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古代の謎を解く空の旅へ!セスナ機に乗って世界の七不思議「ナスカの地上絵」を観賞しよう。
こんにちは。今回は南米ペルーの誇る世界遺産『ナスカの地上絵』をご紹介します。
ナスカの地上絵は、紀元前200年から紀元後800年のナスカ文化の時代に描かれたものですが、一体誰が何のために書いたのか?などの詳細は未だに謎に包まれたままです。
一つの絵の大きさは全長50mから200mくらいがほとんどで、最大のものでは285mの鳥類の絵が残されています。あまりにも巨大な絵が多く、空から見下ろすことで初めて地上絵の全体像が把握ができるので、天の神に捧げた儀式的なものではないかという説もあります。
また、雨のなかなか降らない砂漠の地で、天の恵み「雨乞い」の意味があったのではないかとも言われています。
私たちがもしこの地を訪れたら、セスナ機に乗って上空を旋回しながら地上絵を見ることになります。
ナスカの街だけではなく、首都リマからバスで4~5時間の街ピスコやイカからもセスナ機が飛んでおり、リマから日帰りで観光することも可能です。セスナ機に乗る時は一般的な空港と同様で、厳しいセキュリティチェックがありパスポートも必要ですのでお忘れなく。
パイロットは日本人観光客のために「ウチュウジン、ミギ!」「サル、サル、ハネの下!」など、片言の日本語で私たちに地上絵の説明をしてくれます。
それでも全部を探すことは困難で、巨大な地上絵も上空から見ると意外と小さく、肉眼で確認できる大きさは手のひらサイズくらいになります。
また、セスナの激しい八の字旋回により乗り物酔いしてしまうことも多いので、酔い止めを服用するのも効果的です。かなりの揺れの中、地上絵を完璧に写真に収めるのもなかなかの困難を極めます。
カメラのレンズ越しでは見逃すことも多いので、まずはしっかり自分の目に焼き付けて、古代の謎を解く空の旅を楽しんでくださいね。
(文:南まい)
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