムの完成によって、人々の暮らしはとても豊かになったそうです。普段何気なく使っている水ですが、台湾の水って日本と違うのでしょうか?今日は台湾の水事情のお話です。

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まず、水質についてです。日本の水がカルシウムやマグネシウムの含有量が比較的少ない軟水なのに対して、台湾の水はそれらを多く含む硬水です。それゆえ、ステンレスなどに水滴が残ると白くなったり、洗濯や料理には向かないとされています。硬水って身体にいいのでは?と思いましたが、浄水場の設備技術は日本ほど発達していないことや、建物の屋上に設置されているタンクの衛生上の問題から、浄水器を設置したり、いちど沸かしたものを飲むのが一般的です。

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路上には「加水站」という、無人給水スタンドをよく見かけます。なぜかロボット型ですが、お金を入れてガソリンスタンドのように給水する場所です。中には大きなフィルターが設置されていて、竹炭水などお水のタイプが選べます。20リットルで20元~40元ほど。私はいちども利用したことがないのですが、試してみる価値はありそうです。

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最近は、健康志向の人も増えてきました。コンビニやスーパーには、いろいろなミネラルウォーターがずらりとならんでいます。

台湾に住んでいると、二つの理由で、時々長時間の断水(停水)があります。まずは台風などが来て大雨が降り、ダムの水が濁って供給できない場合。なので急激な大雨が2、3日続いたときは注意が必要です。台風時ミネラルウォーターは(カップラーメンも)品薄状態になるので、お早めのご準備を。

そしてもうひとつは、水道管の工事や屋上タンクの掃除など、前もって予告され始まる断水です。でも時間通り始まらず、時間通り終わらないのが台湾流です。なのでこちらも前もって水をためておくことをお勧めします。

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最後に水道料金です。2か月にいちど請求が来ますが、うちの場合家族3人で約500元...日本円に換算して(1元3.5円とした場合)約1750円ほどとかなり安いです。節約しているわ訳ではなく、お風呂も毎日タブに貯めてたっぷりと使ってこの金額なので、なぜこんなに安いのかは未だ謎です。

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出発前に知っておきたいお国柄、そしてお水柄(?)うまく利用して楽しい台湾での時間をお過ごしくださいね。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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