長崎/冬の一大イベント「長崎ランタンフェスティバル」

今年もランタンフェスティバルが開催されました。
期間は2月8日から22日まで。
百万人が訪れる冬の一大イベントになりました。


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「長崎ランタンフェスティバル」、誰がネーミングしたんだろう?


元々、旧正月や中国春節に便乗した長崎のイベントなのだが、漢字で長崎春節とか言っても暖かみやメルヘンチックな気分が伝わってこない。
まして提灯祭りや提灯フェスティバルでは冬の季節感も無く、提灯屋の見本市みたいなイメージになってしまう。


やっぱりネーミングは大事ですな!


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長崎でのお食事は、年中赤い提灯(ランタンとは呼びません)がぶら下がっている老舗、「吉宗(よっそう)」の茶碗蒸しはいかがでしょうか。


長崎の商店街・繁華街と言えばやはり「浜んまち」でしょう。
ただ、近年は大型のショッピングセンターが駅前や大波止、郊外にも進出し、老舗の経営も厳しい状況にあるようです。


そんな浜んまちにはアーケードが十字に交差しています。
ひとつは鉄橋から油屋町に向かって伸びる「浜市アーケード」、もうひとつは岡政デパートと満足屋洋服店から第一勧業銀行の方に伸びる「観光通りアーケード」です。


ランタンやオブジェで飾られたアーケードですが、両アーケードが交差する部分にはよく見ると教会を模したデザインが施されています。
石組のアーチと要石、側廊の窓、中央にバラ窓があります。


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バラ窓はツバキの形で中央にアジサイ、周囲に白い花。かなり凝ったデザインですね。
(白い花が何かは分かりません。長崎に関連するものだと思うのですが・・・。)


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子供の頃、観光通りアーケードは片屋根式で中央部分は開いていました。
雨降りは傘が必要。
現在の形になったのは長崎大水害があった昭和57年(1982年)10月、大水害からわずか3ヶ月後。
水害復興のシンボル的な意味も有り、工事は急ピッチで進められたのではないでしょうか。


教会の中に真っ赤なランタンやオブジェ。
本物の教会ではあり得ない風景ですが、そこは「和・華・蘭(わからん)」と言われる長崎の文化。
小さなことはあまり気にせず良いものは積極的に取り入れ、私たちを元気にしてくれます。


※ご注意
現在、観光通りは、「ベルナード観光通り」と呼ばれています(ベルナードって何もん?)。
岡政デパートは長崎大丸となり、2011年惜しまれながらも閉店。
現在は「ハマクロス411」という複合商業施設に生まれ変わりました。
満足屋洋服店もとうに閉店。現在はマクドナルド。
第一勧業銀行長崎支店は日本勧業銀行から第一勧業銀行へ、最後はみずほ銀行となり2005年閉店。跡地はコンビニとドラッグストアが営業中。




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