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ちょっと贅沢な古都・金沢の旅
いざ出発。JR大阪駅からJR金沢駅へ約2時間40分の列車旅
JR大阪駅よりサンダーバードでJR金沢駅に向かいます。北陸新幹線開業で注目を浴びるJR金沢駅は2011年にアメリカの旅行雑誌「トラベル&レジャー」で、世界で最も美しい駅14選の6位に選出されております。
JR金沢駅を出て、「もてなしドーム」と「鼓門」を通り抜け後ろを振り向くと、雪吊と鼓門、もてなしドームを併せてご覧頂けます。
「もてなしドーム」は、雨や雪の多い金沢で「金沢を訪れた人に雨傘を差し出すもてなしの心」を表現し、「鼓門」は、伝統芸能「加賀宝生」に使われる鼓をイメージしているようです。
ホテル日航金沢へ
JR金沢駅の全景を見た後、駅に背を向けると「ホテル日航金沢」が目に入ります。
徒歩約3分、交差点を一つ渡ると到着です。ホテルの扉をくぐると煌びやかなロビーとフロントに目を奪われます。
当ホテルでは季節に合わせて定期的に飾り付けを変えているようです。
今回の「リュクス」というフロアでは、カードキーをかざしてフロアに入るシステムとなっています。
従って、他の階の宿泊客は当フロアに入ることができない為、静かな空間で過ごすことが可能です。
当フロアは26階以上にあり、客室の広さは31平方メートルと、金沢市内のホテルでは最も高く、最も広い客室です。
ベッドは「シモンズ社製」を採用しており、アメニティには「タルゴジャポン」を取り入れています。
窓からはさえぎるもののない圧巻の景色を見下ろせます。北側のお部屋からは、真上から見るJR金沢駅と時折垣間見える北陸新幹線を、南側のお部屋からは金沢城公園に兼六園、近江町市場を見ることが出来ます。
朝食は約30種類の和・洋のバイキング。特に、全てがホテルメイドのオリジナルパンや、オリジナルメニューの「車麩のフレンチトースト」は人気が高いです。
トリップアドバイザーの『朝食のおいしいホテル』で5年連続20位以内に入賞している自慢の朝食です。
前田利家公と正室お松を祀る尾山神社へ
明治時代、旧加賀藩士により前田利家公の功績を後世に伝えるために造られた尾山神社には、利家公のほか、平成10年に正室のお松も祀られております。その他、境内には利家公の銅像や神社には珍しいギヤマン張りを施した神門があります。こちらは兼六園とともに金沢市のシンボルともなっています。
夕食は金沢の老舗料亭「金城樓」へ
夕食は金沢の老舗料亭「金城樓」へ。
金城樓は前田利家公の長女に婿入りした前田対馬守の子孫が住んでいた地にあります。
趣のある入り口を抜けて玄関に入ると屏風の出迎えが。
四季それぞれに異なる屏風を展示しており、伺った際は鶴の屏風が飾られていました。
夕食は2階の「末広の間」にて。
こちらは昭和3年に御大典記念に竣工した由緒ある佇まいの「不二庵」を当時のまま残したものとなっております。
室内は一面赤壁で、こちらは現存のものしかなく、修復も再現もできない大変貴重なものです。
その他、室内には一つ一つ手作りの意匠を凝らした欄間や井波彫刻を施した美しい作品があります。
また、庭を見下ろすと豊臣秀吉が愛でたと言われる、秀吉と前田利家公のつながりを示す不二石があります。
いよいよ金沢芸妓の鑑賞です
このような非常に由緒と伝統のある場所で加賀料理を食べることが可能です。
また、食事をしながら目の前で金沢芸妓を鑑賞することが出来ます。
鑑賞後は、芸妓さんがお酒を注ぎながらお話して下さいます。
食事を終えた後にも発見の楽しみを
どうしてこのようなところにあるのか、狩野探幽の掛け軸や九谷焼が展示されています。
九谷焼は、昭和29年から未来の巨匠になるかもしれない方々から毎年収集しているそうで、中にはその後大成された方もいるそうです。焼き物好きの方にはまたとない展示なのではないでしょうか。
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