公開日:
最終更新日:
10年振りに復活!ベトナム・ホーチミンで2017年イチオシのナイトスポット「アオザイショー」
アオザイショーは2003年からはじまった、ベトナムの伝統衣装であるアオザイを着た男女が歩くファッションショーのようなもので、ナイトスポットの王道として日本人旅行者に人気がありました。しかし、約5年で閉幕。そして、10年の歳月を経て2017年に再び幕が上がりました。今回は新生「アオザイショー」をご紹介します。
アオザイショーの開催場所はグエンフエ通り。人民委員会庁舎やレックスホテルが建つ大通りで、夜は歩行者天国になって現地人や外国人の散歩スポットとしてにぎわっています。その一角にある建物にてアオザイショーは開催。2017年の1月に開催したばかりですが、すでにお客の入りは多く、全体の30%は日本人というから驚きです。
アオザイショーが開催される以前は、この場所はアオザイ博物館として知られていました。実は、アオザイショーはこの博物館の奥にあるステージで開催され、アオザイショーの見学者は博物館も自由に見学することができます。こちらには約80点のアオザイや冠婚葬祭時に着る伝統衣装があり、中北部に栄えたフエ王朝の皇族が着ていた服も飾ってあります。ショーの入場開始までは、博物館を見学して時間を潰すといいでしょう。
一昔前のアオザイショーはただ中央のランウェイを歩くだけでしたが、今年よりはじまったショーは、かなりバージョンアップしていました。例えばアオザイを着て歩くにもドラマ仕立てになっていて、アオザイの女子学生たちが談笑をして歩いていたり、とある青年と女性の恋物語を再現したりと細部までこだわっていて飽きることがありません。また、山岳に暮らす少数民族の生活の様子を表したプログラムもあります。
こちらはステージ全体が市場のような雰囲気に包まれています。このプログラムでは、最初は市場のおばちゃんが天秤棒を肩にかついで登場。その後、アオザイの女子学生や行商人、近所のおばちゃんなどが次々とやってきてランウェイは大賑わい。すると、突然演者がランウェイを超えて客席へ。行商たちも次々と客席の傍を歩きはじめます。ここからは観客もこの風景の一場面に溶け込んで、自由に行動することができます。演者たちと記念撮影することもできますし、行商からパンやスイーツなどを買うこともできます(すべて無料でもらえます)。
このほかにも民謡や弦楽器、打楽器などベトナムに古くから伝わる伝統を披露してくれます。最後は古代まで遡って、びっくり衣装の男性女性が登場!
絶対見る価値あるナイトスポットに仕上がっているので、ホーチミン滞在の一つ目の夜にアオザイショーを入れてみてください。
インフォメーション
名称:アオザイショー
住所:2F 77 Nguyen Hue St. Dist.1. Ho Chi Minh
公演:水曜、木曜、土曜、日曜(2017年3月現時点)
時間:20:30~22:00※開始時間が遅れた場合、終了時間も延長されます。
Rankingベトナム記事ランキング
-
古川悠紀
- ホーチミンに移住して自由気ままに生きています。ライター業と取材を生活の糧にしているためベトナム全土を駆け回っています。趣味はバドミントン!