イタリアの夏といえばコレ!ジェラートはもちろん、トマトやナスといった野菜も!

今年の夏は欧州全土が異常気象。

例年なら40度を越えたりもする真夏でさえ、まったく暑くなりません。

少し暑くなったと思っても雷雨がやってきたりして、すぐに気温が下がってしまいます。

暑いのが苦手な私には有難いんだけど...あんまり涼しいとちょっと心配。

さて、今年はちょっと異常ですが、例年ならイタリアの夏の食べ物といえば、こちら。

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この時期の街歩きのお供なら、何と言ってもジェラートです。

イタリア人は真冬でもジェラートを食べますが、やっぱり一番美味しく感じられるのは暑い時期。

真夏の有名ジェラート店は夜遅くまで人で賑わい、行列ができていることもしばしばです。

ジェラートの取り扱いがあるBarなどでは、お好みの味のジェラートとミルクをミキサーにかけて作るシェイクも人気。

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もっとサッパリしたものがお好みという場合は、こちらのヨーグルトもオススメ。

冷たく冷やして練ってあるヨーグルトは、食感はジェラートにそっくり。

上にフルーツやスナックを選んでのせて、自分好みのヨーグルトを作ります。

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自宅で食べる夏のドルチェといえば、こちら。マチェドニアです。

季節のフルーツを細かく刻んで、レモン汁少々とお砂糖少々、お好みで白ワインも少々加えて、全体に味を馴染ませたら出来上がり。

建国志向のイタリア人にも大人気の、夏の定番デザートです。

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甘いものはこのくらいにして、夏の食べ物もご紹介しましょう。

季節感を大切にするイタリアでは、野菜も旬のものにこだわります。

今では温室栽培で一年中似たような野菜が手に入るけど、太陽の恵みをいっぱいに受けた旬の夏野菜には到底かなわない!

というわけで、イタリアには季節の野菜を加工保存する方法が昔から盛んです。

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最もよく使われるのが、これ。トマトソースの瓶詰めです。

市場で新鮮な採れたてトマトを何キロも買ってきて、お好みでバジルやニンニクなどを加えてソースにして長期保存します。

冬でもスーパーに行けばトマトは手に入るし、市販のトマトソースだって買えるんですが、旬のトマトを使った自家製ソースの味は一度食べたら忘れられない特別な味なんです!

この味を一年中味わうために、真夏に数キロのトマトソースを仕込むのが、料理上手なマンマの夏のお仕事です。

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トマトソースを始め今では夏の間に保存食を仕込む人は少なくなりましたが、南イタリアに行くと古き良き習慣を引き継いでいるマンマたちがまだ沢山います。

南イタリア、プーリアで今も作り続けられている自家製保存食といえば、こちら。

輪切りにしたナスを太陽で干し、お好みでニンニクやオレガノを加えてオリーブオイル漬けにしたものです。

ナスも、旬は夏。

鮮やかな紫色に育った新鮮なナスを使うことが、美味しいオイル漬けを作る一番のコツなのです。

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基本的には夏といえば野菜ですが、暑い日に食べたくなるイタリア料理は他にも沢山あります。

一番人気なのは、こちらのインサラータ・ディ・リーゾ。お米のサラダです。

作り方は家庭によってそれぞれですが、爽やかな冷たいお米料理で中にはハムやチーズ、酢漬けの野菜などが沢山入っています。

夏になるとどの惣菜屋にもこのお米のサラダが並ぶ、定番の一品。

夏のイタリアで見かけたら、ぜひ一度お試しあれ。

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佐藤 モカ

イタリア・フィレンツェ在住。作家、フリーライター、マーケティング各種リサーチやコーディネートなど。2013年女児出産、現在育児奮闘中。

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