1932年創業!台南情緒たっぷりなレトロデパート「林百貨」

今日は台湾南部の街、台南にあるちょっと変わったデパート「林百貨」をご紹介します!外観からして時代を感じさせるレトロなたたずまいですが、創業は1932年。当時日本統治下にあった台湾で、「末広町」と呼ばれていた現在の場所に、日本人経営者、林方一氏の手によって創立されたデパートです。

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南台湾最大のデーパートとしてにぎわいを見せた林百貨。おめかししてデパートへ行き、「流れる籠」と呼ばれた華やかなエレベーターにのることは、当時の市民にとってのステータスになっていたそうです。

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しかし太平洋戦争の敗戦により、林百貨は廃業。政府機関や空軍施設としてのお役目を果たしていたこともありましたが、その後建物は長い間、廃墟状態になっていました。館内では今でも当時を物語る空爆の爪痕が、生々しく残されています。

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その後、歴史的な建物を復活させようと、市政府による修復工事がは始まりました。そして2014年6月、林百貨は当時のモダンなスタイルと、現代の台南の要素を取り入れたここにしかないデパートへと生まれ変わったのです。それでは、館内をご紹介します。

1階

デパートの顔ともいえる1階には、台南らしく食べ物が並んでいます。地元の有名店や老舗のお土産がずらり。わざわざあちこち行かなくても、お土産の準備はここですべて済みそうです。

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2階

クリエイティブな雑貨が所狭しとならぶフロア。メイドイン台南のグッズや、林百貨とコラボしたここでしか手に入らないオリジナルグッズも!このフロアには、台南の有名な茶芸館「奉茶」のドリンクスタンドもあります。

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3階

アクセサリーや靴などの服飾雑貨やコスメが並ぶフロア。メイドイン台湾のオーガニック石けん「阿原」やメイドイン台南の「大巷香草夢工房」の石けんもこちらです。

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4階

モダンな雰囲気の「林??」から、コーヒーのいい香りが漂っています。台南関係の書籍を多く取りそろえた小さな書店と、定期的に展示内容が替わる催し物コーナーもこのフロアです。

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5階

屋外になる5階は、レストランのフロアです。そして6階へは階段で!

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6階

最上階には、オリジナルポストカードやキーホルダーなどの雑貨を取り扱う小さなショップがあります。そしてもうひとつ、林百貨の大きな特徴...それは、神社です。林百貨のオープンを目前に病に倒れてしまった林氏。ここには当時、林氏の遺骨が納められ、婦人が毎日商売繁盛を祈願していたんだそうです。

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ここから、昔と大きく姿を変えたであろう台南の景色を一望することができます。台南にお越しの際は、歴史に触れながらショッピングも楽しめるちょっと変わったデパート「林百貨」へもぜひ足を運んでみてくださいね。

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ロータス

ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。

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